TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE #3 Report & #4 Preview
毎週SNSを賑わせている日本初の試みとなる5on5のストリートボールリーグ戦、“TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE”!今回の記事では去る9月20日(月・祝)に開催された第3戦のレポートと、23日(木・祝)に控える第4戦プレビューを公開しよう!
9月20日(月・祝)に開催された第3戦では、BLOCK AからはUNDERDOG(2勝0敗)vs S.H.U SENDAI(3勝0敗)と勉族(1勝1敗)vs TOKYO BEAST(0勝2敗)、そしてBLOCK BからはTeam-S(2勝0敗)vs 420(1勝1敗)、CRAYON(2勝0敗)vs F’SQUAD(1勝2敗)の4ゲームが行われ、SUNDAY CREWとYOYOGI PARK BALLERSが休みの日程。レギュラーリーグはこの日を含めて全4日程で開催されるため、折り返し地点とも言えるゲームだ。時系列順にレポートしよう。
まず、この日のオープニングゲームを飾ったのはBLOCK BからTeam-S(2勝0敗)vs 420(1勝1敗)の一戦だ。横濱Team-Sはここまで負けなしの2連勝で、この420戦にも勝てば各ブロック上位2チームが出場できるプレイオフ進出が確定できる。ただ、この日のロスターには前回のゲームでスコアリングリーダーであったRYOは不在で、レギュラーメンバーから#3 スーパーマーシーと#9 MOTOHASHIが “TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE” に初登場。一方の420は1勝1敗、このTeam-S戦に勝って2勝1敗とすればプレイオフ進出の可能性を残せる。お互いがそういった物語を秘めた一戦であったが、蓋を開けてみれば前半からTeam-Sが二桁リードを奪うワンサイドゲームに。前半終わってスコアは20-10と10点差。420は、前戦でF’SQUAD戦で3P5本成功とアウトサイドシュートが好調だったが、この日は3P僅か1本だけの成功。#10 S-TAROが気を吐いて13得点あげるも他が続かず、結果チームで21得点でタイムアップ。Team-Sは35得点、後半に入っても大差が埋まることはなかった。この日初登場だった#9 MOTOHASHIが10得点、次いで#6 GENYAが9得点。これでTeam-Sは負けなしの3連勝だ!
続くGAME2は、この日一番の注目ゲームと言っていいUNDERDOG(2勝0敗)vs S.H.U SENDAI(3勝0敗)が実現!共に負けなしでの直接対決、BLOCK Aにとっての首位決定戦となった。UNDERDOGはオリジナルロスターに戻しての登場。一方のS.H.U SENDAIは第2戦同様リーダーのTAKAは不在で、さらにチームにとって2番手のスコアラーであったSSMが肉離れでDNP。バランス良く盤石な布陣を組んだUNDERDOGと、ここまで抜群の火力を誇るS.H.U SENDAIの注目の一戦は予想を裏切るワンサイドゲームとなってしまった。その大きな要因は、UNDERDOGのDFがワンゲーム通じてS.H.U SENDAIに効いてしまったということだろう。ここまで1ゲーム平均35.7得点のS.H.U SENDAIが、このゲームでは僅か21得点。また個人では1ゲーム平均18得点稼いできた#3 Yukkeも、このゲームでは3Pは0本成功で僅か6得点に終わってしまった。快勝となったUNDERDOGのスコアリングリーダーは#5 TAISHIでフリースロー6本含む12得点、#8 DAISUKEも10得点と続いた。結果、31-20という大差でUNDERDOGが首位決定戦を物にし、BLOCK Aの暫定一位の座に。S.H.U SENDAIはこれでレギュラーリーグ4ゲームを全て終え、10月3日(日)に控えるプレイオフトーナメントに向けての準備期間に突入。この日の雪辱を彼らがそのままにしておくことはないだろうと期待。
GAME3では、BLOCK BからCRAYON(2勝0敗)とF’SQUAD(1勝2敗)が登場。F’SQUADはこのゲームに勝って2勝2敗とすれば、まだプレイオフ出場の可能性を残せる大事なゲームだ。ただ、チームの絶対的存在のK-TAがこの日は負傷によるDNPでベンチから指揮を取り、ロスターは若手中心のフレッシュなメンバー。一方のCRAYONは、Ryanは不在であったがチームの2大エースの#3 Spencerに、210cmの#10 Matt、そしてこの日はbjリーグ時代に琉球ゴールデンキングスでプレイした#7 Bryan Simpsonまで登場。F’SQUADにとってはチャレンジなゲームとなったが、前半はファーストブレイク攻勢が成功して19-18でリードを奪う。後半に入っても接戦の流れは切れずで、逆転のラリーが続いた。ただ、残り1分を切ってからの勝負どころでCRAYONはエースの#3 Spencerが勝負強さを発揮し連続得点。一方のF’SQUADはアンサーが欲しいところでシュートが乗らず、結果32-27でCRAYONが肉薄したゲームを制した。#3 Spencerが13得点、#10 Mattは9得点に加えて相当数のブロックショットでDFでも存在感を発揮した。F’SQUADは、前戦から3Pが当たっている#6 SHUNPEI KUJIRAIがこの日の3本の3P成功で9得点、シューターとして頭角を現し始めた。しかしながら、この日でF’SQUADのレギュラーリーグのゲームは全て終了し、1勝3敗という結果で残念ながらプレイオフ出場は逃してしまった。
そしてこの日のラストゲームとなったが勉族(1勝1敗)vs TOKYO BEAST(0勝2敗)の一戦。ここまでの他チームの結果でプレイオフ出場は難しくなった両チームであったが、共に現状のチーム力を発揮し合う総力戦となった。勉族は#4 ぬまの3P成功からゲームをスタートさせ、途中から出場の#8 アララライは12得点の活躍。TOKYO BEASTはこの日がリーグ初登場となった#7 T-Smoothが10得点、久々のチーム合流となった#10 HARASHOW、そしてこのリーグ戦から2年半ぶりに戦線復帰した#5 SOGENらもスコアを稼いだ。勝敗を分けたのは球際の積極性。TOKYO BEASTの#8 YUJIと#9 MIHAといったベテランが球際でハッスルし、ルーズボールやリバウンドを奪取したのが功を制した。不甲斐ないプレイをしてオレから「どこがBEAST?」と言われるのが心底嫌らしい(笑)。気持ちに火がついたのか、この日のTOKYO BEASTは確かに球際でBEASTだったと思う。結果、27-24のワンゴール差でTOKYO BEASTがリーグ初勝利と収めた。
第3戦を終えて、BLOCK AもBLOCK Bも勝ち上がりが歴然としてきた。BLOCK Aでは、首位決定戦をUNDERDOGが制し3勝0敗の負けなしで暫定首位に上り出た。惜しくもこの直接対決を落としたS.H.U SENDAIは3勝1敗でレギュラーリーグを終了し暫定2位でフィニッシュ。1勝2敗でTOKYO BEASTと勉族が並んだが、直接対決の結果でTOKYO BEASTが暫定3位、勉族が暫定4位となった。そして、この日はゲームがなかったSUNDAY CREWが0勝3敗で暫定5位となる。
BLOCK BではTeam-SとCRAYONが3勝0敗で今なお負けなし。次戦での直接対決で白黒つけることになるが、現状では得失点の差でTeam-Sが暫定首位、CRAYONが暫定2位となる。そして、1勝2敗の420とF’SQUADが続くが、こちらも直接対決の結果で暫定3位が420、暫定4位がF’SQUAD。そして、対戦ゲーム全てワンゴール差の惜敗が続いているYOYOGI PARK BALLERSが0勝3敗で暫定5位となっているが、次戦で初勝利を目指す。
そして平均得点の上位は、第3戦終了時点で前戦からTOP5のメンツは変わらず。Team-Sの#3 RYOが平均18.5得点(2ゲームプレイして37得点)、S.H.U SENDAIの#3 Yukkeが平均15得点(4ゲームプレイして60得点)、UNDERDOGの#8 DAISUKEが平均13.7得点(3ゲームプレイして41得点)、CRAYONの#10 MattとF’SQUADの#7 K-TAが平均12.3得点(3ゲームプレイして37得点)と続く。
そして来る9月23日(木・祝)に行われる第4戦がレギュレーリーグの最終ゲームである。すでに4ゲーム全て終了しているS.H.U SENDAIとF’SQUADは出場がなく、BLOCK AからはUNDERDOG(3勝0敗)vs 勉族(1勝2敗)とTOKYO BEAST(1勝2敗)vs SUNDAY CREW (0勝3敗)、そしてBLOCK BからはTeam-S(3勝0敗)vs CRAYON(3勝0敗)と420(1勝2敗)vs YOYOGI PARK BALLERS(0勝3敗)が行われる。注目は、やはりBLOCK Bにとっての首位決定戦となるTeam-S(3勝0敗)vs CRAYON(3勝0敗)だろう。そして、BLOCK AではUNDERDOGが無敗でのレギュラーリーグフィニッシュとなるのか。上位チームの動向が気になる一方で、SUNDAY CREWとYOYOGI PARK BALLERSが勝ち星ないままリーグ戦を終えてしまうのか、こちらも気になるところ。10月23-24日には代々木公園でのALLDAY開催も発表され、5on5ストリートボールゲームがまだまだ続くシーンにおいて、それぞれが最終ゲームでどういった仕上がりを見せてくるのか注目だ!
TOKYO STREET SUMMER LEAGUE DAY1 のReportはこちら→ TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE #1 Report & #2 Preview
TOKYO STREET SUMMER LEAGUE DAY2 のReportはこちら→ TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE #1 Report & #2 Preview
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TEXT by MC MAMUSHI