それぞれのストーリーとパッチがエネルギーを伝える ナイキ 2021年 BeTrue コレクション
よりパーソナルな表現を可能にするために、それぞれのフットウェアにはベルクロのパッチが同梱され、着用者はLGBTQIA+を表現する9つのフラッグから選択することができます。2021 ナイキ BeTrue コレクションは、6月15日からNIKE.COMとNIKEアプリ及び一部のNIKE取扱い店にて発売予定です。
2021年のナイキ BeTrue コレクションは、スポーツが根本的な包括性を実現する場所になり得るという考えに着想を得ています。同時に、スポーツは、多様なストーリーや背景、指向を受け入れることで、より豊かなものになります。LGBTQIA+の9種類のフラッグは、異なるストライプと色によってそれぞれ違ったストーリーを表現しているものですが、今年のフットウェアではこれを幅広く活用しています。多様なフラッグ パッチのセットから、インフィニティ リアクト ラン 2、ブレーザー ‘77 ロー、エア マックス プリディ、オールアウト ユーティリティ スライドを飾ることができます。
ナイキ インフィニティ リアクト ラン 2
¥19,250(税込)
2017 年のBeTrue フライニット レーサー以来のレインボーカラーのフライニットです。アッパーのかかと部分のフラッグをカスタマイズできます。
ナイキ ブレーザー ‘77 ロー
¥12,100(税込)
レインボーのスウッシュが縫い付けられたレトロなローカットデザインで、ヒールタブをカスタマイズすることができます。
ナイキ エア マックス プリディ
¥15,400(税込)
70 年代のジョギングシューズから着想を得たデザインを、グラデーションのレインボーカラーのスウッシュとカスタマイズできるかかとのフラッグが飾ります。
ナイキ オール アウト ユーティリティ
スライド ¥5,500(税込)
2019 年に登場したファニーパックが再登場します。今年はスライドに収納が2 つ付き、新しいアウトソールパターンとカスタマイズできるフラッグが付いています。
HRC,ナイキ ブランド アンバサダー
ジア・パー
ナイキとBeTrue コレクション通じた表現をすることは、特にナイキとLGBTQIA+コミュニティのために最前線で活動している国や地域の団体とのパートナーシップを通じて、多様な意見の価値を重んじることが長い間礎となってきました。その一つである、ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)は、40年以上の歴史を持つ団体です。しかし、歴史を持つと言っても若々しさは失われていません。昨年、HRCが実施した10代の意見を取り入れていくためのユースアンバサダープログラムの代表の一人として、3年前に中学生で男性から女性への性転換を発表し、メディアに広く取り上げられ、全米で高い評価を受けたジア・パーが登場しました。パーのような10代の若者の勇敢なリーダーシップが新しい世代に勇気を与え、彼らの正直な発言が尊重され、受け入れられ、聞いてもらえるという信頼感を与えられるようになっています。
パーは、しばらく言葉を選んだ後に、自らがカミングアウトした様子を積み重ねの作業だと説明しています。彼女は、最初に身近にいる大切な人に事実を伝えた際のことを覚えています。不安を抱きながら手書きの手紙を大きな声で読み上げて、同級生に自分のことを勇気を持って伝えたのは最初のカミングアウトからかなり後のことでした。
パーは、次のように話しています。「まず両親に伝え、そこから徐々に他の人にもカミングアウトしていきました。親友には、ショッピングモールで前置きもなしに伝えました。こっそりと伝えたこともあります。それから休暇中に母方の少人数の家族に伝え、父方の親戚100人ほどの集まりで伝えました。そのような積み重ねを経て、学校全体、そして街全体に伝わっていきました。」
間も無く彼女のストーリーが、昼間のインタビューや夜のニュースで取り上げられるようになっていきました。さらには、様々な組織の枠を超えて広まっていきました。パーは、HRCのアンバサダーに認定されたのと同じ年に、トランスジェンダーおよびノンバイナリーの若者の個人的なストーリーを伝えることを目的に、2017年に設立されたキャンペーン「GenderCool」の初代スポークスパーソンとしても発表されました。
聞き手の違いに合わせて、直感的にメッセージや話し方を変えようという衝動は起こりがちです。しかし、異なる歴史的背景を持つ様々な組織と協力する時でも、自分のストーリー自体に何ら変わることはないとパーは話します。性転換するという発表は、両親に対しても、親友あるいは学校に伝える時にも変わることはありませんでした。ストーリーとは小さな事実の総体ではなく、彼女のアイデンティティを語るものなのです。状況や媒体が変わることがあっても、包摂的なストーリーを伝えるという思いの根底にあるのは、自らの経験に忠実であることだと彼女は述べています。
「私の話の伝え方は、話す相手が誰であってもあまり変わりません。私にとっては、聞き手側に豊かな歴史があるかも、新しいプログラムであるかどうかも関係ありません。スポーツにおいても、競争ではなくコミュニティという観点から見ています。私は、自分のストーリーにエネルギーを感じてもらい、人々に知識や刺激を与えたいと思っています。誰もが自分のストーリーを語ることで、互いのエネルギーをさらに高めることができるのです。」とパーは話します。
ナイキのLGBTQIA+支援の取り組みに関しては、下記URLよりご確認いただけます。
https://www.nike.com/jp/pride-jp