麒麟田村と大西ライオンのNBA生観戦のススメ

FEATURE | MAR. 1, 2019

週8バスケ芸人と称する芸能界きってのバスケフリークである麒麟の田村裕が、大西ライオンと一緒にNBAを生観戦! 現地でしか味わうことができない貴重な体験談を本人自らがレポート!

Text & Photo / Hiroshi Tamura

どーもーこんにちは! 週8バスケ芸人麒麟の田村です!! バスケを愛するみなさんなら誰もが一度は夢見るはずです。「やっぱりNBAを生で観てみたい」と。僕は4度目なんですが、大西ライオンは初めての生観戦です。やっぱりこの時代に生きる者としてレブロンを生で観ておきたいと。ということで、2人思い立ってロスのステイプルズ・センターでレイカーズ対サンズ、クリッパーズ対ホークスの2ゲームを観戦する弾丸ツアーを計画しました。

まずステイプルズ・センターに着いた時のライオンの少年のようにキラキラした目。これを見ただけでも来たかいがあったのではないかという感動です。ステイプルズ・センターといえばレジェンドたちの銅像。早速写真をパシャパシャと2人で撮り合いっこ。あれ? ライオンがいなくなったと思ったら外国人に頼まれてシャッター係。英語が分からないライオンは、何回撮っても違うと言われて結局20回ぐらい撮り直しをさせられていました。





無事に写真を撮り終えた僕たちは早速ステイプルズ・センターの中に入ることに。ドキドキです。

その時、ツイッターである情報が飛び込んできます。

そもそも僕たちが行くことを決めて飛行機のチケットを手配した直後のことでした。そう、レブロンが怪我をしたのです。そんなに重い怪我ではなかったので1ヶ月以上先の僕たちが観戦する試合には復活しているだろうと軽く見ていました。

よしもとの先輩、たむらけんじさんが年始にNBA観戦に行った時はケガ直後のレブロンは出ていませんでした。軽い気持ちで、

「ツイてないっすねぇ?、今のレブロンを観られないのは行った価値がないっすよ?」

あの時の自分の頭をアンパンマンの様に取り外して思いっきりリングに叩きつけてやりたいです。

ツイッターは続けて言います。
今日レブロンが試合に出る可能性はゼロだと… 絶望です。僕もライオンも肩が地面に着くほど落ち込みました。何のためにここまで来たんだと…

しかし、それでも観る価値が下がらないのがNBAです!
レブロンがいなくても、ボール(少し前にケガ)がいなくても、僕らにはロンドが(前試合から復帰)、ランスが、イングラムがいるじゃないか!!

選手のウォーミングアップを観るだけでもかなりテンションが上がります。おじさん2人はしゃぎ始めています。地面に落としていた肩が腰ぐらいまで戻ってきています(笑)。

そして、選手入場タイム、生で観るあの大カーテンに投影される演出。もう既におじさんたちの肩は元通りに! いざ選手が登場する頃にはテンションMAXで肩は天井へと突き刺さる!!

人間って単純(笑)。

おじさんたちがアメリカ人に混じって大声を出しています! 「イェーイ」だの「ポウ」だの「心配ないさぁ」だの(笑)、思い思いに周りにハイテンションをアピールします。アメリカの空気がそうさせるのです。こんなにテンションが高い自分は久しぶり(笑)。まるで少年に戻った気持ちです。好きなものを生で観に行くことは何事にも変えがたい価値があるんだなと改めて実感しました。スーツを着たレブロンがティップオフの直前にスッとベンチインしました。僕もライオンもレブロンに釘付けです。ティップオフを見逃す程にレブロンを観ます。目に焼き付けます。むしろ試合に出てなくてちょうど良かったのかも知れません。ベンチに座っているスーツ姿のレブロンでこんなにテンションが上がるなら、プレーしているレブロンを観てしまったら、あまりの衝撃に全身の体毛が抜け落ちていたかも知れません!

待望の生観戦中に活躍するイングラムに興奮しながらも大事なことを思い出します。今回の弾丸ツアーには一つの目標をたててきました。それは… 「NBAのビッグビジョンに映りたい!」です。タイムアウト中などに客席をカメラで抜いてくれるアレです。最初は普通に座っているだけの観客がカメラに抜かれているのに気付いた瞬間、めちゃくちゃハイテンションになってアピールするアレです。抜かれるパターンは何種類かあります。ダンスでアメリカ人に勝てる気がしないでダンスカメラに抜かれるなんてありえません。キスカメラで抜かれてライオンとキスするなんて絶対嫌だし、そもそもおっさん二人がキスカメラに抜かれる可能性はゼロです。それならノーマル客席抜きで目立つしかありません。

果たしてそんなことが可能なのでしょうか…。


しかし我々には一つの武器があります。それは被り物です! 日本では、正真正銘、誰がなんと言おうと、本当に本当に、マジでそこそこに有名なライオンの被り物。それだけじゃインパクトが弱いので今回は特別にキリンの被り物も用意しました!! キリンとライオンの被り物をしている日本人。これなら抜かれる可能性があるのではないかと、チャンスを伺います。観戦中ずっと被っていては後ろの人から試合が観えないと殴られかねないので、普段は膝の上に置いて、タイムアウトの度に被って立ち上がってアピールします。こんなにテレビに映りたい気持ちは若手の頃以来です。必死にアピールしますがなかなか抜かれません。正直抜かれる事に必死で試合への集中力半減です。一瞬コートにユニフォームのレブロンがいるかと思ったらランスでした。僕は近視なので遠目ではちょっと似てるんです。

そんな状態になりながらタイムアウトの度に必死にアピールします。前半が終わり3Qに突入してこのまま試合は終わってしまうのか…。周りのアメリカ人たちもだんだん僕たちの応援をし始めてくれました。「そんなんじゃアピールが足りないよ!」「もっとはしゃがないと!」「その被り物はなんだ!意味がわからないけど頑張れ!」言葉はわかりませんがきっとそんなことを言っているんでしょう! みんなニヤニヤしながら応援してくれます。もう目標が達成出来ないのではという嫌な予感が漂い始めた3Qの残り3分ぐらいのタイムアウトの時でした。なんと! ついにモニターに自分たちの姿が抜かれたのです!!わざわざ日本から大きい荷物を抱えて、ステイプルズにも普段とは違う入り口から検査の人に「What is this?」と聞かれ、英語を喋れない僕はテンパって「イッツ パーティーグッズ!」と応えた時の検査の人の表情が思いっきりハテナになる2度の荷物検査をくぐり抜け持ち込んだ甲斐がありました。


ビジョンに映った瞬間から周りのアメリカ人たちもお祭り騒ぎです! あまりのノリの良さにさすがアメリカだなとこの国が好きな気持ちが溢れてきました。無事に目標も果たして4Qはしっかりと集中して観戦することができました。レイカーズも勝ってすごくいい気持ちで弾丸ツアーの初戦が終わりました。

翌日は、クリッパーズ対ホークスの試合観戦です。昨日、あんなにレイカーズまみれだったステイプルズが一日でクリッパーズに早変わりしていることに驚きながら、昨日と違うメンバーに心踊ります。やはりボバンは生で見られただけでも値打ちありました。なんせデカい。デカいんです。ライオンはできるだけ近付ける場所まで行って必死に「ボバン!」と呼んで手を振っていました。その行動は完全に童心に帰っています。ただ名前を呼んで手を振るだけ。それを夢中になってやれる。ある種この場所は僕たちの心を子供に戻してくれるタイムマシンです。肝心の試合はクリッパーズがいぶし銀の強さを見せましたが、トレイ・ヤング、ジェレミー・リン、ビンス・カーターと心踊るメンバーが活躍して試合を盛り上げホークスが勝利しました。


昨日目標は達成したので試合に集中できました。「この選手が今の日本に来たら無双なのかなぁ」などいろんな妄想をしながら観戦を楽しみました。ボバンは出番がなくて残念だったけど出来れば足つきダンク観たかった。2つ隣りの席のアメリカ人が買ってきた巨大ポップコーンを丸々こぼして僕たちの足元は一面ポップコーンだらけになり、ポップコーンを踏みながらの観戦にはなったけど、全てがいい思い出になるのです。ボバン試合に出て欲しかったわぁと言う話は生で観に行ってないと出来ない話なのです。全てに価値のあるNBA観戦になりました。

全てのNBAファンにこの感動を届けたいです。行きたいけどきっかけがないとか、いつかは行きたいけどお金がないなど、いろんな事情はあると思うけど。いつかは生で観戦して欲しいです。ジャパンゲームを夢見るのももちろんいいけど、やはりアメリカの空気を感じて欲しいです。日本人のおじさんが自然と「ポウ!」とか言っちゃうような体験をして欲しいものです。

きっかけは自分で作りましょう! 僕とライオンは大満足して帰国しました。またこの地を訪れることを心に誓って。必ずレブロンのプレーを生で観戦する日を作る。また新しい夢が出来て、今回の弾丸ツアーは終了です。

以上NBA生観戦のススメでした。

近々生観戦報告ライブやります。3月20日に渋谷の無限大ドームで19時からです。プレゼントもありますし、これから行く、いつか必ず行ってサインが欲しい人へのアドバイスなどいろいろお話します。ぜひ観に来てください。

HIS スポーツイベントセレクション

MOST POPULAR

バッシュ界に革命を起こすUAカリー6

FEATURE | DEC. 26, 2018

あなたの知らないカイリー・アービングについての10の事柄

OTHERS | JAN. 10, 2015

30 歳から31 歳へ -「スプラッシュ・パーティー」へみなさまをご招…

PRODUCTS | MAR. 15, 2019