心の山と技術の山を登る。東海大学4年生たちがJordan Brand「TRIANGLE」で感じた次の一歩
NIKEの歴史やプロダクトストーリーを販売スタッフへ伝える活動「EKIN」の一環として、「Jordan EKIN University」が開催された。会場にはNike直営店「World of Flight」とアルペンのスタッフが集まり、Jordan Brandの新商品「TRIANGLE」について学び、実際に着用しながらその機能を体験した。
ゲストとして登場したのは、東海大学男子バスケットボール部の入野貴幸監督、そして4年生の轟琉維、ルーニー慧、尾﨑匠朗。商品説明、トークセッション、クリニックを通じて浮かび上がったのは、一足のシューズがプレーを支えるだけでなく、選手たちの成長や次のステージへの意識とも深くつながっているということだった。

TRIANGLEネーミングの意味
TRIANGLEは、90年代2度のNBA3連覇を成し遂げたシカゴ・ブルズが採用したシステム、トライアングルオフェンスから着想を得たJordan Brandの新モデル。ボールを持つ、持たないにかかわらず、コート上のあらゆる動きに対応する“ポジションレス”な一足として開発された。
前足部にはZoomX、かかとにはZoom Airを搭載。Cushlon 3.0が足裏を支え、カーボンメッシュのアッパーやシャンクプレートが、軽さ、安定性、フィット感を支える。屋内外で使用できるハードラバーアウトソールも特徴だ。価格は18,480円(税込)。7月2日にJORDAN直営店舗とアルペングループで発売される。

EKIN Universityが目指したもの
今回のJordan EKIN Universityのゴールは、参加した販売スタッフがTRIANGLEを自信を持って販売できるようになること。
単なる商品説明ではなく、実際に履き、動き、東海大学の監督・選手たちの言葉を聞くことで、スタッフ自身が体感を持って商品の魅力を伝えられるようになる。その意味で、今回のイベントは「売るための研修」ではなく、「伝えるための体験」だった。

入野監督が語った“心の山と技術の山”
プロ選手を多く輩出している大学バスケットボール界の名門東海大学。入野監督が指導で大切にしているのは、陸川章前監督から受け継がれてきた「心の山と技術の山を登っていく」という考え方だ。
「バスケットボールを通して、心の山と技術の山を登りながら、日本を元気にしていくとか、楽しんでもらうことを大事にしたい」
厳しさだけでバスケットから離れてしまうのではなく、もう一度バスケットの楽しさに気づくこと。そのうえで技術と人間性を高めていくこと。東海大学の4年生たちは、その山を4年間かけて登ってきた存在でもある。

4年生3人を選んだ理由
今回のイベントに4年生3人が参加した理由について、入野監督はこう語った。
「4年間で心の山と技術の山を登ってきた子たちなので、こういう場でより人間性が発揮されると思いました」
尾﨑は教育実習を経験し、一皮むけた存在となりプロをも目指す。轟とルーニーは、Bリーグ一本で勝負する覚悟を持っている。入野監督は、彼らがこの場で経験値を積むことが、人生の積み重ねになっていくと考えていた。

TRIANGLEを履いた東海大のリアルな声
トークセッションでは、TRIANGLEの印象についても語られた。
入野監督は、100分授業を2コマ行い、そのまま夕方から練習に立つ日常を踏まえ、「長時間履いていても負担が少ない」と評価した。
轟は「グリップや安定性があって、すごく履きやすい」と話し、ルーニーは「履いた瞬間のフィット感が良かった。ジャンプやターンでも気にならないくらいフィットしている」とコメント。尾﨑は「スピードを出して切り返すタイプだが、それにもしっかり対応してくれる」と語った。
トッププレーヤーたちが共通して挙げたのは、スペックそのものよりも“自分のプレーに合う感覚”だった。

ルーニー慧「負けた後にどう立ち上がるか」
ルーニーが4年間で最も成長したと感じているのは、メンタルの部分だ。
「負けた後とか失敗した後にどう立ち上がるか。以前はただ落ち込むだけだったけれど、東海に来てからは、負けた中にも良い部分があるし、勝っても反省する。次に活かすというメンタルを学びました」
高校までは得点を取るプレーヤーだったが、現在はゲームをコントロールし、周りを活かすガードを目指している。埼玉の地域チームから積み上げてきた彼が伝えたいのは、環境に左右されず、好きだからこそ続けることの強さだった。

尾﨑匠朗「地域に貢献できる選手へ」
尾﨑が東海大学で最も成長したと感じているのは、人間性の部分だ。
「ミスした後の行動や、周りの人たちに与える影響を常に考えるようになりました」
今シーズンの目標はインカレ優勝。そして自分たちの代だけでなく、3年生以下に何を残せるかを考えている。
次のステージでは、小柄な選手としてハードワークし、子どもたちの目標になること。そしてプロ選手としてだけでなく、チームや地域に貢献できる選手になることを目指している。

轟琉維「日本代表のポイントガードになりたい」
轟は、2年生からスターターとしてプレーし、キャプテンも経験してきた。その中で学んだのは、リーダーシップと責任感だった。
「プレーで見せるだけではダメで、自分が思っていることをちゃんと伝えないといけない。喋るのは苦手ですが、下級生とコミュニケーションを取ってリーダーシップを取るようにしています」
東海大学で得たものとして挙げたのは、チームで守り、チームで戦う大切さ。そしてポイントガードとして、誰を活かすべきか、どんなセットを使うべきかという判断力だった。そして次の目標は明確だ。
「Bリーグで活躍して、日本代表のポイントガードになりたい」



一足のシューズがつなぐ、次のステージ
TRIANGLEは、ポジションレスな現代バスケットボールに向けたシューズだ。だが、この日、東海大学の4年生たちが語った言葉は、シューズの機能を超えていた。
フィット感、グリップ、安定性。自分のプレーに合う一足を選ぶことは、自分自身のプレースタイルを理解することでもある。
Jordan EKIN Universityは、販売スタッフが商品を理解する場でありながら、選手たちにとってもまた、自分たちの現在地と次のステージを言葉にする場となった。
心の山と技術の山を登ってきた東海大学の4年生たちは、TRIANGLEを履き、また次の一歩を踏み出していく。

- 心の山と技術の山を登る。東海大学4年生たちがJordan Brand「TRIANGLE」で感じた次の一歩
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TEXT by Rintaro Akimoto
PHOTO by Kentaro Kondo
























