長きにわたってアメリカ西部の象徴となってきたロデオのルーツは、1800年代までさかのぼる。メスティーソ、先住民、アングロサクソン系米国人の文化が融合したロデオは、もとは農場同士が対決する場で行われたもの。騎乗技術やロープさばきを披露することが目的で、当時はルールもほとんどなかった。その後1900年代において、こうした先駆者の中でも、とりわけ黒人の農場主と作業者たちの画期的なテクニックと観客を喜ばせるスタイルによってロデオは変貌し、アメリカを代表する観戦スポーツへと発展する。今回登場するダンク LOWは、このアメリカ初のアクションスポーツを称えた一足。カラーとディテールでは、黒人の開拓者に特有の南西部の伝統をイメージしている。

まばゆいターコイズが主役のダンク “Rodeo”。スエードとフォレストのレザーを組み合わせたアッパーに大胆なカラーとブーツのステッチのディテールを組み合わせた型破りなデザインだ。レザーのパイピングとチェーンステッチのロゴでダンクの特長的な輪郭を強調。ダスティアースの色合いとオールドウエストのアクセントが、ライトニングイエローの差し色とレッドのトランスルーセントアウトソールに映える。シューズを完成させるのはカスタムソックライナーのアート。ここには、黒人カルチャーとイノベーションが切り開いた、陽光降り注ぐフロンティアの情景が描かれている。

ナイキ SB ダンク LOW プロ

Tourmaline
￥18,700
5/9 9:00 より販売開始

NIKE SB DUNK LOW PRO 'Tourmaline'