PICK UP PLAYGROUNDが「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」の寄贈式を開催!
⼀般社団法⼈ピックアッププレイグラウンド(代表理事/ 秋葉直之)が、能登半島地震の復興⽀援の⼀環として、⽯川県の内灘町総合公園(⽯川県河北郡内灘町宮坂)にあるバスケットボールコートを、税⾦を使わない⾃主財源でリニューアルする「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」を4月に発足。
多くの著名人による賛同メッセージも寄せられたクラウドファンディングでも、当初の目標金額を遥かに上回る支援が集まり、この度ついにコートが完成。その寄贈式が2024年6月26日に行われた。
MC MAMUSHIによる司会進行のもと進んだこの式典の内容は以下となっている。
寄贈式には、内灘町長の川口克則氏ほか関係者に加え、⽯川県七尾市出⾝で2024年度バスケットボール⼥⼦⽇本代表の⾚穂ひまわり選⼿(デンソーアイリス所属)、姉の⾚穂さくら選⼿(デンソーアイリス所属)、兄の⾚穂雷太選⼿(秋⽥ノーザンハピネッツ所属)も駆けつけ、新しく誕生したバスケットコートでトークセッションやテープカット、ファーストシュートなどのセレモニーが行われました。
石川県七尾市出身の赤穂さくら選手、雷太選手、ひまわり選手はトークセッションに登壇し、バスケットボールを通じた復興支援について語るとともに、このコートでバスケットボールをプレーする子供たちへメッセージを送りました。
赤穂さくら選手からのコメント
体育館は予約するのが大変だったりすると思うんですが、いつ来てもバスケができるこのような環境が整ったことがシンプルにうれしいです。ここでクリニックを開催して、地元の小中学生と一緒にプレーできたら最高ですね。開放感のある素敵なこのコートをたくさんの人に使ってもらってバスケットボールをとにかく楽しんでほしいなと思います。
赤穂雷太選手からのコメント
第一印象、本当に綺麗なコートだと感じました。ストリートコートはやはり代々木というイメージがあるのですが、ここが新たな聖地になればいいなと思いますし、たくさんの人に知ってもらいたいですね。素晴らしい環境が用意されたので、地元の子供達にたくさん練習してもらって、未来のBリーガー、Wリーガーがここから誕生することを願っています。
赤穂ひまわり選手からのコメント
身近な場所にとても映えるコートができたのでたくさん使ってもらえたらと思います。いまバスケットボールがとても注目されているので、こんなコートがたくさん増えて、さらに広がっていってほしいと思います。私自身は、バスケはとにかく楽しむことが大切だと思っていて、この場所でプレーを楽しんでもらいたいですし、私も楽しむ姿を見せていきたいですね。
寄贈式には漫画「SLAM DUNK」の作者であり、コートを寄贈した一般社団法人ピックアッププレイグラウンドをサポートする井上雄彦さんからもコメントが寄せられました。
井上雄彦氏からのメッセージ
「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」により、内灘町のバスケットボールコートが美しく完成したことをとても嬉しく思います。このコートに集うプレイヤー1人1人の力で、日本バスケの景色をさらに豊かにしていきましょう。
井上雄彦
尚、当寄贈式を後援するスポーツ庁からは室伏広治長官よりメッセージが寄せられ、北陸の復興支援並びに、このコートを起点に全国へと展開される「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」へエールを贈りました。
スポーツ庁長官 室伏広治氏からのメッセージ
HOKURIKU PLAYGROUND Renovatioin Project バスケットボール寄贈式に寄せてこの度、内灘町のバスケットボールコートの改修工事が完了したことを心より喜ばしく思います。昨年のワールドカップでは、日本代表が見事な戦いを繰り広げ、私たちに感動と希望を与えてくれました。その影響もあり、 バスケットボールへの関心が一層高まっていることを感じています。
スポーツは、 私たちの生活に健康と活力をもたらすだけでなく、 地域社会をつなげる重要な役割を果たします。今回のプロジェクトも皆様の協力と情熱によって実現しました。このバスケットボールコートは、 青少年が健全に成長する場であり、 地域住民がコミュニティの絆を深める場です。 日々の練習や試合を通じて、 子供たちがチームワークや努力の大切さを学び、大人たちも健康維持やストレス解消の場として活用されることを願っています。
スポーツ庁としては、 今後もスポーツ環境の整備と充実を推進し、 誰もがスポーツに親しめる社会を目指してまいります。地域の皆様がこのバスケットボールコートを大いに活用し、スポーツを通じて明るく健やかな生活を送られることを心より願っております。関係の皆様の御支援と御協力に深く感謝申し上げますとともに、このコートが内灘町はじめ石川県の復興支援につながること、 「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」の成功を祈念いたします。今後とも、スポーツの力で地域社会を盛り上げていきましょう。
「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」
このプロジェクトは、⼀般社団法⼈ピックアッププレイグラウンドが、スポーツ施設の総合建設業⼤⼿「⻑⾕川体育施設株式会社」とパートナーシップを締結し、全国の公園に屋外バスケットボールコートを増やしていく「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」の⼀環として⾏われ、内灘町のコートが記念すべきプロジェクト第⼀号のコートとなります。改修費⽤の⼀部の資⾦調達を⽬的としたクラウドファンディングでは、343名の支援者から合計7,005,000円の⽀援金が集まり、バスケットボールによる復興⽀援に対して⼤きな関⼼を集めました。コートのデザインは⽯川県らしい⽯畳や町家の特徴である紅殻格⼦をデザインモチーフに、⽇本海の⻘と⾦箔のゴールド、⿎⾨やバスケットボールをイメージしたオレンジをメインカラーとして採⽤。地域の⼦供達や若者をバスケットボールを通じて勇気づけることはもちろん、観光資源になりうる特徴のあるコートとして⽣まれ変わらせることによって来街者が増え、北陸エリアの中⻑期的な復興⽀援へ繋がることを⽬指しています。
- 一般社団法人ピックアッププレイグラウンド