『ADIDAS EUROCAMP 2026』 ベネディクト研一郎、ハウエット凪音の2選手が感じた“世界最高峰”
アディダス バスケットボールが主催する、NBAドラフトを目指す世界各国のトッププロスペクトが集うグローバルショーケースイベント『ADIDAS EUROCAMP 2026(アディダス ユーロキャンプ 2026)』が、6月5日から7日までの3日間、イタリア・トレヴィーゾで開催されました。日本からは、世界で戦える日本人プレーヤーの育成を目的としたプロジェクト「ADIDAS NATIONS TOKYO」の選抜選手として、ハウエット凪音選手(Boogie’s Basketball U18)、ベネディクト研一郎選手(St. George’s School/米国)の2名が参加しました。

今年で19回目を迎えたADIDAS EUROCAMPは、アメリカ国外で唯一、公式に認可されたNBAドラフト前のショーケースキャンプです。世界中から選ばれたエリートプレーヤーが集い、NBAやユーロリーグで活躍する選手やコーチから直接指導を受けるほか、NBA全30チームのスカウトをはじめ、ヨーロッパ各国のクラブ関係者やエージェント、メディアなど100名を超える関係者が来場。次世代を担う才能を見極めるべく、会場には常に熱気と緊張感が漂っていました。
今年のキャンプは、合計73名の選手が6チームに分かれて実施されました。NBAドラフトを目指すヨーロッパのプロスペクトで構成される「EUROCAMP」が2チーム(平均年齢19.7歳・平均身長201.3cm)。Adidas Next Generation Tournamentから選抜された「NEXT GEN」(平均年齢18.0歳・平均身長201.2cm)。アメリカのアディダスのグラスルーツプロジェクト「3SSB CIRCUIT」から選抜された高校生世代による「3SSB SELECT」(平均年齢17.2歳・平均身長200.1cm)。オーストラリアのNBL Next Starsプログラムを中心に構成された「NBL NEXT STARS」(平均年齢19.5歳・平均身長200.2cm)。ここには、BリーグがNBLと締結したパートナーシップによる連携施策の一環として、今西優斗選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)も参加しました。そして、日本を含む10か国や地域の選手で構成された「TEAM WORLD」(平均年齢19.2歳・平均身長198.0cm)には、ハウエット選手、ベネディクト選手が所属しました。キャンプ全体の平均身長は200.4cm。15歳から22歳までのトップタレントたちが、世界最高峰の舞台で自身の価値を証明するために競い合いました。
今年は、ドイツ代表経験もあるフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)、2025年NBAドラフト全体3位指名のVJ・エッジコム(フィラデルフィア・76ers)、ユーロリーグを代表するマイク・ジェームズ、そしてクリーブランド・キャバリアーズの現役ヘッドコーチ、ケニー・アトキンソン氏ら、世界最高峰の舞台で活躍する豪華ゲストも参加しました。中でも選手たちの注目を集めたのがVJ・エッジコムです。2023年のADIDAS EUROCAMPでMVPを受賞し、その後ベイラー大学で1シーズンをプレーし、2025年NBAドラフトで全体3位指名を受け、フィラデルフィア・76ersへ入団。わずか3年前まで同じコートでプレーしていた選手が、今ではNBAプレーヤーとして後輩たちへメッセージを送る姿は、ADIDAS EUROCAMPが世界へ羽ばたくための登竜門であることを象徴していました。
選手たちは3日間で、身体測定、アスレチックテスト、ワークアウト、そして実戦形式のゲームに臨みました。NBAコーチ陣が担当するワークアウトは、トランジションやピック&ロール、スクリーンプレーなど実戦を想定した内容が中心。細かな指示は少なく、高い理解力、判断力、コミュニケーション能力が求められる、まさにNBAレベルを意識したプログラムとなっています。
ハウエット選手とベネディクト選手が所属したTEAM WORLDは、日本、中国、フィリピン、イタリア、スペイン、クロアチア、カメルーン、セネガルなど10か国や地域の選手で構成された即席チームです。各選手が異なる文化やプレースタイルを持つ中、限られた練習時間でチームを作り上げ、NBL NEXT STARS、EUROCAMP、3SSB SELECTと対戦。勝利には届かなかったものの、世界トップレベルの選手たちと戦う中で、個人としての課題だけではなく、短期間でチームを機能させる難しさや、世界基準のフィジカル、判断力、自己表現力を肌で体感しました。
また、この舞台では試合でのプレーだけでなく、コート外での姿勢やコミュニケーション、限られた時間の中で自分の価値を示す力も評価対象となります。世界中のスカウトや関係者が見守る環境の中で過ごした3日間は、両選手にとって技術面だけでなく、人としても大きく成長する貴重な経験となりました。
世界との差を知るだけではなく、世界で戦うために必要な基準を知ることができた3日間。今回得た経験は、ハウエット選手、ベネディクト選手が今後さらに高いステージを目指す上での大きな財産となるはずです。ADIDAS EUROCAMPは、未来のNBAプレーヤーを輩出し続ける世界最高峰のショーケースとして、これからも世界中の若き才能が挑戦する舞台であり続けます。

ハウエット 凪音 選手
「プレータイムをなかなかもらえない苦しさもたくさん感じましたが、その中でも自分にできることを全力でやろうと思い、毎日をやり切りました。キャンプ全体を通して、1対1の場面では抜こうと思えば抜くことができましたし、ポイントガードとしても自分にできることがあると感じることができました。ただ、自分に足りない部分も多く見つけることができたので、これからの自分に必要なこともたくさん気づくことができました。体の小さいポイントガードとして世界で戦っていくためには、もっと体を大きくしていかなければならないとあらためて強く感じました。本当に、一生に一度しかないような経験をさせてもらうことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。これから必ず成長し、将来的にはプロの舞台で活躍できる選手になりたいと思っています。」

ベネディクト 研一郎 選手
「自分にとって一番大変だったのは、チームでの自分の役割を受け入れることでした。正直、もっとプレータイムをもらえて、もっと得点できると思っていました。でも、それは叶いませんでした。一番難しかったのは、限られた出場時間の中でベストを尽くすことでした。自分は何か一つのプレーが飛び抜けて優れている選手ではないと思っていますが、このキャンプでは特にディフェンスの良さを示すことができたと思います。最後の試合の第4クォーターでは、『もう失うものは何もない。とにかく何かを起こそう』という気持ちでプレーしたことで、いい結果につながりました。だからこそ、最初の試合からあの気持ちでプレーできていればよかったと感じています。アディダスユーロキャンプと普段の代表活動との一番の違いは、全員がトップレベルの選手だということです。代表チームでも各国のベストな選手が集まりますが、このキャンプでは、それぞれの国を代表するトップ3クラスの選手たちが一つのチームを組んでいます。ほぼ全員がNCAAディビジョン1のトップレベルでプレーできる実力を持った選手たちでした。そのような環境で多くの素晴らしい経験を積むことができたので、これからさらに努力を重ね、来年は必ずこの舞台に戻ってきたいと思います。」

2026 ADIDAS EUROCMAPに参加した全選手写真集合写真


キャンプの豪華ゲスト陣。フランツ・ワグナー(上写真:一番左 / 下写真:左から2番目)、VJ・エッジコム(上写真:左から2番目 / 下写真:右から2番目)、マイク・ジェームズ(上写真:右から2番目)、ケニー・アトキンソンHC(上写真:一番右)

今回のキャンプでBEST5やMVPなどで表彰された選手たち。

フィル・ハンディーら10名のNBAコーチを含むレジェンドコーチたちが各チームを指揮








- ADIDAS EUROCAMP 2026
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アディダスバスケットボールが開催するアディダスユーロキャンプは、アメリカ国内以外で公式に認可された唯一のドラフト前のキャンプです。全世界のエリートプレーヤーを招待し、スカウトの前で現役のNBAコーチやプレーヤーから指導を受けることができるだけではなく、NBAやユーロリーグを含む世界中のいくつかのチームのゼネラルマネージャーの訪問はもちろん、主要な世界的なメディアからの露出があります。前回開催のアディダスユーロキャンプには、100人の選手が参加し、エージェント、130人のコーチ、290 人以上のNBAとヨーロッパのゼネラルマネージャー、スカウト、スタッフが集結しています。過去15 年間に150 人以上のNBA、またはユーロリーグでプレーするプレーヤーを輩出している世界最高峰のキャンプ。












