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  • 2018.06.25

SPECIAL DELIVERY vol.1「BALL DON’T LIE TEE」

ファッションの生産・販売プラットフォーム「FACTRY」とFLY Magazineがタッグを組み、バスケットボールをテーマにしたファッションアイテムを企画!第1弾は仲西淳による本誌好評連載中の「Hoop Slang Bot」をテーマとしたコンセプトを国内外で活躍するクリエイターDUNKWELL氏がデザイン!
Text/Jiro Ikeda Photo/24young

FACTRY

個人が自分のアイディアを表現したTシャツなどのアイテムをつくり、販売できるようにするサービス。単なるグッズではなく、街で着られるファッションアイテムとして商品化できるのが特徴。生産〜販売〜配送までワンストップで請け負う。ファウンダーは、アメリカの大学でバスケ選手経験もあり、代々木公園のストリートボールトーナメントALLDAYのコミッショナーをつとめるJIRO IKEDA。

仲西淳(Jun Nakanishi a.k.a. J-WALK )

1982年7月7日生まれ 東京都世田谷区出身。15歳にて単身でアメリカに渡り、東京アパッチでプロキャリアをスタート。bjリーグ、Bリーグ12年のプロキャリアを持ち、現在はプロスキルトレーナーとし活動するなか、再びプロプレイヤーとして3×3プレミアリーグにもGERA.OSAKA.EXEのメンバーで参戦している。バスケットボールスラング用語、“HoopSlangBot”では英語でのお洒落でクールなフレーズをボーラーとしての観点で解説し、違う角度でバスケットボール人気に貢献している。

DUNKWELL(ダンクウェル)

東京生まれ。アートディレクター、イラストレーター、グラフィックデザイナーなど、様々な分野で独自の世界観を表現するクリエイター。ストリートカルチャーへの造詣が深く、幼少期は80年代スケートカルチャーの影響を強く受け、中学生の時に出会ったエアージョーダン6をきっかけにバスケットボールへの関心が高まった。DUNKWELL(ダンクウェル)というネームは「ペンキをたくさんつける」という意味があり、世の中に様々なデザインを残していきたいという意志でつけられた。

JIRO:今回の企画の経緯は?

J-WALK:もともと「Hoop Slang Bot」って名付けて英語独特のバスケスラングをTwitterで紹介してて。

JIRO:ちゃんと平仮名で読み方書いてあったり。親切だよね。

J-WALK:見て終わるだけじゃなくて使って広めてほしいって思ってるから。違う角度からバスケをもっと盛り上げたくて。それからFLY Magazineの連載になって、ふとアイディアがうかんで、これをグッズ化して違った形で広められないかって。バスケとファッションってつながってるしね。友達のDUNKWELLさんに話してデザインしてもらったんだ。DUNKWELLさんは元々ジョー(JUNの兄)と同じ高校の同級生で。

DUNKWELL:めっちゃ仲良くて。小学生のときからJunの家行ってファミコンして遊んだり。

J-WALK:DUNKWELLさんも元々バスケ好きだから。

JIRO:じゃあ90年代のときからNBA観てたんですか?

DUNKWELL:仲西家に観にいってましたね(笑)。

J-WALK:それでアメリカから帰ってからまた出会って。昔からアートの才能が凄いってみんな言ってて、気づいたらプロでやってて。

BALL DON’T LIEとは?

JIRO:今回テーマに「BALL DON’T LIE」を選んだ理由は?

J-WALK – 結構好きなスラングで、 直訳すると「ボールはウソつかない」なんだけど、自分がディフェンスしてて明らかにファウルじゃないのにファウルコールとなって、でもオフェンスがフリースローを落としたときに、ボールは真実を見てる、ほら今のはファウルじゃなかったからだっていう捻った言い回しのスラングなんだ。アメリカの高校や大学でも普通にベンチからこれを言ってて、日本だと絶対ないなって。

Jiro:ジョークだよね。言われた方もファウルされてないのわかってるから苦笑いしちゃうみたいな。

J-WALK:しかも文法的には間違ってて、正しくはBALL DOESN’T LIEなんだけど、みんなDON’Tって言う。そういうのも含めて面白いなって。

JIRO:日本だと文法気にしちゃうからね…… 気にしすぎて喋れないっていう……。

J-WALK:そう。日本だとコレじゃなきゃダメっていうのがよくあるけど、そうじゃなくてもっと自由に。バスケでも一緒。

JIRO:なるほど、深いね。そのマインドをDUNKWELLさんに頼んでデザインに落としこんだんだね。

J-WALK:そうそう。上手くデザインで伝えられないかなって。

DUNKWELL:Junからラフが来て(笑)。

J-WALK:おれが自分で書いたの(笑)。

DUNKWELL:ラフの通りにやりました。

J-WALK:すごい下手クソだけど(笑)、でも思いは伝わったね。ボールに喋らせて、ボールが主役っていう感じにして。吹き出しの中の色もいい感じになった。

DUNKWELL:かわいいよね、プリントでかくて。

J-WALK:ボールに動きが出てて、ボールに意思がある感じがよく出てて好きで。すごくシンプルだけどメッセージもあって。

JIRO:今までバスケでなかったテイストでめちゃくちゃいいなと思いました。

J-WALK:元々AND1っていうブランドがめっちゃ流行ってて、顔がマネキンみたいになってるキャラクターが吹き出しで色んなバスケのフレーズを喋ってるっていうTシャツがあって。あれは見るからにバスケ!って感じなんだけど、こっちはもっとファッションに寄った感じかな。

J-WALK:日本だとBリーグや3×3ができて、バスケもだんだん人気出てきたなかで、トラッシュトークの文化はほとんどないよね。そういうのを言っちゃいけない、みたいなのがあるから。ただの悪口じゃなくて、おしゃれなニュアンスでの。アメリカだと共通理解としてそれがあるんだけど、日本でも公園とかでフレーズが自然と出るようになったらまた面白いんじゃないかな。あとNBAでも何か問題があるとジョークにするよね。例えばドノバン・ミッチェルが、ベン・シモンズはルーキーじゃないだろっていうTシャツ着てたりね。

JIRO:辞書に載ってるルーキーの定義をそのまま書いてたTシャツだよね。

DUNKWELL:へー!面白い!

J-WALK:例えばだけど、レブロンがカリーにファウルしてないのに吹かれて、でも勝ったとして、その記者会見であれはファウルじゃないよってのをアピールするためにレブロンがこのTシャツ着てたら面白いよね。

JIRO:じゃあ3人でこのTシャツ着てNBA観に行きましょう。(カメラに)抜かれると思う(笑)。

J-WALK & DUNKWELL:たぶん抜かれるね(笑)。

JUN NAKANISHI x DUNKWELL x FLY MAGAZINE

“BALL DON’T LIE”TEE (WHITE)

¥4,800

“BALL DON’T LIE”TEE (CHARCOAL GRAY)

¥4,800

“BALL DON’T LIE”TEE (PINK)

¥4,800

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