• FEATURE
  • 2021.09.29

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE #4 Report & PLAYOFF Preview

9月上旬にスタートした日本初の5on5のストリートボールリーグ戦、“TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE” もいよいよレギュラーゲームの最終戦!今回の記事では去る9月23日(木・祝)に開催された第4戦のレポートと、そして10月3日(日)に開催予定のプレイオフのプレビューを公開しよう!

9月23日(木)に開催された第4戦がレギュラーリーグの最終日。参戦10チームを2つのブロックに分けて5チームずつの総当たり戦から、各ブロックの上位2チームがプレイオフトーナメントに出場というレギュレーション。ついにこの日のゲームで最終順位が決定だ。すでに予選ゲームを全て消化したS.H.U SENDAI(3勝1敗)とF’SQUAD(1勝3敗)以外の8チームによるマッチメイクゲームは、BLOCK AからはUNDERDOG(3勝0敗)vs 勉族(1勝2敗)とTOKYO BEAST(1勝2敗)vs SUNDAY CREW (0勝3敗)、そしてBLOCK BからはTeam-S(3勝0敗)vs CRAYON(3勝0敗)と420(1勝2敗)vs YOYOGI PARK BALLERS(0勝3敗)。

この日のGAME1はTOKYO BEAST(1勝2敗)vs SUNDAY CREW (0勝3敗)。SUNDAY CREWとしては何としても1勝はもぎ取りたいゲームだったはずだが、今シーズンはロスターを揃えるのに一番苦労していたチームだ。この日もメンバーチェンジなしの5人での登場。一方、TOKYO BEASTは第3戦でハッスルしたMIHAは不在だったが、ほぼベストメンバーと言える9人が揃った布陣。序盤からガンガン攻めたTOKYO BEASTが先手を取り、前半終わって20-11。後半に入っても僅か5人のSUNDAY CREWの劣勢は変わらず、結果42-17という圧倒的大差でTOKYO BEASTが2勝2敗でシーズンフィニッシュ。SUNDAY CREWは全敗でシーズン終了となった。スタッツを見ると、TOKYO BEASTのスコアリングリーダーは#7 T-smoothが11得点、次いで若手組から一皮剥けそうな活躍を見せた#6 Kiichiが3P2本を含む10得点。そして、今シーズンの “TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE” に初登場となった#4 409も8得点。全員出場でシーズンラストゲームを快勝したTOKYO BEASTは当面コンディションが良さそうだ。悔しいシーズンとなったSUNDAY CREW、周りがとやかく言う以前に当人たちがこの結果を重く受け止めてることだろう。再起を待とう。

続くGAME2では、420(1勝2敗)とYOYOGI PARK BALLERS(0勝3敗)が激突!ここまでどのゲームでも接戦になるも勝ち星を掴めなかったYOYOGI PARK BALLERSにとって、悲願の勝利をかけた一戦だ。このゲームは序盤からお互いチェイスした攻防で、前半終わって19-16のワンゴール差で420がリード。そして後半残り2分を切って26-26の同点と相変わらず競った。そして、決着がついたのは後半残り18.7秒、30-30の同点からが痺れる展開だった。420がタイムアウトを取り、スローインからの再開。ボールを受けたのは#9 KC。しばらくボールをキープして仕掛けるチャンスを図りながら、420が動き出したのは残り10秒から。#8 番長のスクリーンからの2メンゲームで決勝点を狙うも、これが外れて残り5秒!リバウンドはYOYOGI PARK BALLERSのリーダー格である#3 MAO。自らプッシュし、残り1秒で放ったプルアップジャンパーがネットを揺らしタイムアップ!見事なブザービーターで、最終戦にしてついにYOYOGI PARK BALLERSが悲願の一勝をあげた!高まるチームメイト、咆哮する#3 MAOもかっこよかった。ここまで3連敗しながらも全てワンゴール差での惜敗という、本人たちにとってははらわた煮え繰り返るような結果が続いたYOYOGI PARK BALLERSであったけど、最後の最後での逆転勝利。高まるみんなを見て、オレも胸が熱くなった。プロじゃないし、これで生き死にが決まるわけじゃないんだけど、それでも人生かけてプレイしてるんだよな。代々木のプライドが発揮されたゲームだ。#3 MAOは10得点でチーム最多。そしてチームの劣勢を救った3Pを決め切った#5 TOSHIROが8得点。勝負どころのファーストブレイクを立て続けに決めた#1 UTAが6得点。見事!

そして、GAME3ではBLOCK Bにとっての首位決定戦!Team-S(3勝0敗)vs CRAYON(3勝0敗)の直接対決だ。すでにプレイオフ出場が確定している両チームに対戦に注目が集まったが、CRAYONは得点ランキングでも上位で210cmのサイズを誇るMatt、そしてチームの二大エースであるRyanが不在。#3 Spencerが気を吐くも、チームにとって不運なレフェリージャッジなどもあり集中しづらい時間が長く続いてしまった印象だった。一方のTeam-Sは終始リードをキープするも重たい試合運びで、思っていた攻防とは程遠いゲームになってしまったのが正直な感想だ。スコアは27-17でTeam-Sが勝利したが、このゲームで両チームの実力を図ることは野暮だろう。敗戦したCRAYONはもちろんのこと、勝利したはずのTeam-Sの浮かない表情がゲームの仕上がりを物語っていたような気がする。プレイオフでは、お互い真の姿を見せて欲しい。

この日の最終ゲームは、UNDERDOG(3勝0敗)vs 勉族(1勝2敗)。UNDERDOGが全勝フィニッシュとなるかというゲームに、勉族は最近じゃなかなかお目にかかれない#6 仮エース、#10 ダークロを招集。一矢報いるつもりの布陣でUNDERDOG戦に臨むもシュートがちっとも奮わず、前半終わって13-5でUNDERDOGがリード。いや、前半5点って。。その後21-7まで点差を広げられ、柏のエンターテイナー、先輩方大丈夫そうですかと思った矢先、後半での巻き返しのきっかけを作ったのがやはり#6 仮エース。連続の3Pで一気に点差を埋め、またチーム随一の身体能力の#8 アララライも躍動し、残り1分24秒で26-20の6点差に。ただ、勉族の追撃はここまでで、結果は31-23でUNDERDOGが快勝。このゲームで、UNDERDOGの#7 K1が3Pを3本メイクし、勉族の追撃を食い止めるきっかけを作ったこともしっかり書き残しておこう。

第4戦、つまりレギュラーリーグのゲームを全て終えて、BLOCK AではUNDERDOG(4勝0敗)が無敗で首位通過、そのUNDERDOGにだけ黒星をつけられたS.H.U SENDAI(3勝1敗)が2位となり、この2チームがプレイオフ出場決定。プレイオフ出場は逃したものの、若手との融合が段々と仕上がってきたTOKYO BEAST(2勝2敗)がブロック3位、勉族(1勝3敗)で4位、全敗となってしまったSUNDAY CREW (0勝4敗)が5位でシーズン終了。

BLOCK BではTeam-S(4勝0敗)が全勝フィニッシュで1位通過、CRAYONが(3勝1敗)で2位通過だ。そして、F’SQUADと420とYOYOGI PARK BALLERSが1勝3敗で並んだが、得失点の差でYOYOGI PARK BALLERSがブロック3位、F’SQUADが4位、そして420が5位となった。420はYOYOGI PARK BALLERS戦で勝利していれば3位フィニッシュの可能性もあったが、それをYOYOGIにもぎ取られた形だ。

そしていよいよ、来る10月3日(日)には“TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE” の決勝トーナメントが開催!まずはBLOCK A首位のUNDERDOGとBLOCK B2位のCRAYONが激突し、続いてBLOCK B首位のTeam-SはBLOCK A2位のS.H.U SENDAIを迎え撃つ。事前登録されたロスター表に目を通すと、UNDERDOGはここまで勝ち上がってきたレギュラーメンバーに加えてプレイオフには青木太一が登場するようだ。CRAYONも210cmのMattがこの日は出場予定で真っ向勝負が期待できる。Team-Sもここまで無敗で勝ち上がってきたレギュラーメンバーが勢揃い、S.H.U SENDAIは開幕戦以来の出場となるリーダーTAKAが現れる。もちろんYukke、SSMといったスコアリングリーダーたちも登場で、大ベテラン横濱とヤングでフレッシュな仙台の対戦も興味深い。10月23日(土)-24日(日)には17年目に突入し第42回目の開催となるALLDAYが控えている中で、プレイオフ出場を決めたトップチームの中からどこが初代王者に輝くことになるのか。これでオレたちの夏をいよいよ締め括る。いざ。

TOKYO STREET SUMMER LEAGUE 予選ラウンドのReportはこちら→ 予選ラウンドのReport

TOKYO STREETBALL SUMMER LEAGUE #4 Report & PLAYOFF Preview

TEXT by MC MAMUSHI

予選ラウンドの試合結果はこちら!

RELATED FEATURE

MOST POPULAR