ADIDAS NATIONS TOKYOから世界へ – ハウエット凪音とベネディクト研一郎がadidas EuroCamp 2026に参加

ADIDAS NATIONS TOKYO 2026 SPECIAL CAMPを経て、ハウエット凪音とベネディクト研一郎の2名が、2026年6月5日から7日にイタリア・トレヴィーゾで開催される「adidas EuroCamp 2026」への参加選手として選出された。

adidas EuroCampは、NBAスカウト、ヨーロッパ各国のトップクラブ、NBAアシスタントコーチらが一堂に集まる、世界最高峰クラスのスカウティングキャンプだ。
会場にはNBA全30チームのスカウトが集まり、選手たちは“人生を変える3日間”へ挑む。



ヨーロッパのトッププロスペクト、アメリカのadidas grassroots elite、世界各国から選抜されたTeam Worldが集結し、NBAレベルのコーチング、スクリメージ、ワークアウトを行う。過去にはNBAドラフト上位候補や、現在NBAで活躍する選手たちも数多く参加してきた。
今年のEuroCampでも、アメリカからはすでにNCAA Division1進学を決めているトップタレントたちが参加予定。世界各国の選手たちが、限られた時間の中で自身の価値を証明しようと競い合う。

その舞台へ、日本から挑戦するのがハウエット凪音とベネディクト研一郎だ。
ADIDAS NATIONS TOKYOは、その世界への入口として2018年よりスタート。Future Bound Classic、国内トレーニングキャンプ、海外プログラムを軸に、日本の若手選手たちへ“世界基準”の経験を提供してきた。








今年で4回目となるSPECIAL CAMPには、国内外から選抜されたU19世代の選手たちが参加。会場となったトヨタアリーナ東京では、EuroCampで20年以上コーチングディレクターを務めるBill Bayno氏をヘッドコーチに迎え、2日間にわたるトレーニングとオールスターゲームが実施された。
Bayno氏はこれまで、Jordan Ott、Nick Nurse、Chris Finch、Ime Udoka、Kenny Atkinsonら、現在NBAで活躍するコーチ陣とも長年仕事をしてきた人物。今回のキャンプでも、単なるスキルトレーニングではなく、“世界で戦うためのスタンダード”が選手たちへ提示された。

英語で進行される練習、絶え間ないコミュニケーション、リアクション、意思表示。
「コーナーと呼んでからシュートを打て」
「コンタクトを受けたら声を出せ」
「自分からコミュニケーションを取れ」
そうした“当たり前”を徹底的に求められる環境だった。

adidas Japanでスポーツマーケティングを担当する山田拓也氏は、今回のキャンプについてこう語る。
「ただプレーが上手いだけでは、世界では評価されません。コーチが何を求めているかを理解し、自分を表現し、周囲とコミュニケーションを取れるか。その部分が、今後ますます重要になっていくと思います」

今回の選考基準も、単なるゲームパフォーマンスだけではなかった。
「海外で挑戦したいという意思や、異なる環境の中でどれだけ自分を出せるかを重視しました。ユーロキャンプは短い期間の中で、自分を表現しなければいけない世界。プレーだけではなく、順応力やコミュニケーションも重要になります」


特に今回選出されたハウエット凪音については、その“姿勢”が高く評価されたという。
「彼は2年前にもこのキャンプに参加していて、ユーロキャンプへ行きたいという気持ちをずっと持っていました。今回は初日から率先して声を出し、チームを引っ張っていた。普段のキャラクター以上に、自分から前へ出ようとしていたのが印象的でした」

一方で、Bill Bayno氏の強い推薦によって選出されたのがベネディクト研一郎だ。外部推薦という形で加わったベネディクトもまた、世界基準のポテンシャルを持つ選手として高く評価された。
今年のキャンプでは、日本選手の強みと課題も改めて浮き彫りになった。
クイックネス、判断力、ハードワーク、競争心。

一方で、世界基準の環境において求められる「自己表現」「順応力」「コミュニケーション」の部分には、まだ伸びしろがある。
だからこそ、ADIDAS NATIONS TOKYOは続いている。
山田氏は最後にこう語った。
「進路を決めるためのキャンプではありません。世界に触れて、自分の可能性を広げるきっかけになってほしい。それが、このプロジェクトで一番大事にしていることです」
東京で得た経験を武器に、2人はこの夏、世界最高峰の環境へ挑む。
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TEXT & PHOTO by Rintaro Akimoto













