FUTURE BOUND CLASSIC 2019で輝いた未来のスター候補生

FEATURE | APR. 24, 2019

ニューヨークでストリートボールカルチャーを学んだBANGLEEによって「未来を約束された選手たちの大会」と名付けられ、もはやストリートボールファンにとってはお馴染みとなった「FUTURE BOUND CLASSIC」。部活を引退したエリート高校生がそれぞれの進路へ赴く前に、地元の仲間と再会しチームを結成。海外からの参戦もあった今大会では、過去最大の8チームトーナメントにパワーアップ。オンコートには自由でクリエイティブなスキルと笑顔が溢れていた。


エリート高校生の素顔が見られる!

BANGLEE率いるSpaceBall Magが主宰し、今年で4回目の開催となった「FUTURE BOUND CLASSIC supported by adidas」。去年からの参加となるTOKYO、SAITAMA、KANAGAWA、CHIBA、OSAKA、YAMANASHIに加え、九州エリアからKAGOSHIMAと海外からTAIPEIが初参戦。過去最大となる8チームが参加し、2日間に渡るトーナメントを戦った。本大会の見どころと言えば、世代を代表するエリート高校生を一同に見られることだ。しかも、部活を終え次のステージに進む高3の春休みということで、未来への期待をふくらませる彼らが気の置けない地元の仲間と一緒に、とにかく思いっきり楽しんでプレーするところが見られるのだ。自分のスキルを惜しみなく発揮する、自由であってクリエイティブな姿は、オフシーズンに地元へ戻ったNBA選手が普段は見せない素顔と、どことなく重なる。



大会スポンサーであるアディダスのサポートによって実現した今回の会場は、アルバルク東京の本拠地アリーナ 立川立飛に隣接する立川立飛ドーム。参加した全8チームには特製ユニフォームが用意され、足元にも、NBAに君臨するスター選手ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンの「Harden Vol.3」、ポートランド・トレイルブレイザーズのダミアン・リラードの「DAME 5」。NBAの一時代を築いたトレイシー・マグレイディの「TMAC」といった一流選手のシグネチャーモデルに、バスケットボールカルチャーの本場ニューヨーク、ブルックリンの地で創り出された新コレクションの「MARQUEE BOOST」、「PRO VISION」、「N3XT L3V3L」など彩り鮮やかなアディダスのオンコートモデルが揃えられた。これまでの部活とは全く違った、目の肥えたストリートボールのファンたちに囲まれたコートでは消極的なマインドは通用しない。1on1を仕掛けられたらしっかりとアンサーしてやり返す。果敢にリムへアタックして本当に高校生か?と思うくらいダンクが連発。未来のスター候補生たちがファンシーなスキルを披露するたびに歓声があがった。ファンを楽しませる意識がアグレッシブなプレーを生み、それは当然勝敗にも大いに関わってくるということを選手たちは実感しているようだった。

FUTURE BOUND CLASSICで輝いた未来のスター候補生

予選でSAITAMAに敗退したが、2日目のエキシビジョンゲームで奮闘したCHIBA #15の大川颯斗は、普段対戦することないインターナショナルスクールの生徒などが集まったTOKYO SAMURAIとの1戦を終えて「普段とは違うこういう場で外国人のチームと試合できたのはいい経験だった」と振り返ると、江戸川大学では1部昇格を目標に「自分はドライブばっかで外のシュートが苦手なので、そこを磨いて将来はBリーグにいきたい」と自分の夢を語った。

セミファイナルでSAITAMAに破れたOSAKAだが、メンバーほとんどがKAGO BASKETBALL SCHOOLというクラブチームがルーツでチームワークは抜群だった。「みんな中学のときに同じクラブチームでやっていたので、だいたいやることは分かるし、やりやすかった」と#25 小笠原太一はドライブからキックアウトで味方のシュート数多く演出した。「インカレでベスト8にいきたいです。関東をギャフンと言わせますよ」と中京大学へ進学後の目標を掲げてくれた。

同じくセミファイナルでTOKYOに大差をつけられるも、ボールをプッシュし続けたポイントガード#13 喜多剣士のプレーは何度もコートを沸かせた。「やっぱり身長とかだけじゃなくて技術でもまだまだ上がいて、レベルが違ったんですけど、すごい勉強になった」と言う喜多はもっと積極的なポインガードを目指している。「アピールするのが苦手なのですが、大学ではみんなを引っ張っていきたい」と福岡大へ進学後の豊富を語った。

ハイレベルでアグレッシブなプレーで決勝の舞台まで上り詰めたのは、TOKYOとSAITAMA。最後はTOKYOに軍配があがるも、勝敗以上にファンを唸らせたのは、未来のスター候補生のプレーだった。SAITAMA #45 渡部琉は、インサイド・アウトサイド問わずスコアラーとしてのスキルを遺憾なく発揮した。「高校では3番やっていて得点を取ることを鍛えられてきたので、大学でもスコアラーになれるように頑張ります」と意気込む渡部は中央大学へ進学する。チームメイトの#35 杉山碧もダンクで会場を何度もヒートアップさせた。「ダンクだけは武器として持っていると思っています。大学ではフォワードにコンバートしてオールラウンドに活躍できる選手になりたい」と大東文化大学の西尾監督の下で、将来はBリーグを目指しているという。


決勝で追いすがるSAITAMAを突き放して優勝を決めたTOKYOは、観るものを魅了するプレーでトーナメントをドミネイトした。圧倒的なハンドルで喝采を浴びた#10 若月遼は「昔からそういうプレーが好きでひたすら調べて、高校の先輩のKYONOSUKEさんとかキングハンドルのドリブルを参考にしています」と明かした。ストリートボールシーンをフォローし続ける若月は、明治大学ではさらにスキルに磨きをかけることだろう。


「会場の雰囲気とか周りの人の反応とか最高でめっちゃ楽しかったです」と振り返ったのが、#35 木村圭吾。ヘジテーションからのバックステップ3Pシュートやダンクまで、とにかく力強いフィニッシュでTOKYOの爆発的なオフェンスの核となった。スラムダンク奨学生として、アメリカのセントトーマスモアスクールへ進む彼は「試合終盤で決めきるメンタル力とかを意識してやっている。そういう自信が持てるようになりたい」と自分が描く選手像を明確に持っている。184cmの身長から豪快に繰り出したダンクも「ウィンターカップの前くらいから飛べるなと思ってチャレンジしたらできるようになった」というくらいまだまだ底知れないポテンシャルを持つ彼に、日本の未来を感じたファンは少なくないだろう。
イベントフィナーレには、試合を終えたばかりのザック・バランスキー選手(アルバルク東京)、齋藤拓実選手(アルバルク東京)、二ノ宮康平(滋賀レイクスターズ)も駆けつけ、ネクストレベルのプレーをみせた高校生たちを称賛した。

「平成」が終わり「令和」が始まろうとしている。「FUTURE BOUND CLASSIC」で輝いた未来のスター候補生たちが、大学界だけでなく、より広い世界を舞台に活躍していき、シーンを賑やかしていく存在になっていくはずだ。


adidas basketball

FUTURE BOUND CLASSIC 2019 Result

<DAY1>
SAITAMA 86-68 CHIBA
KAGOSHIMA 63-59 TAIWAN
OSAKA 64-52 KANAGAWA
TOKYO 76-46 YAMANASHI

<DAY2>
EXHIBITION
SAMURAI 50-52 CHIBA
TAIPEI 43-46 KANAGAWA

SEMIFINAL
SAITAMA 61-46 OSAKA
KAGOSHIMA 53-80 TOKYO

FINAL
SAITAMA 67-74 TOKYO






FUTURE BOUND CLASSC

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