大坂なおみとナイキが女の子のスポーツ体験を向上し、人生を変える『プレー・アカデミー』を設立
2020年8月4日 (東京) – ナイキは大坂なおみ選手とローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団(以下ローレウス財団)と、遊びとスポーツを通じて女の子たちの人生を変えるプログラム、『プレー・アカデミー with 大坂なおみ』(以下「プレー・アカデミー」)を設立しました。
プレー・アカデミーは、ナイキが実施している東京の子どもたちに体を動かす機会を提供するMade to Play の取り組みを基盤とし、女の子たちが遊び、スポーツをする機会の創出をさらに促進することを目的とします。これは東京におけるナイキと大坂なおみ選手との初めての取り組みです。東京は、女の子が15歳までにスポーツを止めてしまう割合が世界の中で最も高い都市の1つで、男の子がスポーツを止めてしまう割合の2倍以上となります。
「私は次世代の女性アスリート* を鼓舞することに情熱を持っています」と大坂なおみ選手は語ります。「私は3歳の時からテニスを始めて、人生が変わりました。でも、すべての女の子たち、特に十分な機会が提供されていないコミュニティにおいて、私が得たような機会やロールモデルに恵まれていないことも知っています。そこで、私に何かできることはないかと考えました。」
プレー・アカデミーは、従来の性に基づく固定観念を脱却するスポーツ体験を通じて、女の子たちに公平な機会を与えることを目的としています。また、楽しく有意義な遊び体験に焦点を置き、若い女性たちに模範となることを促し、ジェンダーの平等に関する研修を受けたコーチの採用等、科学的根拠に基づく手法を用いて、女の子たちのスポーツ参加を向上することを目指します。活発な女の子たちは、学業、職場、および地域社会でより良い成果を収めるだけでなく、自己肯定感、前向きに課題に立ち向かい、自ら高い目標設定をするスキル身につけることができます。
「遊びとスポーツは生涯にわたり子どもたちに良い影響を及ぼしますが、全ての子どもたちに参加できる機会が与えられているわけではありません」と森本美紀(ナイキ ディレクター、アジア・パシフィック、ソーシャル・コミュニティ・インパクト)は述べます。「遊びやスポーツを行う多様な機会の欠如、女性コーチやロールモデルが少ないこと、文化慣習上の障壁など女の子たちはさらに多くの課題に直面しています。私たちは、プレー・アカデミー、そして大坂なおみ選手とのパートナーシップを通じて、この状況を変えたいと考えています。」
プレー・アカデミーを通じた助成金プログラムは既に計画中であり、遊びとスポーツを通じて女の子たちの生活向上に取り組む日本を拠点とした地域団体に、ナイキパートナーであるローレウス財団を通じて資金提供やジェンダー平等研修を提供することで支援を行います。
「アスリートの力を通じ、世界をより良い場所にすることがローレウス財団のプログラムの根幹です」、アダム・フレイザー(ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・グローバル チーフ・エグゼクティブ、)は話します。「本プログラムは、大坂なおみ選手のようなロールモデルの支持を受け、東京の女の子たちにスポーツがもたらす恩恵を受ける新たな機会を提供します。」
大坂なおみ選手は、強力な協力者が必要であることを認識し、ナイキとローレウス財団に加え、ボディーアーマー・スポーツ・ドリンクとヨネックスとも連携し、女の子を取り巻く環境の変革に取り組む賛同を得ました。
大坂なおみ選手は、最終構想に「私は、プレー・アカデミーを通じて、女の子がスポーツや遊びをすることで喜びを感じ、自分たちの潜在能力に気づくことを願っています。そうした女の子たちが、また次の世代が目指すようなロールモデルとなれるのではないでしょうか。」と加えました。
詳細は、www.playacademywithnaomi.comをご覧ください。