• FEATURE
  • 2023.10.13

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023 DAY3 & PLAYOFF REPORT

どうも!MAMUSHIです!東京も暑かった夏がいよいよ終わったみたいで、すっかり肌寒い季節になってまいりました。そして、来月には今年二度目のALLDAY開催が実は控えている中、今回は3年目のシーズンの締めくくりとなったTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023のレギュラーリーグ最終日&プレイオフトーナメントの模様をレポートしたいと思います!とうとうビッグタイトルを獲得した新王者が誕生した今大会の振り返りにどうぞお付き合い下さい!

当初の予定では、9月23日(土)にレギュラーリーグ最終日のゲームを4試合、翌9月24日(日)にプレイオフトーナメントのゲームを7試合というつもりだったのだけど、23日(土)の天候がどうも不安定で、意を決して24日(日)に両日分のゲーム、全11ゲームを実施するという判断に至りまして。各チームのも了承を取って(全チームそれぞれ協力体制で挑んでくれて毎度感謝です)、1日にぎゅっとゲームが固まって賑やかで良いじゃないなんて思ったけど、ホストMCとしてはいい歳こいてやや過酷でしたよね(笑)。ともあれ、24日(日)はまだまだ暑い晴天に恵まれて、朝9:00から展開されたレギュラーリーグ最終日のゲームの模様から振り返ってみましょう。

BLOCK AからBLOCK Dまでの4ブロックそれぞれにとってレギュラーリーグの最終ゲームからの展開。まずはBLOCK Aのカード、VELTEX TOKYO vs FAKE street。FAKE streetが勝てばFAKE streetとCRAYONがプレイオフ出場、VELTEX TOKYOが6点差以上で勝てばVELTEX TOKYOとCRAYONがプレイオフ出場となるといったテーマのゲームを、35-18の大差でVELTEX TOKYOが快勝!FAKE streetはCRAYON相手に競り勝ったアドバンテージをこの大敗で活かせず予選敗退。

BLOCK Bの最終カード、UNDERDOG vs PISTOL BROTHERSでは波乱が起きた!共にプレイオフ出場が決まっていて、このゲーム勝った方が1位通過できるといったこのゲーム。UNDERDOGは直近好調で盤石、一方PISTOL BROTHERSはリーダーであり実戦においても絶対的な存在であるBUZZがこの日のゲームでは不在。大方の予想がUNDERDOGの圧勝だった空気感の中、終始競って最後にはランゲームで勝ち切ってしまったのがPISTOL BROTHERSだった!わお!いい意味でBUZZの存在感が際立っていたPISTOL BROTHERSって印象だったけど、この日でガラッと変わったよ。熱く戦える戦士たちが揃ったブラザーズだった。PISTOL BROTHERSの厚みを初めて感じられたし、ここまで仲間達を引き上げてきたBUZZにもリスペクト。一方、UNDERDOGの凄いところは、この敗戦を有難いと捉えてこのあと始まる肝心のプレイオフトーナメントに向けてぎゅっとチームで固まれるところだ。このあとその集中力が発揮される。

続くBLOCK CのカードはS.H.U SENDAI vs 420 。420がS.H.U SENDAI相手に5点差以上つけて勝利すればプレイオフ出場権を獲得できるといったゲームだったが、結果は47-22でS.H.U SENDAIの完勝!S.H.U SENDAIはこのレギュラーリーグの2試合で共に40点以上スコアしていて、これは全12チーム中トップの得点力だった。420はこの日のゲームをロスターを集めるのに苦心したようで、なんとか5人で登場するもゲーム途中で1名ファールアウトし、終盤は5人対4人でプレイする羽目に。420は2007年に東京で結成されて、もう16年物のストリートボールだけど今はなかなか厳しい状況にあるよな。20周年までにはいい仕上がりの420がまた見たいよなと思う。

TOKYO BEAST vs BLACKTOPで締め括ったBLOCK Dのラストゲーム。TOKYO BEASTが勝てばTOKYO BEASTとBLACKTOPがプレイオフへ。BLACKTOPが勝てばBLACKTOPとYOYOGI PARK BALLERSがプレイオフへという注目のゲームだった。コートサイドにはBLACKTOPの勝利に熱視線を送るYOYOGIの面々。TOKYO BEASTは手術とリハビリで長期戦線離脱していたチームの絶対的存在SOGENが、ひさびさに戦線復帰。終始競るも若さと機動力で勝るBLACKTOPが23-18でなんとかTOKYO BEASTの追撃を退けて、BLACKTOPとYOYOGI PARK BALLERSがプレイオフ出場を決めた。惜しくも勝利は逃したけども、TOKYO BEASTはこれから上向きになっていくような気配を感じたよ。SOGENの戦線復帰の影響力は大きいし、ベテランも若手も入り混じって厚いコミュニティがまた出来上がってきてる。

ここまでの結果で、今シーズン参戦の全12チームから、プレイオフトーナメント出場を決めたベスト8チームは下記の通りだ。

BLOCK A:1位 VELTEX TOKYO、2位 CRAYON
BLOCK B:1位 PISTOL BROTHERS、2位 UNDERDOG
BLOCK C:1位 S.H.U SENDAI、2位 勉族
BLOCK D:1位 BLACKTOP、2位 YOYOGI PARK BALLERS

引き続き、このベスト8からのプレイオフトーナメントをレポートしよう!

プレイオフトーナメント1回戦は、VELTEX TOKYOとYOYOGI PARK BALLERSによる激戦からスタート!終始競ったこのゲームは後半の残り30秒でYOYOGI PARK BALLERSの #25 TOSHIROがシュートクロックギリギリのところでコーナー3Pを決め切ったところからより激化する。これで29-28とYOYOGI PARK BALLERSが逆転!このビハインドをすぐに返そうと切り込んでいったのがVELTEX TOKYOの #52 SHINGO!フリースローを得て、2本沈めて逆転!返すOFで飛び込んでいったYOYOGI PARK BALLERSの #93 RYOTA!こちらもフリースローを得て、1本成功で同点に!残り時間は20秒、VELTEX TOKYOはこのラストOFで左ウィングから身体が横に流れながらのプルアップをブザービーターで決め切ったのがまたしても #52 SHINGO!これが決勝点となってVELTEX TOKYOが激戦をモノにした!惜しくも敗れたけど、このゲームはYOYOGI PARK BALLERSらしさが全開だったと思うし、観ていてワクワクできるものだった。注目の #69 YUKKE はとロスター入りするもこの日のゲームではプレイせず。YOYOGI PARK BALLERSも何か変化しようとしているのかもね。

その他の1回戦、PISTOL BROTHERS vs 勉族では勉族が終始リードをキープして26-18で快勝。PISTOL BROTHERSはUNDERDOGに勝ったところで底力使い果たしちゃったかな。直近のALLDAYの決勝戦のカードがそのまま実現したS.H.U SENDAIとUNDERDOGの一戦は、またしてもUNDERDOGの勝利。BLACKTOP vs CRAYONでも、この日初戦だったCRAYON相手に、すでに午前中に1試合プレイしたBLACKTOPの動きが上回って33-24でBLACKTOPがベスト4入りを決めた!

セミファイナルでは、VELTEX TOKYO vs 勉族をVELTEX TOKYOが序盤から大きくリードを取って38-18の20点差で勉族を圧倒!勉族はほぼフルロスターが揃っていたものの、このゲームではいいところを発揮できずにタイムアップ。リーダーのぬまさんがこの日は不在で、ゲームのマネジメントが完璧じゃなかったのかもしれないね。もうひとつのセミファイナル、UNDERDOG vs BLACKTOPも前半でUNDERDOGが10点リード。この点差が埋まることなくラストは34-22の二桁リードをキープでUNDERDOGが勝利!

そして今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEのファイナルカードは、VELTEX TOKYO vs UNDERDOGの対戦が実現!序盤はUNDERDOGがリード!特に #6 JUONの積極性が強い印象だった。それでも1点差で前半終了。前半にアンラッキーなコールが続いたVELTEX TOKYOだったけど、それでも気持ちを切らさないで自分たちが爆発する瞬間まで我慢してた。そして、後半に入ってすぐにそのチャンスが到来。VELTEX TOKYOは後半開始早々に逆転ショットを成功。また、この日のVELTEX TOKYOのロスターとしてプレイしていた専修大学現役センターの #97 ジョベ・モハメドに対するUNDERDOGのファールトラブルも表面化してくる。また、UNDERDOGはここまで躍進の要だった #6 JUONの足を攣ってしまい戦線離脱。こうなってくると形成逆転でVELTEX TOKYOがリードを奪う後半が続いた。残り1分切ってVELTEX TOKYOが3点リード。UNDERDOGはなんとか捕まえるための3Pを放つもこれが決まらない。その間にVELTEX TOKYOの #52 SHINGOが決定的なファーストブレイクを決めて、またしてもこれが決定打になってタイムアップ!ファイナルスコアは28-23でVELTEX TOKYOが初めてのタイトルを獲得!MVPには、この日のVELTEX TOKYOのインサイドの要として攻守で活躍し存在感を大いにアピールした#97 ジョベ・モハメドが受賞!

VELTEX TOKYO、この数年のALLDAYの強豪チームの一角。自分も彼らを紹介するときに「ALLDAYベスト4の常連」と表現することが多くなった。そして、今大会では悲願のタイトル奪取。東京ストリートボールを代表するチームと呼んで過分はないし、会場だったYOYOGI PARK PLAYGROUNDでも歓声を集めることも多くなってきた。リーダーであり司令塔の #44 Syusukeの粘り強い統率力は今大会でもいかんなく発揮されていたし、何度もゲームを決めた #52 SHINGOは本当にデンジャラスなフォワードだ。MVPを獲得した #97 ジョベ・モハメドに対抗できるビッグマンは今大会では居なかったし、 #7 IBUKIと #28 TETSUが献身的にチームを支えて、改めて振り返ってみれば24日のゲームをVELTEX TOKYOは先に紹介した5人だけで戦い切った。これは見事な勝ちっぷりであったし、新しいチャンピオンの誕生に立ち会えてこちらも光栄な気持ちだよ。VELTEX TOKYO、とうとうタイトル獲得おめでとう!見事に強いVELTEX TOKYOが発揮された今シーズンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEであったよ。

といった結果となったのが今シーンのTOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUEでございました。一息入れたら、今度は今年二度目のALLDAY開催が控えております!情報解禁間もなく!まだまだストリートボールのシーズンです!乞うご期待!

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE 2023 DAY3 & PLAYOFF REPORT

TEXT by MC MAMUSHI

https://pickupplayground.jp/

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