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  • 2023.09.20

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023 DAY1-2 REPORT

MAMUSHIです!さて、話題は3年目のシーズンとなるTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023!9月の4週目にはレギュラーリーグの最終日とプレイオフトーナメントを控えている中、去る8月19日(土)と20日(日)に開催されたレギュラーリーグのDAY1とDAY2の模様をレポートしたいと思う。9月23日(土)に開催予定のレギュラーリーグ最終日の見どころもここで押さえて欲しいな。それではいってみましょー!

一応おさらいとして。今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023は3日間のレギュラーリーグと1DAYトーナメントで争うプレイオフの4日間で完結する。参戦は全12チームで、まずは3チームずつ4ブロックに分けてのレギュラーリーグ。3チームの総当たり戦で上位2チームずつがプレイオフに出場。プレイオフはベスト8からの1DAYトーナメントで、レギュラーリーグもプレイオフも全てゲームルールはALLDAYに準じて10分前後半。ちなみに、3チームずつ4つのブロックに分けたレギュラーリーグは下記の通り。

・レギュラーリーグ
BLOCK A:VELTEX TOKYO / CRAYON / FAKE street
BLOCK B:UNDERDOG / Team-S / PISTOL BROTHERS
BLOCK C:S.H.U SENDAI / 勉族 / 420
BLOCK D:YOYOGI PARK BALLERS / TOKYO BEAST / BLACKTOP

3日間で完結するレギュラーリーグの日程の内、8月19日と20日で2日間のゲームが消化されたというのが今時点の状況だ。ブロックごとにここまでのゲーム結果と現時点の勝ち上がり状況を確認してみよう。

まずはBLOCK A、VELTEX TOKYO / CRAYON / FAKE street による争いだ。VELTEX TOKYOはこの数年のALLDAYではベスト4の常連チーム。それはこのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEでも同じで、この2シーズンともベスト4には必ず駒を進めてくる強豪だ。一方CRAYONは東京をルーツに、長年駒沢や代々木のピックアップゲームで存在感を表してきた面々が中心で相当タフ。2019年にはALLDAYで準優勝という結果も残してる。FAKE streetは神奈川県クラブバスケットボールの猛者を中心とした面々なんだけど、その中心人物のYASUさんは90年代ストバス時代から今なおボーラーなゴリゴリのストリートボールな人なんだぞ。SOMECITYの3on3では直近シーズンの全国王者がFAKE street。本来は体育館での5on5こそが一番得意ゾーンなはずなんだけど、なぜだかALLDAYでは一度もベスト8に食い込んでこない。そんな3チームによる三つ巴戦なわけです。

まず8月19日(土)に行われたのはVELTEX TOKYO vs CRAYON。これまでの実績で言えば、このブロックの事実上の決勝かなとも思えたカードだ。驚きはCRAYONのロスター!SwagCrewの安達虎太郎と鈴木蓮が今シーズンのサマーリーグではCRAYONでプレイ!直近さまざまなゲームで存在感を発揮してる若手の下條海も登場し、VELTEX TOKYOとの重要な一戦を28-22でCRAYONが撃破!翌20日(日)に行われたCRAYON vs FAKE street、これをCRAYONが獲ればプレイオフ出場は確定する。これまでの戦歴から、ここはCRAYONが手堅く勝ってくるだろう予想してたものの、FAKE streetは望月大地の3Pが序盤から大当たりして、この一戦を24-19でFAKE streetが奪取!CRAYONはVELTEX TOKYOを競り倒すも、FAKE street戦を落として1勝1敗でレギュラーリーグをフィニッシュ。

ここでレギュラーリーグ後のプレイオフ出場の条件、勝ち上がりの前提条件を確認しておこう。基本的には勝敗の優劣で決定する。2チームが同じ勝敗で並んだ場合は直接対決の結果を優先。そして、3チームが同じ勝敗で並んだ場合は得失点を優先、得失点まで3チーム同じ場合は総得点を優先としている。このBLOCK Aには、いくつか該当するパターンがありそうだ。9月23日(土)のVELTEX TOKYO vs FAKE streetの結果次第で複数の結果をもたらす。
・FAKE streetが点差に関わらずVELTEX TOKYOに勝利:FAKE streetが1位通過、CRAYONが2位通過、VELTEX TOKYOが脱落
・VELTEX TOKYOが5点差以内でFAKE streetに勝利:CRAYONが1位通過、FAKE streetが2位通過、VELTEX TOKYOが脱落
・VELTEX TOKYOが6点差以上7点差以内でFAKE streetに勝利:CRAYONが1位通過、VELTEX TOKYOが2位通過、FAKE streetが脱落
・VELTEX TOKYOが8点差以上でFAKE streetに勝利:VELTEX TOKYOが1位通過、CRAYONが2位通過、FAKE streetが脱落
といったパターンが予測できるかな。CRAYONはどうやら脱落することはなさそうで、VELTEX TOKYO vs FAKE streetの結果が順位に大きく影響するってことだ!

続くBLOCK Bは、UNDERDOG / Team-S / PISTOL BROTHERS の3チーム!UNDERDOGは言わずもがな直近のALLDAYの覇者。また、Team-Sも2022年秋のALLDAYを制してる。今回が初参戦となるPISTOL BROTHERSはALLDAYベスト8が最高位で、直近の2023年春のALLDAYではベスト16だった。まずは8月19日(土)、Team-S vs PISTOL BROTHERSの一戦からBLOCK Bはスタート。この初戦をこれまでになく軽快にプレイしたPISTOL BROTHERSが終始圧倒して、24-16とTeam-S相手に快勝!Team-Sとしては想定外のスタートとなってしまっただろうか。翌20日(日)にはUNDERDOG vs Team-Sの一戦が行われ、あとがないTeam-Sであったものの好調のUNDERDOGを食い止める術も発揮できず36-21でUNDERDOGも白星発進!Team-Sは惜しくもここでブロック敗退が確定してしまった。9月23日(土)に行われるUNDERDOG vs PISTOL BROTHERSの勝利チームがこのブロックの1位通過チーム、敗者チームが2位通過となる分かりやすい構図。

BLOCK CはS.H.U SENDAI / 勉族 / 420。S.H.U SENDAIは2021年シーズンのサマーリーグ覇者で昨シーズンも準優勝!2023年春のALLDAYも準優勝と直近で力を発揮してるストリートボールだ。勉族は今年結成20周年のメモリアルイヤー!見事にチームの生まれ変わりも果たし、強い勉族が戻ってきて好印象だ。420は実力派が揃っているものの高年齢化がどうしても目立つ。生まれ変わりの最中で苦しい時期だ。BLOCK Cにとっての初戦は勉族 vs 420からスタート。勉族は今現在の主力である若手組が別ゲームで不在の中でも、20年の歴史の中から数々のメンバーを招集し10人フルロスターで登場!20-8と420に何もさせずにゲームを掌握。翌日の対S.H.U SENDAIに向けていい弾みをつけたはずだった。翌日にはS.H.U SENDAI vs 勉族。勉族は今現在の主力であるアマレ / ルイージ / コボなども揃いほぼ万全で挑むも、S.H.U SENDAIの火力が全く止まらずなんと40-20のダブルスコアでS.H.U SENDAIが勉族を一蹴!勉族は1勝1敗、得失点-8でレギュラーリーグをフィニッシュ。

9月23日(土)のS.H.U SENDAI vs 420の一戦の結果次第でいくつかのパターンがありそうだ。
・S.H.U SENDAIが点差に関わらず420に勝利:S.H.U SENDAIが1位通過、勉族が2位通過、420が脱落
・420が4点差以内でS.H.U SENDAIに勝利:S.H.U SENDAIが1位通過、勉族が2位通過、420が脱落
・420が5点差以上でS.H.U SENDAIに勝利:S.H.U SENDAIが1位通過、420が2位通過、勉族が脱落
S.H.U SENDAIは安泰、420がプレイオフに出場するには5点差以上つけてS.H.U SENDAIに勝利するほかなさそうだ。

そしてBLOCK D!YOYOGI PARK BALLERS / TOKYO BEAST / BLACKTOPによる三つ巴戦。YOYOGI PARK BALLERSは昨年のサマーリーグの覇者!ディフェンディングチャンピオンとして登場するシーズンとなる。TOKYO BEASTは若手との新陳代謝がずいぶん良くなった印象で生まれ変わりを発揮するまであと一歩くらいに期待できる。そしてBLACKTOPもまた、ある種の王朝時代が終わり、今のメンバーで新しい歴史をつくる時期にあがいてる。そんな面々によるBLOCK Dの初戦は、YOYOGI PARK BALLERS vs TOKYO BEASTからスタート。さて、ディフェンディングチャンピオンがどんな仕上がりかなと思って観れば、先手を獲ったのはなんとTOKYO BEAST!前半の10分が終わって12-6でTOKYO BEASTのリード!後半スタート早々には同点に追いついて、最後はYOYOGI PARK BALLERSが競り勝つわけだけどそれでも23-20のワンゴール差。勝ったものの爽快感は感じられなかったのか、ゲーム後のミーティングも一際長かったYOYOGI PARK BALLERS。翌20日(日)、YOYOGI PARK BALLERSは連戦で今度はBLACKTOPとの対戦。このゲームでもYOYOGI PARK BALLERSは苦戦を強いられる。BLACKTOPは今のリーダー格のひとり、Tatsuroが前半だけで5本連続の3Pを決めてみせ、前半を25-6でBLACKTOPリードで折り返すこととなった。この劇的な点差を後半だけで返すこともできず、なんと31-15のダブルスコアでBALCKTOPが一勝をもぎ取った!これでYOYOGI PARK BALLERSはレギュラーリーグを1勝1敗、得失点-13で終了。実はプレイオフ出場も危うい可能性がある。

9月23日(土)のTOKYO BEAST vs BLACKTOPの一戦で、下記のパターンが予想できるな。
・BLACKTOPが点差に関わらずTOKYO BEASTに勝利:BLACKTOPが1位通過、YOYOGI PARK BALLERSが2位通過、TOKYO BEASTが脱落
・TOKYO BEASTが9点差以内でBLACKTOPに勝利:BLACKTOPが1位通過、TOKYO BEASTが2位通過、YOYOGI PARK BALLERSが脱落
・TOKYO BEASTが10点差以上でBLACKTOPに勝利:TOKYO BEASTが1位通過、BLACKTOPが2位通過、YOYOGI PARK BALLERSが脱落

といったのが現時点での今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023の最新状況だ!まずは9月23日(土)のレギュラーリーグ最終日から注目して欲しい!

DAY3:9月23日(土)
13:00~:GAME1 / VELTEX TOKYO vs FAKE street
14:00~:GAME2 / UNDERDOG vs PISTOL BROTHERS
15:00~:キッズピックアップゲーム
16:00~:GAME3 / S.H.U SENDAI vs 420
17:00~:GAME4 / TOKYO BEAST vs BLACKTOP
18:00~:ゴミ拾いタイム

そして翌9月24日(日)は上位8チームによるプレイオフトーナメントだ!

・プレイオフトーナメント
12:00:GAME1 / A BLOCK 1位 vs D BLOCK 2位
12:40:GAME2 / B BLOCK 1位 vs C BLOCK 2位
13:20:GAME3 / C BLOCK 1位 vs B BLOCK 2位
14:00:GAME4 / D BLOCK 1位 vs A BLOCK 2位
14:40:SEMI FINAL1 / GAME1 WINNER vs GAME2 WINNER
15:20:SEMI FINAL2 / GAME3 WINNER vs GAME4 WINNER
16:00:ブレイクタイム
16:20:FINAL / SEMI FINAL1 WINNER vs SEMI FINAL2 WINNER

9月に入っても厳しい残暑がしばらく続くって話みたいだし、TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023まだまだ激しくやらせてもらいます!それではまずは9月23日(土) 、YOYOGI PARK PLAYGROUNDで会おう!

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023 DAY1-2 REPORT

TEXT by MC MAMUSHI

https://pickupplayground.jp/

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