バスケ、ダンス、ラップの頂点が決定!「BATTLE FORCE」レポート

FEATURE | DEC. 11, 2018

ナイキ エア フォース1は、1982年の誕生以来、ストリートカルチャーを代表するキックスとして、多くの支持を集め、歴史を紡ぐ人々の足元になくてはならない存在になった。去る11月23日、この希代の一足をリスペクトするべく、そのシーンを象徴するバスケ(3×3)、ダンス、ラップの頂点を決める「BATTLE FORCE」が、東京タワーの麓にあるスターライズタワーで開催。予選を突破した精鋭たちが集う特別な舞台は、オーディエンスを隔てる物々しい金網フェンスで囲われるなど、対決のボルテージをたきつけた。

Text by Hiroyuki Ohashi




先陣を切って行われた3x3のFINALは、新たな力の台頭を予感させた。女子カテゴリーは、SEMI FINALでSpaceBall Magを20-14で破ったREXACTと、SANKAKを14-5で下したSHONAN SUNSが激突。両者は約2週間前にフルメンバー同士で戦い、REXACTが圧勝していたが、今大会は一転してSHONAN SUNSが4連続スコアのスタートダッシュに成功して9-5で逃げ切り、優勝を決めた。





試合後、特に印象的だったのが、MC MAMUSHIにコメントを求められた桂葵からの「世代交代」宣言。もちろん、これは勢いで言ったことではない。先の敗戦を含めて、「ここ最近、自分達は決して強くないということを、すごく実感として持てた」と、過去に5人制で国内トップクラスの実績を残したメンツをそろえてなお、3×3で望んだ結果を十分に残すことができなった事実をしっかりと受け止めたからこそ。そのうえで、「強そうなチームではなく、強いチームになって行きたいんだ、というのを4人で確認ができた」と、明確な意識の変化があったという。女子3×3の先駆者・REXACTは尊敬の対象だが、「 いま“同じステージに立ちましたよ“と言う気持ちで出た言葉です」と、ロスター全員が女子の国内ランクキングでTOP10に入るSUNSは、それと肩を並べ、さらに超えていく覚悟だ。

一方で、男子カテゴリーは、3×3男子国内ランキングTOP10 に入る長谷川聖や菊池亨によって結成されたの新勢力・KALIDEが貫録の優勝を飾った。SEMI FINALで、TOKYO BEASTとの削りあいを8-5で制すると、FINALではTEAM-Sを延長の末に13-11で破った420を一蹴。終盤に5本の2ポイントシュートを浴びせて21-9でKO勝ちをおさめた。





彼らは、2019シーズンにFIBA(国際バスケットボール連盟)の3×3プロサーキットへチーム登録をして、“世界”を目指すことを計画中だ。それ故、国内では負けるつもりはない。FINALのあとに鈴木慶太らの3×3男子日本代表とのエキシビションゲームでも、16-15で逃げ切った。ただ、この日の両者は置かれた状況に違いがあり、スッキリとした勝利とは言えず、菊池も「日本代表はウォーミングアップ不足で、本当は思いっきりぶつかりたかった。そこはちょっと残念だった」と本音をもらした。とはいえ、「日本代表とやった感触は他のチームと全然違った。彼らの持っている基準に自分達もどんどん近づけて、これからの大会で、ガチでぶつかり合いたい」と、KALIDEにとって海外を転戦したパイオニアは、やはり大きな目標だ。代表メンバー主体のTEAM TOKYOが一強だった今季の勢力図を、来季は塗り替えられるか、楽しみなところだ。




熱戦の余韻が冷めやらぬ中、続いてRAP BATTLEの頂上決戦がスタート。本戦に進んだ8人からaonisaiと、Rude-αがファイナリストになり、お互いが持てる力をステージで披露した。最終的にはジャッジから、「甲乙つけがたいお互い素晴らしい戦いだったと思いますが、ちょっと面白いエッセンスだったり、うちらのことイジってみたり、その場の空気をロックする力がすごいあった(COMA-CHI)」という評価を送られた、aonisaiに軍配が上がった。MCのDJ TAROから、彼が大会前の出場者アンケートで、1番になる強い意気込みがあったことも明かされ、本人も「いやー本当(優勝)すると言っていたので、届いて良かったなという感じです。最高っす!」と、喜びをかみしめた。


そして、最後を飾ったのが、優弥とTHE D SorakiによるDANCE BATTLE。両者は過去に4度の対戦経験があり、Sorakiが3勝していたというが、今大会は優弥が思う存分に“らしさ”を発揮して、主役に踊り出た。ジャッジからは「ポップの質やボディーコントロール、音に対してのアプローチが、ものすごく優弥くんのスタイルで一番良く出たのが決勝だったのかなと思います(Eri FeNeSis)」と、彼の表現を称賛。本人も「(本戦の)ベスト8から自分が満足できるスタイル、ポップにプラスして、ヒップホップだったりロックだったりというのが、全部出しきれた。今日は“完全燃焼”で終われたことが嬉しいです」と、手ごたえのいく結果に笑みを浮かべた。


一夜限りのこの空間は、さまざまなストリートカルチャーの熱気で包まれ、BATTLEに挑む側も、それを見守った側も記憶に残る時間を過ごしたことだろう。3×3に出場した選手からは、「5対5だったら、絶対に味わえない舞台、味わえない感覚だった。ひと言で言うと、マジでヤバかったです」という声が寄せられた。





この日のために、AIR FORCE 1 アンバサダーの落合知也(プロバスケットボールプレーヤー)やRIEHATA(DANCE)やkZm(RAP)ら豪華ゲストも駆けつけ、会場を盛り上げた。さらに、このフューチャーされた一足の多様な世界観を感じさせるエキシビションも。ラグジュアリーな雰囲気が漂う、最新モデルの「AIR FORCE 1 HI VIP BLACK」がお披露目され、LAUREN TSAIやTAKU OBATAのアーティストとコラボレーションしたオリジナルモデルが、「ART OF AIR FORCE 1」と題してディスプレイされるなど、目を引いた。




クロージングとなったセレモニーでは、各カテゴリーのチャンピオンたちへその称号に加えて、ストリートカルチャーの本場・アメリカへのツアーがプライズとして贈呈された。それぞれのスキルやインスピレーションに刺激を与える旅になるだろう。AIR FORCE 1はこれからも、シーンのトップランナーたちとともに歩み続け、その座を目指す者たちとともに努力を重ねることで、その系譜は時代を超えて続いていく。




NIKE SPORTSWEAR

MOST POPULAR

バッシュ界に革命を起こすUAカリー6

FEATURE | DEC. 26, 2018

あなたの知らないカイリー・アービングについての10の事柄

OTHERS | JAN. 10, 2015

30 歳から31 歳へ -「スプラッシュ・パーティー」へみなさまをご招…

PRODUCTS | MAR. 15, 2019