PEACEBALL PICK UP GAMEでともやんが一番印象に残ったこと
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」を機にバスケ熱がより一層盛り上がった沖縄。その中で、多様なバスケットボールを地元の子どもたちに届ける「PICK UP PLAYGROUND SUMMER CAMP OKINAWA 2023」(主催:一般社団法人ピックアッププレイグラウンド)が、8月23日から9月2日にかけて開催されました。バスケットボールでつながったひと夏を振り返ります。今回はDAY6をレポートします。
8月30日、YouTuberグループ・Lazy Lie Crazy【レイクレ】の一員として活躍中のともやんさんをゲストに招いたピックアップゲーム「PEACEBALL PICK UP GAME」が、開催されました。午前中に石川体育館で、夕方から南城市玉城体育館で開かれたイベントには、総勢約600名もの方が参加。子どもたちや地元のボーラーがバスケで楽しむ光景があふれただけでなく、その様子を見ようと2階の客席にたくさんのギャラリーも詰めかけました。
1日を振り返ってともやんさんは、「バスケが上手い人も下手な人も分け隔てなく、全員で楽しめるバスケ大会にしたくて、PEACEBALLというテーマにしました。まさにそれを、体現できたピックアップゲームになったと思います」と、話しました。
また、ともやんさんからは、一番印象に残ったエピソードも寄せられました。これもまた「PEACEBALL」を体現できた思う、ひとつの名場面かもしれません。
「バスケをしていない野球部の高校生が、バスケをしている子たちに混じって、楽しくバスケをしていた姿が一番印象に残っています。なかなか、バスケ未経験者がプレーできる環境を作るのは難しいと思いますし、上手い人同士で固まってしまうのがよくある光景かもしれません。でも今日、誰でもウェルカムという環境ができたからこそ、野球部の子がプレーできたと思うので、とても嬉しかったです」
YouTuberの活動を通して、国内外さまざまな土地を訪れてきたともやんさん。その中でも1日2回、計6時間のピックアップゲームは、忘れられない時間となりました。交流した沖縄の皆さんのテンションが高く、彼ら彼女らから受けた刺激は、今後のともやんの活動の力になっていきます。
「バスケで盛り上がれる環境を全国各地で作っていきたいと思えるような、すごいパワフルな人たちばかりでした。僕もすごく楽しかったです」
一方で、パワフルな皆さんが集まったPEACEBALL PICK UP GAMEはともやんさんだけでなく、SUMMER CAMPの運営スタッフも元気づけました。そのスタッフの一人、番長こと三井啓資さんは次のように振り返ります。
「ツアースケジュールの後半に差し掛かったタイミングのイベントで、僕らスタッフ陣も体力的にツラい状況でした。でも、押し寄せた人波をみんなで乗り切ろうと再度一致団結できた気がしました。イベントもすごい盛り上がったので、スタッフの皆さんに改めて感謝した日でした」
さらに三井さんは、沖縄の子どもたちと交流する中で「最初こそ控えめな印象」を持ったそうですが、「何かをきっかけにプレーや表情が変わる瞬間」を何度も目撃して、驚いたそうです。合計で600人が集まったイベントで印象に残ったことを、こう明かしてくれました。
「平日だったこともあり、石川体育館ではまだ夏休みだった小学生を中心に集まり、エキシビジョンゲームではBUG!?も参戦して雰囲気が一気に明るくなりましたね。ともやんのブザービーターが決まって大いに盛り上がりました」
「玉城体育館は、南城市の入り組んだ場所にも関わらず、とてもたくさんの観客が集まりました。参加者のレベルも高くなり、お互いにやり合うゲームも展開したんです。その中、暑さと疲労で溶けそうなぐらいクタクタになりながらも、みんなを楽しませながらやりきったともやんはさすがでしたね」
PEACEBALLは参加した皆さんはもちろん、スタッフ陣の記憶にも残るイベントとして、SUMMER CAMPに刻まれました。
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TEXT by Hiroyuki Ohashi
PHOTO by Nobuhiro Fukami