ウインターカップ2018男子、福岡第一が2年ぶり3度目の優勝

OTHERS | DEC. 29, 2018

12月29日、平成最後の高校バスケを締めくくるSoftBankウインターカップ2018男子決勝が武蔵野の森総合スポーツプラザでおこなわれ、福岡第一(福岡県)が43点差をつける圧勝で中部大学第一(高校総体2位・愛知県)を破り2年ぶり3度目の優勝を飾った。


1Qこそ16―12の4点差と互角の展開をみせていた決勝戦は、2Qから福岡第一が持ち前のトランジションオフェンスで突き放しはじめると、中部大第一はスコアが伸びず43点という大差で幕を閉じた。


「あれだけの観客のなかで福岡第一さんをもう少し苦しめたかった。はじめてのファイナルの場で生徒が思った以上に緊張していた」


フィニッシュ力の差が顕著にでてしまったゲーム展開を中部大第一の常田コーチは悔やんだが、チーム記録を塗り替える準優勝という結果は、次世代に引き継がれてくことだろう。


「11月3日に(県予選決勝を)大濠高校と戦って、そこを事実上の決勝戦だという思いでチームを作り上げてきた。この非常に厳しい試合を乗り越えてきた強さが子どもたちにあった」
昨年のウインターカップ準決勝では、ファウルトラブルでスタートのインサイドを失い同県同市内のライバル大濠高校に3点差負けた。それ以来、福岡第一の井手口コーチは、ファウル一つの重みを大切にするチームを作り上げた。


「去年の大濠さんとの準決勝では3Pが10の0で自分の責任で負けた。この1年はずっとシュートを練習してきた」
福岡第一のオフェンスを牽引した河村勇輝(2年)は、ライバル校負けた経験をバネに決して気を抜くことなく、自分たちのスタイルを貫き通して勝利した。


同日におこなわれた3位決定戦では、今大会最も注目を集めた富永啓生(3年)が46得点を挙げる活躍で帝京長岡を撃破。桜丘にはじめての3位入賞をもたらした。


今夏のインターハイではU18のアジア選手権で主力を欠いたチームが思うような成績を残せない結果となり、福岡第一と大濠高校が争った福岡県予選が事実上の決勝戦などと言われる一因となった。しかし、ウインターカップも選抜大会から選手権大会となり高校バスケ界のフォーマットも変化しようとしているのも事実だ。

「ここに来ていないチームのなかでも本当に強いチーム、努力しているチームがあると思います。そういうチームが集えるような全国大会になって。もちろん県の代表っていうのも大切なことだと思うのですが、そのためにいろんな学校を探していかなければいけない選手の現実があって、全国大会に出るだけがステータスのような高校野球みたいなバスケット界になってほしくない」

このように井手口コーチが高校バスケ界に警笛を鳴らしたが、日本の男子の強化につながる新しいウインターカップに期待していきたい。


SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会

男子決勝
福岡第一 85―42 中部大学第一

3位決定戦
桜丘 76―65 帝京長岡


優勝 福岡第一(福岡県)


準優勝 中部大学第一(高校総体2位・愛知県)


第3位 桜丘(愛知県)


第4位 帝京長岡(新潟県)


男子大会BEST 5


河村勇輝(福岡第一2年 #8)


松崎裕樹(福岡第一3年 #24)


中村拓人(中部大学第一3年 #4)

富永啓生(桜丘3年 #7)


ケイタ カンディオウラ(帝京長岡3年 #14)

WINTER CUP 2018

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