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  • 2019.11.18

ナイキとオーシャン コンサーバンシーが北極海航路不使用を宣言

ナイキはオーシャン コンサーバンシーと共に「アークティック シッピング コーポレイト プレッジ」(北極海航路企業宣言)を策定し、北極海航路を使用しない宣言への企業や業界の署名を促しています。

気象変動が北極海の氷を溶かし、これまで航行できなかった海路を使った貨物船航行の可能性がますます高まっています。
これらの海路を使うことにより航行時間の短縮も見込めますが、今後北極海をわたる海運の増加が世界でも最も脆弱な環境に大きな影響を与える可能性も懸念されます。

「ナイキの存在は、アスリートの役に立つためにあります。そのため、ナイキとして炭素排出量と廃棄物排出をゼロにする“Move to Zero”と呼ぶ取り組みの中でも、気象変動に対する行動を行なっています。」とナイキEVP チーフ・アドミニストラティブ・オフィサーで法務担当責任者のヒラリー・クレーンは話します。
「気象変動はアスリートの練習や試合に限らず、スポーツを楽しめるかどうかにさえ影響を与えかねません。今回の宣言で、私たちは地球を守る、北極海を保護するために役立ちたいという明確な選択を行いました。」

「世界の冷蔵庫」とも称される北極海は世界の気温の調節に重要な役割を果たしています。
同時にこの地域は、地球の他の地域と比べて2倍の速さで気温が上昇している、気象変動にも最も敏感な地域でもあります。

「北極海横断航路の危険性は、その航路の利用から見込まれる利益よりも大きなものがあり、私たちは海上輸送による温室効果ガスの影響を無視することはできません。」と、オーシャン コンサーバンシーのCEO ジャニス・サールズ・ジョーンズは話します。
「オーシャン コンサーバンシーは、ナイキが北極海を健全に保つことが誰にとっても責任のあることであり、それが本当に大事なことであるという認識を持ってくれたことを賞賛し、今回の発表によって危険な北境界輸送を防ぐために大いに必要とされる行動を促し、世界的な輸送に伴う排出を削減するためのさらなる協力が生まれることを希望しています。」

北極海航路企業宣言は、脆弱な北極海の生態系を通過する航路を選ばないことを約束するもので、各企業の参加を促しています。
署名した企業には、ベストセラー、コロンビア、ギャップインク、H&Mグループ、カーリング、利豊、PVHを始め、海運業のCMA CGM、長栄海運、ハパックロイド、MSCが含まれます。

気象変動に関するナイキのコミットメントに関しての詳細は、こちらからご確認ください。
purpose.nike.com

NIKE

https://www.nike.com/jp/

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