PICK UP PLAYGROUNDを豊崎海浜公園で開催…沖縄バスケに刺激を受けたBug!?さんが決意をあらたに
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を機にバスケ熱がより一層盛り上がった沖縄。その中で、多様なバスケットボールを地元の子どもたちに届ける「PICK UP PLAYGROUND SUMMER CAMP OKINAWA 2023」(主催:一般社団法人ピックアッププレイグラウンド)が、8月23日から9月2日にかけて開催されました。バスケットボールでつながったひと夏を振り返ります。今回はDAY3をレポートします。
8月27日、ストリートボーラーのYUKKEさん、プロフリースタイルバスケットボーラーのBUG!?(バグ)さんを招き、豊崎海浜公園オリオンECO美らSUNビーチで「PICK UP PLAYGROUND」が開催されました。
海沿いのストリートコートに2人が現れ、DJ MIKOさんによる音楽が流れはじめると、参加者の皆さんが集合。MAMUSHIさんのMCでピックアップゲームがスタートしました。その顔ぶれは、琉球ゴールデンキングスアカデミーのTシャツなど着た子どもたちや地元のボーラー、さらにSOMECITY OKINAWAで活躍するBE HUMBLEのYUTAさんもやってくるなど、実にさまざま。年齢、性別も関係なくバスケ好きが集まり、その輪が広がっていきました。1対1の強いYUKKEさんに挑むボーラーたちも多数いたそうで、見応えがあったようです。BUG!?さんは「見ていて、すごく楽しかった」と話しました。
そのBUG!?さんは、ピックアップゲームだけでなく、フリースタイルバスケットボールのパフォーマンスや、クリニックを通じて参加者の子どもたちと交流しました。「日頃、あまり見たことがないと思うストリートのトリックを見せてみんなが驚いたり、楽しんでくれて嬉しかったです。クリニックでも、教えた技を早速その場で練習して見せてくれる子がいて、これもまた嬉しかったですね」と、BUG!?さんは振り返りました。
一方でBUG!?さんは、DAY1の「Arch to Hoop」への参加に続き、沖縄のバスケットボールシーンに触れる中で、発見もあったと明かしました。
「僕は、都内でもストリートコートに行ってバスケをしていますが、ホームグラウンドがストリートって言える子は少ないと思うんですよ。でも、沖縄の子たちにどこのコートが盛り上がってるの?と質問すると、それぞれの子がいつも練習をしているコートがあると言えるんです。沖縄が一番ストリートコートが多いと聞いているので、やっぱりバスケットボール大国だと感じましたね。」
そしてBUG!?さんは、沖縄でバスケから刺激を受ける中で、フリースタイルバスケットボーラーとしての決意をあらたにしました。
「フリースタイルバスケットボールが、一番バスケを応援できるバスケだと信じて活動しています。競技バスケは、ゴールがないとプレーができないけど、フリースタイルバスケットボールはボールひとつだけあれば、どこでもいろんな方々に喜んでもらえるし、楽しませられるし、自分を表現できる。これが魅力です。引き続き、僕の活動理念である“ボールひとつで世界と繋がる”をテーマに、頑張っていきたいです」
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TEXT by Hiroyuki Ohashi
PHOTO by Nobuhiro Fukami