ナイキ インパクトレポート -女性と女の子を支える ナイキの進歩へのコミットメント-
ナイキの各チームは、特に女性と女の子を含むすべてのアスリート*と、健全な地球環境の未来を築いていくためのソリューションの創造を支援しています。2025年の目標を設定することにより、責任を持ってしっかりとした変化を生み出していきます。2022年会計年度のインパクトレポートでは、私たちのパーパス（企業目的）の全領域における進捗を紹介しています。
PEOPLE(従業員)
22年度には、全世界のナイキでの労働力の51％を女性が占め、業界をリードするプログラムの実施により、あらゆる階層の女性のキャリアを加速させることで、さらなる平等の実現を果たしました。私たちは、公平な給与とリプレゼンテーションがコミュニティに力を与えると信じています。私たちは、全世界のナイキの女性と米国の人種的・民族的マイノリティに対して賃金平等を維持し、会社全体でリーダーシップの多様化を継続していきました。私たちのチームだけでなく、過去2会計年度には、多数の女性主導の企業を含む多様なサプライヤーに対して、累計7億7700万ドルの支出を行い、私たちのコミットメントを実現させました。
PLAY(コミュニティ)
投資やパートナーシップを通じて、女の子とそのコミュニティのために、大きくポジティブな変化を促すことにも貢献しました。パートナーの多様なプログラムを通じて、37万5,000人以上の女の子が遊びやスポーツに参加し、17,000人以上のコーチに、子どもたちのために、より包括的な体験を生み出すためのリソースを提供しました。また、女性、女の子、そしてブラック・コミュニティ・コミットメント（BCC）に重点を置き、世界中のコミュニティに総額1億4900万ドル（前年度の税引前利益の2.24％に相当）を投資しています。
PLANET（地球）
スポーツの未来に貢献し、私たち全員の遊びやスポーツの場を守るために、ナイキの各チームは22年度に大規模で画期的な施策を実現していきました。アパレル生産における二酸化炭素排出量を削減するための素材プラットフォームと製造方法であるナイキ フォワードなどのイノベーションも発表しています。敷地内の風力発電や太陽光発電、電力購入契約、グリーン電力証書購入など、長年にわたって再生可能エネルギー活用に取り組んできた結果、私たちは自社が所有・運営する施設の温室効果ガス（GHG）排出量を21年度から22年度にかけて約40％削減し、現在ではこれらの施設を93％再生可能電力で運営しています。また、サステナビリティに配慮したスポーツ用品を増やしていくために、製品に対して環境にやさしい素材を39％使用し、その過程で182,000トン以上の温室効果ガス排出を削減しました。
2025年の目標に近づけるために、私たちは大きな前進を遂げましたが、まだやるべきことは多くあります。私たちは長期的な視点を持ち、完璧であることよりも前進することにこだわり、ソリューションを生み出し、私たちが持つ影響力をアスリート*のために活用し、私たちの企業目的に沿ってスポーツを通じて世界を前進させることを続けていきます。
•ナイキの2022年会計年度のインパクトレポートには、スポーツを通じて世界を前進させるという全社的な意欲が込められています。
•22年度、ナイキは、2025年に向けた29の目標に対して、継続的に大きく前進しています。
•ナイキはターゲットに関する様々な側面において、女性や女の子がスポーツに公平な機会が与えられ、成長の機会を得られるよう、より一層活動を強化していきます。
アスリート*：IF YOU HAVE A BODY, YOU ARE AN ATHLETE（身体さえあれば誰もがアスリートである）- 共同設立者ビル・バウワーマン
