アルバルク東京が連覇達成!令和初のBリーグチャンピオンを獲得 ! !

FEATURE | MAY. 13, 2019

2019年5月11日、横浜アリーナで開催された「B.LEAGUE FINAL 2018-19」。2年連続同じ顔ぶれとなったファイナルには昨季を上回る12972名のファンが集結。注目の決戦は昨季王者アルバルク東京がリベンジを誓う千葉ジェッツを振り切って連覇を達成。令和元年初のBリーグチャンピオンとして歴史に名を刻んだ。

ファイナルまでのプロセスは千葉有利

昨季のリベンジを誓い、今季のレギュラーシーズンでは東地区1位、リーグ最高勝率でチャンピオンシップ(以下CS)を迎えた千葉ジェッツは、クォーターファイナルで富山グラウジーズ、セミファイナルで栃木ブレックスをともにホーム2連勝で退け、万全の体制でファイナルに乗り込んだ。一方、昨季の覇者アルバルク東京はレギュラーシーズンを田中大貴、馬場雄大、竹内譲次という3名を日本代表へ派遣しているにもかわらず昨季と同じ44勝を積み上げ、リーグ全体では4位という好成績であったが強豪ひしめく東地区では3位となりシードを獲得できずワイルドカードからCSに臨んだ。しかも、主力の田中がCS前にケガに見舞われスターターから外れるなか、クォーターファイナルで新潟アルビレックスBBとの接戦に連勝、セミファイナルでは琉球ゴールデンキングスとGAME3までもつれるデットヒートを制して、それぞれ各地区の王者を倒してファイナルの舞台までたどり着いた。

「昨季のファイナルだったり、過去の対戦成績のことを言われるけど、自分はこのファイナルを全く新しい試合だと思っている」と田中が前日会見で述べていたのが印象的だったが、今季レギュラーシーズンの直接対決では千葉が5勝1敗とリード、天皇杯セミファイナルでも1点差のゲームを千葉が勝利してきたという事実をみても、昨季よりも明らかにファイナルまでのプロセスは千葉有利と言っていいものだった。

大舞台で見せた勝負師の気質

「千葉ジェッツとは過去2シーズンで15〜6回ほど試合をしているから、お互い手の内は知り尽くしている」。アルバルク東京ヘッドコーチ(以下HC)のルカ・パヴィチェヴィッチは、この決戦の大舞台で勝負師の気質をみせ、「ピックアンドロールのメインヒッター」と評価する馬場雄大と田中大貴を同時にスターターとしてコートに送り込んだ。

「天皇杯の時には最初にガツンとやられて差を詰めるので精一杯だったので出だしを意識した」と振り返った馬場の言葉通り、ティップオフ開始から最大8点差をつけることに成功。

対する千葉も富樫が気迫あふれるペネトレイトで応戦し、1Qだけで10得点をあげる活躍をみせて追い上げた。2Qでは千葉の田口成浩が火を吹き4本の3Pシュートを沈めるも、A東京も田中、馬場、先発PGの安藤誓哉に加え、小島元基やザック・バランスキーといったベンチメンバーも得点を挙げ、33-35の2点リードで前半を終える。

後半の開始試合を大きく動かすきっかけは、竹内譲次の2本の連続3Pシュートだった。

「相手の強力なインサイドを押さえることが自分の仕事だけど、チャンスがあれば思いっきり打っていこうと思っていた」と言う竹内は、日本代表での経験や今季オンザコート2になったシーズンでの外国籍選手とのマッチアップでスキルアップを遂げていた。ここからA東京の怒涛の攻撃が始まり、田中自身も「今日一番のプレーだった」と思い返したドライブはギャビン・エドワードのブロックを振り切りバスケットカウントを奪った。

千葉もマイケル・パーカー、ギャビン・エドワーズ、そしてベンチから原修太が奮闘するも、3Qで12-29というスコアとなり、このゲーム最大の19点差をつけたのだった。しかし、4Qで千葉は驚異の粘りをみせる。

「4Qでしっかり追い上げたところが去年からチームの成長。あの点差でも気持ちを切らさずやれたのが大きい」と4Qだけで3本の3P含む4アシストを記録した富樫勇樹を中心に、エドワーズ、マイケル・パーカーといった千葉が誇るビッグマンの活躍であと一歩まで迫るも最終スコアは67-71、4点差でA東京が逃げ切った。

「リバウンドのところ、ディフェンスは機能していたが、ポゼッションの部分で負けてしまった」と千葉の大野篤史HCが挙げた敗因として勝敗を分けたリバウンドにおいて千葉の36本に対してA東京は49本と13本上回った。MVPには、ゲームハイの12リバンドを奪い、12得点を挙げた馬場雄大が輝いた。

ベストよりもタフ

「試合に勝てなかったのもありますが、この1試合だけでこのチームを判断したくない。確実にこのリーグでバストなチームだと言える」とファイナル後に語った富樫の言う通り、今シーズンの千葉はリーグを牽引する一番の存在だったのは疑う余地はないだろう。

しかし田中はこう話した「本来ならホームで戦いたかったけど、CSに入る前にチームでタフネスというキーワードをあげた。自分たちがリーグで一番タフなチームなんだと」。ベストにはなれなかったが、タフというキーワードこそが勝負の明暗を分けたのだった。

3年目のBリーグはA東京の2連覇で幕を閉じ令和初のチャンピオンが誕生したが、今シーズンは国内のバスケットボール注目度の高まりを大いに感じた。この夏には、日本代表にとって大事なワールドカップも控えているし、さらには16年ぶりのNBAジャパンゲーム、いよいよ来年にはオリンピックがやってくる。渡邊雄太や八村塁はNBAで活躍する能力を秘めているし、Bリーグの競技レベルもますます向上していくだろう。そこで来季はファイナルも2戦先勝になってもいいんじゃないだろうか。それだけのポテンシャルを感じることができた素晴らしい試合だった。

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