河村勇輝がシカゴ・ブルズと2ウェイ契約を締結
サマーリーグでの躍動が評価され、NBA2年目へ挑む
日本バスケットボール界にまたひとつ、大きなニュースが飛び込んできた。
河村勇輝が、NBAの名門シカゴ・ブルズと2ウェイ契約を結んだことが現地7月19日、正式に発表された。
2024-25シーズンはメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結び、NBAデビューを果たした河村にとって、今季が2年目のチャレンジとなる。
契約の決め手となったのは、7月に行われたサマーリーグでの活躍だ。
5試合に出場し、平均10.2得点、6.2アシスト、2.2スティールを記録。初戦では20得点・10アシストのダブルダブルをマークし、アグレッシブなプレースタイルと高いゲームメイク力を印象づけた。
NBAで最も厳しいと言われるガードポジションの中で、身長173cmの河村が示した存在感。
“Make them watch”——彼のプレーは、言葉通り世界中の注目を引き寄せている。
ブルズとの契約により、今季はNBAとGリーグ(Windy City Bulls)の両方でプレーすることが可能に。
NBA出場は最大50試合まで許可されており、ブルズのバックコート陣との競争の中で、さらなる進化が求められる。
コート上での視野の広さ、ピック&ロールでの駆け引き、そして勝負所での冷静な判断。
それらすべてが評価された今回の契約は、日本人ガードが世界最高峰の舞台で戦う“ロールモデル”としての河村の新たな一歩でもある。