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  • 2021.08.18

エア ジョーダン 36の制作の舞台裏

エア ジョーダン 34とエア ジョーダン 35が基礎になったエア ジョーダン 36は、ジョーダン ブランドのプロダクトチームの技術を生かし、あらゆる点において「軽さ(light)」と、そのパフォーマンスに与える効果を追求したシューズです。

エア ジョーダン 36制作にあたり、ジョーダン ブランドが目標としたことは、エア ジョーダン 34とエア ジョーダン 35から学んだ、要素をそぎ落とすための知識を生かし、さらにそれを追求することでした。そして、シューズのテーマを「軽さ(light)」としました。

ジョーダン ブランド デザインの専門家のチームがこのテーマのもと一体となり協力し、たくさんの定義を完成形にしていきました。エア ジョーダン 36の新しい特徴であるジャカードのからみ織アッパー、フルレングスのズーム エアのストロベルとそれに重ねた前足のズーム ユニットや、改良されたプレートシステムなど、全てはジョーダン ブランドの専門家たちがその技術を生かして世界最高のバスケットボールシューズを作ろうとした結果です。

ジョーダン ブランド デザイン VPのマーティン・ロッティは次のように話します。「このブランドが好きなみなさんに、ジョーダン ブランドのデザイン レガシーの一つである、中心的メンバー間のチームワークの力が、優れたものを生み出しているということを感じてもらいたいと思います。ジョーダン ブランドは一人の人間をきっかけに生まれましたが、各分野のエキスパートである多くの人によって未来へと受け継がれています」

エア ジョーダン 36では、次世代プレイヤーの活躍を導くべくジョーダン ブランドの各チームが協力し、軽さの3つの側面を追求しています。


視覚的軽さ:素材
エアジョーダン 36 はジャ ガ ードのからみ織素材をアッパーに 使用しています。 軽量かつ強靭なこの素材はしなやかに足になじみ、必要な部分をしっかりとサポートします。この素材は軽さを実現しただけではなく、からみ織によって空気、光や色が通り抜けるような通気性や透け感もあります。

「通常軽さを考えた時には全体をシースルーにすることを考えます。ただバスケットボールの世界の中で、既に使い尽くされたアイディアではなくもっと新しい軽さを表現したいと考えました」とジョーダン ブランドのリード マテリアル デザイナーのジャクリーン・リファーツは 話します 。「そこで、軽さとはどうやって見えるものなのかを考えました。アッパーの重量が軽いことによって軽さが生まれますが、同時にアッパー自体の性質の中に軽さや光が感じられることによって軽さが引き立つようになります」

からみ織とは
からみ織とは織物の一種で、よりをかけた縦糸2 本と横糸を織り合わせる方法で、強く、軽く、あらゆる形になじみやすい素材が出来上がります。


感覚的軽さ:エアM I (生産とイノベーション
バスケットボールにおいて、ただ軽いだけのシューズで決定的な動きを生み出すことはできません。プレイヤーがコートに体重をかけた力に反発する弾みとして、軽さが感じられたり 、音として聞こえたりすることも重要なのです。

エアジョーダン 36 のクッショニングシステムは、歴代のジョーダン ブランドのシグネチャーシューズの中で 最も ズーム エアを広範囲に 使用しています。フルレングスのズーム エア ストロベルをアッパーと直接縫い合わせ、前足部にはそのすぐ下にもう一枚ズーム エア ユニットを重ねて爆発的な反発性を生み出します。多方向の動きに対応するトラクションパターンは理想的なベースとなって、素早い動き、方向転換や足のコントロールを促します。

「バスケットボール市場の中で私たちが気付いた一つのトレンドは、軽量性が機能的特徴であると説明されていることです。そして、それが ボールハンドリングや足を使った動きに役に立つと 幅広く知られています。 それらはゲームの中の基本的な要素ですが、ジョーダン ブランドの本来の特徴は、フロアから離れている時間、ハングタイム、つまり飛びあがっている時間にこだわるところです」とジョーダン ブランドのシニア PLM (プロダクトライン マネージャー)のチャド・トロイヤーは 話します 。「ズーム ストロベルの下にもう一枚ズーム ユニットを重ねることで、プレイヤーがフロアから素早く飛び上がれるような“弾み”を提供したいと考えました」

「軽さ」の意味を考えることは、ジョーダンブランドの若手アスリートの動きにあったデザインを作ることにも通じます。サトウ・サバリー、ジェイソン・テイタム、ルカ・ドンチッチ、ザイオン・ウィリアムソンなどのプレイヤーは信じられないほどにパワフルであると同時に優雅さも備えています。その動きにフィットするゲームシューズをつく るため、ほんの少しでも重さを落とすことで選手の強みを生かそうとしています。エア ジョーダン 36 はソックライナーにも小さな穴を開けて軽量化を図ると同時にズーム エア ストロベルと足をより近づけています。

「ジョーダンブランド デザインチームの一人一人がしっかりと仕事をしてくれました」とダラス・ウィングスのサトウ・サバリー は話します 。「36はすごい。ものすごく軽い。手に取っても、感じるだけではなく、見ていても軽さがわかる。履いてみた瞬間から、これでプレーすると楽しいことになるとわかりました」


軽さは象徴的:フットウェア
デザインシューズのデザイン全体に共通するのは、マイケル・ジョーダンがバスケットボールカルチャーに与える限りない影響力です。チームではエアジョーダン34と35で繰り返し採用したズームバッグを露出させるデザインを変更し、ミッドソールの中に収め、リボンのように使ったフォームと連動させる仕組みにしました。この変更により、ミッドソールのフォームが無限大の記号のよう なデザイン になっています。これは同時に、ジョーダン ブランドのフライトプレートやエクリプスプレートのような機能を持つデザインにもなっています。つまり、プレートに力がかかると、かかとが足を衝撃から守りつつ、前足に弾みを与えます。同時に、このデザインはマイケル・ジョーダンがスポーツに限らずその他の分野にも与える無限の影響力を象徴的に表現したものでもあります。

「エアバッグを露出させることにはもうこだわっていません。プレートシステムを包み込むリボンを一つの線にしたいと思いました」と、ジョーダン ブランド フットウェア デザイナーのテート・カービスは 話します 。「その中でエア ジョーダン6のディテールを少しだけあしらって、マイケルが世界のカルチャーに与えつづける影響を感じさせるソールのデザインにしています」

過去2作のエア ジョーダンモデルで採用したエクリプスプレートを、エア ジョーダン 36 では真ん中に穴を開けてアウトソールとミッドソールの間に配置し、軽量化を図ると同時に露出させることで安定感を見せています。そのほかに、レースカバー、アウトソールの切り込み、かかとの装飾など、マイケル・ジョーダンが初タイトルを取ったシューズであり、この新作のインスピレーションとなったエア ジョーダン 6 に影響を受けたディテールとなっています。


Air Jordan 36 Global Game Rui Hachimura
¥22,550
このカラーは、8月22日より発売予定です。

Air Jordan 36 Psychic Energy
¥22,550
このカラーは、9月16日より発売予定です。

Air Jordan 36 First Light
¥22,550
このカラーは、9月2日より発売予定です。


NIKE

https://www.nike.com/jp/

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