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  • 2026.10.14

プレーを知れば、シューズの価値が見えてくる。

Alpen × Jordan Brand「TATUM 5」EKIN SESSION

シューズの機能を知ることと、その機能が必要になる瞬間を知ることは、同じではない。

ストップする。切り返す。相手と身体をぶつける。強く踏み込み、跳び、着地する。

バスケットボールの中で繰り返される動きを自分の身体で経験してこそ、「ホールド感」や「安定性」という言葉が、実感を伴ったものになる。

AlpenとJordan Brandによる「TATUM 5」のEKINセッションに集まったのは、AlpenとJordan Brand直営店の店舗スタッフたち。

最新モデルの機能を学ぶだけでなく、実際にプレーすることで、その魅力を自分の言葉でお客様へ伝えられるようになること。それが今回の目的だった。

“LOCK IN”——プレーに没頭するためのTATUM 5

セッションのキーワードは、“LOCK IN”。完全に集中する、プレーに没頭するという意味だ。

参加者はまずTATUM 5に足を入れ、第一印象を記録。その後、プロダクトセッション、ゲストとのトーク、クリニックを通じて、実際に動いた後の印象もフィードバックしていく。

TATUMシリーズが継承してきたのは、履き慣らしを必要としない足馴染みの良さ、スムーズな足運び、そしてプレーに適した重量感。

TATUM 5では、さらに素早い加速と信頼性の高いホールド感を追求。シューレースの下を通るストラップシステム、前足部のZoom Air、中足部の安定性を支える構造など、ジェイソン・テイタムの多彩な動きに対応する機能が盛り込まれている。

恩師と教え子が、再び同じコートへ

この日ゲストとして登場したのは、福岡大学附属大濠高校男子バスケットボール部の片峯聡太監督と、卒業生であり現在B.PREMIER アルティーリ千葉で活躍する渡邉伶音選手。

206cmのサイズを持ちながらインサイド、アウトサイドの両方でプレーする渡邉選手は、TATUM 5の第一印象としてフィット感と接地感の良さを挙げた。

片峯監督が強調したのは、履き始めからすぐにプレーできること。

「今すぐ使える、今すぐ実践的なことができる」

事前に選手たちとのワークアウトでも着用し、ホールド感とクッション性を評価していた。

さらに特徴的なストラップについては、シューレースを締めた後、最後にピタッと留める行為が「よし、行くぞ」というマインドセットにもなると語った。

それは、この日のテーマである“LOCK IN”にも通じる感覚だった。

ポジションレス時代のシューズ選び

トークセッションでは、参加者からリアルタイムで質問を募集。ほかの参加者が共感した質問に投票できる仕組みも採用された。

その中で印象的だったのが、「大きい選手だからこういうバッシュ、という選び方はもう古いのではないか?」という質問だ。

渡邉選手は、自分の足のサイズだと選択肢が無かったと前置きし、ガード向けのシューズが履きやすかったこともあれば、ビッグマン向けのシューズが合わなかった経験もあると話す。

「実際に履いて、確かめることが一番大事」

片峯監督も、現代のバスケットボールでは大きな選手にもガードのようなスキルが求められ、小さな選手にもリングへアタックする力が必要だと説明した。

ポジションレス化するバスケットボールは、シューズ選びの考え方も変えつつある。

身体を動かして初めて分かるシューズの性能

トークの後は、片峯監督によるクリニックへ。

目的は高度なテクニックを教えることではなく、バスケットボール特有の動きと、そこで求められるシューズの機能を身体で理解することだった。

「体をぶつけるってことは、足元を強く使わなきゃいけない」

コンタクト、ストップ、ジャンプ、着地、そして1on1。終盤には3on3や5on5も行われ、スタッフたちは本気でバスケットボールを楽しんだ。

約2時間にわたりTATUM 5を履いた片峯監督は、足裏や足首へのストレスの少なさを評価。

さらに店舗スタッフへ向け、シューズのフィット感やホールド感を生かすためには、余裕を持たせすぎず、足に合ったサイズを選ぶことが重要だとアドバイスした。

実際に身体を動かしたからこそ得られた、店頭へ持ち帰ることのできる言葉だった。

片峯監督が渡邉選手を「センター」にしなかった理由

クリニック後、片峯監督に高校時代の渡邉選手について聞いた。

当時すでに2mを超えるサイズを持ち、シュート力にも優れていた渡邉選手。片峯監督にとって、それまで指導したことのないタイプの選手だったという。

「シュートという魅力、武器をなくしてしまうのは絶対にしたくなかった」

サイズがあるからといってゴール下だけでプレーさせるのではなく、将来を見据え、フォワードとして育成することを意識した。

現在の渡邉選手を見て、さらに必要だと感じているのがフィジカリティだ。

「接触プレーを絶対に嫌がらないこと」

世界では接触をかわすだけでは通用しない。自らコンタクトを起こして主導権を握り、その後にどれだけスキルを発揮できるかが問われる。

片峯監督の言葉からは、世界基準の選手を育てるための明確なビジョンが感じられた。

プロになって理解した恩師の言葉

渡邉選手にも、高校時代の片峯監督との思い出を聞いた。

高校3年時、将来を見据えてウイングとしてのプレーにも取り組みたかった渡邉選手に、片峯監督は「自分の仕事をしろ」と伝えたという。

当時は納得できない部分もあったが、プロになった今、その意味が理解できるようになった。

「求められていることを遂行できる選手って、本当にすごく価値が高い」

チームによって求められる役割は変わる。まず与えられた仕事を遂行し、そのうえで自分の持ち味を発揮する。

また、高校時代を振り返り、個人のスキルワークアウトにも、もっと主体的に取り組めばよかったと話す。

それでも、大濠で過ごした3年間に後悔はない。

悩みや迷いを経験しながら、最後に優勝という成功体験を手にしたことが、現在も自分を信じて挑戦し続ける力になっているという。

恩師と教え子が見据える世界

片峯監督が日本の育成年代の競技力向上に必要だと考えるのは、「日常をワールドスタンダードにする」ことだ。

海外を知るだけでなく、日々の練習から良質なストレスとプレッシャーを与え、選手が成長する機会を作り続ける。

そして、明確な目標を口にした。

「僕はオーストラリアに勝つっていうのを、もう指導者として決めてる」

アンダーカテゴリーで世界トップレベルのオーストラリアに勝つ。その環境を日本のスタンダードにすることが目標だ。

渡邉選手も高校時代から変わらない夢を語った。

「世界と戦って、世界に勝っていくような選手になりたい」

日本代表に入ることだけがゴールではない。代表に定着し、世界で勝つために必要とされる選手になること。

恩師と教え子が、それぞれの立場から見据えている場所は同じだった。

シューズを知ることから、バスケットボールを知ることへ

今回のクリニックについて、片峯監督は、バスケットボールの動きを知り、シューズの信頼性を体感し、最後には競技そのものを楽しんでもらうことを大切にしたと振り返った。

商品を知る。履いてみる。身体を動かす。プレーヤーの言葉を聞く。そして、バスケットボールを楽しむ。

そこで得られた経験が、次は店舗で一人のプレーヤーへと手渡されていく。

TATUM 5について学ぶことから始まったEKINセッションは、シューズの機能を超え、バスケットボールへの理解を深める機会となった。

プレーに没頭するための一足を理解するには、まず自分自身がバスケットボールに“LOCK IN”する。

その経験こそが、店頭で語られる言葉にリアリティを与えていく。

プレーを知れば、シューズの価値が見えてくる。

■商品詳細:テイタム 5 PF (ブラック×レッド)
■商品詳細:テイタム 5 PF (ブライトコンコルド/アーバンライラック/チャイナローズ/ブライトマンゴー)
■特設ページ:テイタム 5 PF
(リンクは外部サイト / アルペン公式)

TEXT by Rintaro Akimoto
PHOTO by Nobuhiro Fukami

https://store.alpen-group.jp/

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