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2020.10.02

デザイナーの目から見たナイキスポーツウェアマーブルエコダウンジャケット

ナイキスポーツウェアシンセティックウィメンズジャケット
¥25,000 + 税

循環型とは、サステナブルなデザインを意図的で多くの関連性を持った選択の積み重ねとして考えることです。ナイキウィメンズスポーツウェアシニアクリエイティブディレクターのジェシカ・ロマックスが、ナイキスポーツウェアマーブルエコダウンジャケットの制作背景について説明します。

循環型デザインの原則に沿ったダウンジャケットをどのようにして作ったのですか？
ジャケットは比較的シンプルなプロダクトです。ジャケットの品質を損なわず、寒さに対する防寒性や、軽さと耐久性を妥協しないためにプロダクトを制作する方法はいくつかあります。
その中でも、3つについて考えて制作を行いました。

1.環境により優しい素材の選択
プラスティックゴミの埋め立てを減らすため、100％再生素材の透明なポリエステルシェルを採用しています。中綿には100％リサイクルのサーモア社エコダウンのマーブルの断熱素材を使いました。シェルと裏打ちに半透明の耐水・耐風性のリップストップを使ったので、雨風をしのぐことができ、快適で耐久性のあるジャケットを作ることができました。

2.廃棄物を減らすパターンやトリムの使い方
これを可能にするためには全体の工程にフォーカスし、効率性を高めることに他なりません。ジャケットは90％以上のマーカー効率で作られています。これは、ガーメントを作るときに多く使う素材をどのくらい経済的に使えているかという指標となります。布を裁断する時に、できるだけ布幅いっぱいにパズルのように型紙をおいて、効率よく切り取ることができるようにしています。これによって、使えない廃材をできるだけ減らすことができます。

3.共通の要素にリサイクル原料を取り入れる
ジャケットには特定の要素がありますが、その部位に使われる素材をもう一度検討することによって、環境に与える負荷を下げることができないか考えました。そこで、袖口の部分には78％再生ポリエステルを使った素材を使いながらも、冷たい空気が入るのを防ぐというジャケットに必要な機能を満たしています。またポケットのナイキのロゴが入ったウェビングには、100％再生ポリエステルを使用しています。