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  • 2017.09.12

アンダーアーマーアスリートインタビュー|辻直人が誓うリベンジ

NBAのスーパースター、ステフィン・カリーを擁してバスケットボールの本場アメリカで成長を続けるアンダーアーマー社は、日本においても男子日本代表をはじめ多くのアスリートをサポートし、彼らのパフォーマンスを最大限引き出すことにフォーカスし続けている。2016年からアンダーアーマーアスリートの仲間入りをした川崎ブレイブサンダースの辻直人は、日本を代表するシューティングガード。ファイナルではあと一歩及ばず優勝を逃した彼は、じくじたる思いに駆られていた。『見返してやる』オフシーズンにそう誓う辻直人を追う。

ーBリーグ開幕シーズンはどんなシーズンでしたか?

「苦い思い出になるシーズンだったなっていうのが一番です。これだけケガをするシーズンが今までなかったですし、治ったと思ってもまた違うケガをしたり、なかなか自分のプレースタイルができなくて。結局最後は本来のプレースタイルではなく、ケガをしてからのプレースタイルのまま終わってしまったんで最後も苦い結果になったなと」

ーケガを抱えたまま戦うってどんなメンタルだったのでしょうか?

「本当に勝てればいいって、それだけだったんで。周りからは期待されますし、ある程度注目されているのは分かっているんですけど、そういうのはひとまずシャットダウンして。とりあえずチームが勝てばいい。レギュラーシーズンの最後の方はそれしか思ってなかったですね」

ーそんな状況で辿り着いたファイナルを振り返ると?

「開幕初年度でファイナルまでいけたのは素晴らしいことだと思います。でも、やっぱりそこでチームを勝たせられなかったというのは、ものすごい責任を感じますし、あの時の雰囲気は思い出したくもない感じです」

ーケガの原因は何だったのでしょうか?

「レギュラーシーズンで尻もちをつくような感じでコケたことがあって、その2ヶ月後に痛みが出てきた。その時は恐らくあの尻もちかなってくらいで、それを自覚しないまま腰を自然に庇っていて体のバランスがおかしくなった。ちょっと腰を打ったなという意識だけで、あきらかに左右のバランスが違ってしまった。すぐに痛みはないのですが徐々に出てきて、それがちょうどオールジャパンの時でした。病院でレントゲンやMRIを撮っても特に異常はみつからなかった。もどかしいもんがありました」

ーオフシーズンではどんなことに取り組んでいるのでしょうか?

「とりあえずトレーニングをしようって思いました。ずっと腰痛を抱えていて、その原因もわかったんで、まずは痛みを出さないようなトレーニングと体を大きくしようと。これまでフィジカル勝負で戦えなかったという部分があったんで、フィジカルで戦えたらもっとプレーに余裕がでると思って。オフシーズンは自分のプレースタイルを取り戻そう、そういう体作りをしようとDAH(DOME ATHLETE HOUSE)でトレーニングをはじめました」

ーフィジカル強化から見出している自分のプレースタイルとは?

「やっぱりアジアの大会とかを見ていても、身長が低くても中にアタックして、インサイドのディフェンスが大きくても体をぶつけてシュートを決めてくる。そういうのを見ていると小さくても得点は出来るんだって思いますし、そういうプレーがしたい。僕の武器はアウトサイドシュートなんで、それを武器にしつつアタックするプレーが出来ると相手としては厄介じゃないかなって」

ーDAHでのトレーニング以外に取り組んでいることは?

「NFLのスーパースター、トム・ブレイディとアンダーアーマーのイベントでご一緒させていただいた時に聞いた話しなんですが、彼は睡眠と食事のことを一番気にしていて、睡眠時に着るリカバリースリープウェア開発されている。もちろん僕も着用するようになったし、栄養面でもジョイントなどのサプリメントを毎日摂るようになりました。それから、奥さんも低脂質で高タンパクの食事を作ってくれるようになりました」

ーアジアカップで戦う日本代表を外から見て何を感じましたか?

「日々のモチベーションにつながりました。僕はその場に行けてない分、こっちでやれることを頑張るしかないなって思いましたし、日本代表メンバーのフィジカルの強さや速さは十分知っているんで、そういう選手たちがアジアカップで通用している部分、していない部分は試合を見ているだけでもわかりました。改めて自分には新しい体が必要だと感じましたね。日本代表の中に僕が入ったとしてもかなり小さい方だと思うんで、そこで戦うにはフィジカルが一番重要になってくるんじゃないかなって」

ー新しいカラーがドロップされたUA ドライブ4について教えてください

「UA ドライブ4のオールブラックを代表合宿の時に履いていたんですが、ものすごく軽いんですよ。ハイカットって勝手なイメージですけど重たいという先入観がありましたが、こんなハイカット履いたことなかった。床を掴んでいるというか蹴っている感触がフィットしていて、すごく良い感覚で履けています」

ー今シーズンへ向けての決意を聞かせてください

「昨シーズンは自分の中でしょぼい辻直人を見せてしまったのが本当に悔しくて、コンディションやスキルのピークは、もちろんプレーオフを目指してるんですけど、個人的には開幕から昨シーズンのリベンジをしたいと思っているんです。もっともっと得点にも絡んでいかなきゃいけない。チームとしてはとにかく結果でリベンジしたい。見ている人すべてを見返してやりたい気持ちなんです。開幕では元気になった辻直人を見せたいですね」

辻直人(Naoto Tsuji)

1989年9月8日生まれ、大阪府出身、185cm/84kg
3ポイントシュートを得意とする日本屈指のシューティングガード。京都・洛南高校時代にウインターカップ2連覇に貢献し、青山学院大学でも3年、4年時にインカレを連覇する原動力となった。2012年に川崎ブレイブサンダースの前身である東芝ブレイブサンダースに入団。新人王に輝くと、13-14シーズン、15-16シーズンはともにプレーオフのMVPとなり、チームを優勝に導いた。日本代表には2013年に初めて選出、以降、日本代表の中心として活躍。

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