TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022 PLAYOFF Report
MAMUSHIです!今月末の10月29日(土)-30日(日)には、いよいよリニューアルを終えたYOYOGI PARK PLAYGROUNDのお披露目イベント兼ALLDAYの開催が控えている中、今回は去る2022年9月17日(土)に開催したTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022 PLAYOFFのレポートをお届けしようと思います!最新のALLDAYのいい予想材料になるのではないでしょうか。それでは早速いってみましょう!
まずは、今シーズンに参戦してくれたチームやボーラー、各チームの関係者のみなさま、現場やIG LIVEで熱狂してくれたファンのみなさま、そして内外からこのリーグをサポートしてくれた数々のサポーターのみなさまに厚く御礼申し上げます!みなさまが力を寄せてくれて今シーズンも無事に最後まで戦い切ることができました、ありがとう!そしてこの2年間、ストリートボールのコミュニティを散々遊ばせてくれたTOKYO SPORT PLAYGROUND/AIR RAID COURT、そしてこのパークやコートを管理していたみなさまもありがとう!コロナ禍で閉塞していたシーンにカンフル剤を打ち込んでくれた存在でした。閉園してしまったことは残念だけど、この2年間の学びは今後YOYOGIや日本中のプレイグラウンドに継承していけるようにしたいと思ってますよ。
さて、本題のTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022 PLAYOFFの模様にいってみましょう!8月の14日(日)と21日(日)に開催したレギュラーリーグを勝ち上がってきた8チームによる1DAYトーナメントが、今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022のプレイオフレギュレーション。BLOCK AからはCRAYONとYOYOGI PARK BALLERS、BLOCK BからはTOKYO BEASTとUNDERDOG、BLOCK CからはTeam-SとVELTEX TOKYO、そしてBLOCK Dからは44STREETとS.H.U SENDAIといった8チームによる争いでございます。2022年9月17日(土)のプレイオフ当日、台風の影響で予定よりもゲーム開始時間を早めてのスタートとなったけど、この日はTOKYO SPORT PLAYGROUND自体のフィナーレイベントということでこちらストリートボールコミュニティはもちろんのこと、隣のスケートパークでも老若男女のスケーターコミュニティが盛況にやっていて、お互いのコミュニティのムーヴやトリックメイクに沸き合うようなストリートコミュニケーションもあったり。結局ゲーム中に雨が降ることはなくて幸いだったけど、9月中旬にしては日差しが強すぎる炎天下で「夏アゲイン!」といった錯覚を起こすような中で展開されたゲームの模様に写っていきましょ!まずはトーナメント1回戦です!
プレイオフトーナメントのGAME1は、CRAYON(BLOCK A/1位)vs VELTEX TOKYO(BLOCK C/2位)の一戦!序盤を取ったはCRAYON!スコアラーの#23 Spencer Jenningsに、このゲームが日本でのラストゲームで渡米が決定してる#2 RYAN TANA、そして新加入の#1 KUROを中心にファーストブレイクや3Pで加点して、#23 Spencer Jenningsはこのゲーム14得点!後半に入ってもリードをキープしてたCRAYONだったけど、ゲーム残り1分までのVELTEX TOKYOの集中力が素晴らしく、ゲームタイム残り31秒でいよいよ同点に追いつくことに成功!チームファール累積で得たフリースローを決めたのはVELTEX TOKYOの #44 Syusukeで、これで1点リードを奪ったVELTEX TOKYO!CRAYONもチームファール累積でフリースローを得るもこれを失敗し、その後タイムアップの瞬間まで逆転ショットを狙うもこれも決まらず、結果29-28でVELTEX TOKYOで逆転勝利でベスト4進出決定!昨シーズンのファイナリストだったCRAYON、今シーズンはベスト8となった。
続いてGAME2はTOKYO BEAST(BLOCK B/1位) vs S.H.U SENDAI(BLOCK D/2位)!このカードは昨シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEで、予選リーグで対戦していて、そのときはS.H.U SENDAIが大差で勝利してる。レギュラーリーグをUNDERDOGとBALCKTOPがいる中で1位抜けを果たしたTOKYO BEASTに期待したけども、この日はレギュラーリーグでチームのスコアリングリーダーだった#7 KIICHIが不発で0得点。#4 HARASHOWが3Pを2本決めたのが一番の得点源で、ゲームを通して11得点しか取れずダブルスコアで敗退。快勝したS.H.U SENDAIは#14 TAKAがこのゲーム8得点、次いで#17 SHINが7得点だった。
GAME3ではTeam-S(BLOCK C/1位) vs YOYOGI PARK BALLERS(BLOCK A/2位)が激突!YOYOGI PARK BALLERSの一員として今シーズン参戦の#69 YUKKEのYouTubeチャンネルから見事なフルハイライトビデオが出ているので、このゲームに関してはそれを観てもらうのが一番分かりやすいだろう。今シーズン5on5のチーム力は一番仕上がっていたのはTeam-Sだったと思うけど、勝負どころの1本を現エースの#5 K2Oが決めきれなかったのだから仕方がない。願わくばラストは得意のリングアタックを見たかった。ラストまで1ゴール差を争った好ゲームは、今回は17-16でYOYOGI PARK BALLERSが勝ち切った!
プレイオフトーナメントの1回戦のラストゲームは44STREET(BLOCK D/1位) vs UNDERDOG(BLOCK B/2位)のGAME4!UNDERDOGはリーダーで絶対的エースのDAISUKEがBリーグ参戦準備期間でこの日は不在。代わりにTOKYO DIMEなどでプレイ中の#0 益子輝楓が参戦。レギュラーリーグでも好調だった#21 NEKIはこの日も3P2本を含む10得点でチーム最多得点!しかしながら前半終わって17-11で44STREETがリード、後半に入ると一気にギアを上げて結果37-27と二桁リードを奪っての44STREETの完勝だった!リーダーでエースの#34 KKは3P2本含む14得点!これで今シーズンのベスト4が出揃った!VELTEX TOKYO / S.H.U SENDAI / YOYOGI PARK BALLERS / 44STREETだ!
さぁ、ここからはベスト4によるセミファイナル!NIKE製のTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022オリジナルユニフォームを着用してのステージです!まずはVELTEX TOKYO vs S.H.U SENDAIによる一戦!おそらく初の対戦だっただろうこのカード。VELTEX TOKYOのリーダー#1 Syusukeはなんと前半5分だけで10得点を上げ、序盤戦リードに大貢献!ただ同時に3ファールともなってしまい、ベンチに下がらざるを得なくなりこれがキツかった。それでも前半終わって18-13でVELTEX TOKYOがリード!ただ後半に入ると、チームDFがじわじわ効いてきたのかS.H.U SENDAIがファーストブレイクを連発し、とうとう前半以来の同点に追いつくことに成功!さらにそこからリーダーの#1 TAKAが連続スコアで一気に5点リード!結局このリードを守り切ったS.H.U SENDAIが2シーズン連続ファイナルに進出決定!惜しくもベスト4という結果に終わったVELTEX TOKYOだったけれど、#1 Syusukeと#2 haruは見事なガード陣で、#5 SHINGOと#9 Shienは勇猛なフォワード陣だった!
一方のセミファイナルでは、YOYOGI PARK BALLERSと44STREETが激突!このゲームもYUKKEのYouTubeチャンネルにフルハイライトビデオがあるが、今のballaholicチームの中でもベストな44STREET相手に個人戦で負けてないYOYOGI PARK BALLERSが素晴らしい。#5 YUKKEは言わずもがな、#4 HAPPYと#8 Shinjiは今や東京を代表する実力のストリートボーラーと言っていい活躍ぶりだ。44STREETは今シーズン初参戦ながら、ロスターの良質で豊富。新加入組の若手が場慣れすれば、次のALLDAYでも相当なパフォーマンスが期待できるだろう。この日はゲームの勝負どころで火力が上がらなかったのが痛かった。結果、31-21の10点差でYOYOGI PARK BALLERSが快勝し、決勝戦へ駒を進めた!
そして今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEのファイナルカード!昨シーズンの王者S.H.U SENDAIと、その立役者でもあったYUKKEが移籍を果たしたYOYOGI PARK BALLERSという対戦!もちろんYUKKEのYouTubeチャンネルでフルハイライトビデオがご覧頂ける。見事な総力戦だ。YUKKEが抜けた中、今シーズンもファイナルに駒を進めたS.H.U SENDAIは、リーグ戦通して徹底したゾーンDFと球際の強さを発揮していた。ただ、リーダーでありエースである#1 TAKAに次ぐスコアラーが欲しいところ。かつてのFULL COURT 21の日本王者である#5 OTEや高さもあってシュートレンジも広い#10 SHINに期待したいが、今期を制覇するにはあと一歩インパクトが欲しかった。#1 TAKAは今なお全国クラスでデンジャラスなボーラーであること、そしてS.H.U SENDAIのチーム力は素晴らしいことは証明されていたと思う。そしてこのタフゲームを22-19で制したYOYOGI PARK BALLERS!とうとう日本のストリートボールの重要なタイトルをゲット!MVP候補は実は3人居て、YUKKEとShinjiとHAPPYの3人。誰が獲得しても文句なしの活躍だったけど、チームにとって初めてのタイトルであること、これまでチームを長年献身的に支えてきた中心人物である#4 HAPPYを今シーズンのMVPボーラーとして選出させてもらった。
#3 MAOはこの荒くれ集団をよくぞまとめ上げていたと思うし、#7 TOSHIROや#1 Ryotaといった迫力のある若手の台頭、#6 SAMと#10 Tylerらが身体を張った仕事を果たしていた。YOYOGI PARK BALLERS、とうとうタイトルをモノにした東京の代表チーム。今や東京名物と言っていいこの愛すべきコミュニティが、晴れてリニューアルを果たしたYOYOGI PARK PLAYGROUNDでTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022王者として参戦するALLDAYが今から楽しみだよ。ベスト4入りを果たした4チームは実力もコンディションも好調と見ていいでしょう、もちろん彼らが最新のALLDAYの注目チームと呼んで過言ではありません。
といったわけで、TOKYO SPORT PLAYGROUND/AIR RAID COURTのラストを飾ったストリートボール、TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2022のプレイオフレポートでございました!YOYOGI PARK BALLERS、おめでとう!次は心底欲しいタイトル、YOYOGI PARK PLAYGROUNDでのALLDAYだな!さて、こちらでもタイトル奪取となるかな!
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TEXT by MC MAMUSHI