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  • 2025.09.09

NIKE HARAJUKUリニューアル——未来を創造する旗艦店が原宿クエストに誕生

ナイキは2025年9月11日、旗艦店「NIKE HARAJUKU」を移転リニューアルオープンする 。
2009年の誕生以来16年にわたり、東京・原宿から世界へと発信してきた同ストアが、新たな拠点・原宿クエストに場所を移し、街とカルチャーの交差点として再始動する。


小林社長が語る「未来を創造する場所」

メディアプレビューで登壇したナイキジャパン社長・小林氏はこう語った。
「新しい原宿の旗艦店は、ランニングを基軸にナイキとジョーダンの魅力を余すことなく発揮していきます。あらゆる意味での“アスリート”に新しい体験を届け、未来を創造する場所にしていきたい」

その言葉通り、単なるストアではなく「体験」と「未来」をキーワードにした空間づくりが、このリニューアルの根幹にある。


日本初導入「NSRL FORM」

今回の目玉は、日本初導入となる「NSRL FORM」だ。
米オレゴンのNike Sport Research Labで培われた研究成果を一般アスリートに開放する試みで、トレッドミルでランニングを2分間計測するだけで、姿勢や動作を6つの指標から解析。効率的でケガをしにくい走り方を科学的に導き出し、シューズやトレーニングの提案に結びつける。

シニアディレクターのキャサリン・ポー氏は「エリートアスリート向けの研究を、日常のランナーにスケールさせたもの」と語り、従来の解析とは一線を画す体験であることを強調した。


フロア構成——1Fから3Fまでの体験設計

1F:都市と呼応するランニングの入口

象徴的な「FOOTWEAR WALL」が来場者を迎え、ランニングフットウェアやアパレル、Nike By Youのカスタマイズサービス、そして「NSRL FORM」が配置される。
機能とクリエイティビティを掛け合わせた都市の玄関口だ。


2F:WOMENS & KIDS、家族に開かれたフロア

ウィメンズのライフスタイルやトレーニング、バスケットボールのラインに加え、キッズのアパレルやフットウェアを展開。ベビーカーでもアクセスしやすい設計が施され、家族にとって親しみやすい空間に。


3F:バスケットボールとジョーダンの聖域

最上階となる3Fは、バスケットボールとジョーダンブランドのフロア。カテゴリーごとのウォールやマネキンを用いたコーディネート提案が並び、プロダクトを超えて“カルチャーを体感できる場”として設計されている。
ここは東京のボーラーたちが集まり、World Of Flightと共にジョーダンのDNAを共有する拠点として機能していくだろう。


サステナブルなデザインと日本の美意識

再生素材を什器や座席に活用するなど、環境配慮も徹底。各階のエレベーターホールには、日本の伝統工芸「組子細工」を用いたスウッシュロゴが配され、世界的ブランドとローカルカルチャーが交わる意匠が印象的だ。NIKE HARAJUKUのロゴは表参道の欅(けやき)の木をモチーフにしている。


カルチャーの交差点から未来へ

ランニングの科学的アプローチから、ジョーダンのカルチャー、そしてファミリーが自然に触れられるフロアまで。
NIKE HARAJUKUは、スポーツとライフスタイルを横断し、街と人をつなぐ「交差点」として再誕する。

小林社長の言葉どおり、この場所は“未来を創造する旗艦店”であり、東京のカルチャーマップに新たな線を描くことになるだろう。

NIKE

https://www.nike.com/jp

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