「神と崇めたジョーダンの聖地シカゴに降り立つ」NBA・Rakuten WINDY CITY BLUES A piece of travel writing
シカゴが持つ意味
1951年から始まったNBAオールスターゲームの歴史の中で1988年以来、32年振りとなるシカゴでの開催が長年バスケットボールを追いかけてきた筆者にとって、そして全てのバスケットボールファンにとって、どんな意味をもつモノなのか、それはメイン会場となったユナイテッドセンターに鎮座する銅像がすべてを物語っている。
思い返せば30年以上遡ることになるが、当時小学生だった僕は、マイケル・ジョーダンという偉大なアスリートに心を奪われ、今なお伝説的に語り継がれる、バルセロナ五輪バスケットボールアメリカ代表ドリームチーム(当時のNBAのスーパースターが集結した文字通り“夢”のようなチームだった)に歓喜した。週刊少年ジャンプに連載された「スラムダンク」をまるで聖書のごとく何度も読み、90年代に巻き起こったNBAを中心とした社会現象とも言える一大バスケットボールムーブメントの渦中にいたのだ。
部活だけでは飽き足らず、当時3on3発祥の地となった駒沢公園のストリートコートに出向き日が落ちるまで貪欲にボールを追った。NBAの情報を手に入れる手段も少なかったが、BS放送やVHSビデオなどから見える海の向こうのスター選手の姿に憧れた。それほどにバスケットボールにどっぷりとハマっていた自分を思い出すと、時を超えてジョーダンがプレイしていたユナイテッドセンターに立っている事実はとても感慨深い。これも神と崇めたジョーダンの導きだと思い、彼の聖地とも言えるウィンディ・シティ「シカゴ」にて、実際に肌で感じた体験と感動をみなさんにお届けしよう。
NBA・Rakuten WINDY CITY BLUESより引用 → 続きはこちらより
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