ステフィン・カリー アジアツアー 2017に挑むアンダーアーマーが認めた若き日本代表

FEATURE | SEP. 25, 2017

今日本で最も人気のあるNBA選手は誰?その問いに多くの人が「ステフィン・カリー」と答えるはずだ。2度のNBAチャンピオン、2年連続のMVP、4年連続のオールスター、1シーズン402本、1試合13本の3ポイントシュート成功記録といった数々のタイトルを手にしたカリーは、“史上最高のシューター”との呼び名も高いスーパースターだ。NBA選手だったデル・カリーを父に持ち、弟のセスもNBAでプレーするというバスケットボールファミリーで謙虚に礼儀正しく育てられた彼が放つオーラは、NBAでは小姓といえる191cmの身長と童顔が相まって誰もが親しみをおぼえてしまう。初のNBAチャンピオンシップを獲得した2015年のオフ、契約メーカーであるアンダーアーマーの世界ツアーで初来日を果たしたカリーを幸運にも目の当たりにしたファンは、噂に違わぬカリーの人柄と魅力を十二分に感じたことだろう。

2017年、2度目のNBA制覇を達成したカリーは、オフシーズ恒例のプロモーションツアーを敢行した。そのSC30アジアツアー地に選ばれたのは、巨大なマーケットを持つ中国の他、極東エリアでは残念ながら日本ではなく韓国だった。イベント会場となったソウルのJANGCHUNG ARENAには、3000人を超える観衆と韓国バスケットボールの将来を担うアンダー世代の選手たちが集結。その中で頭一つ抜き出ていたのが、今ツアーに唯一日本から参加した松山雄亮選手だ。

松山選手は現在15歳の中学3年生。「まだ伸びています」と言う身長は196.2cm、ウィングスパンは202cm。U16日本代表候補にも選ばれている未完の大器は「アンダーアーマーの佐藤さんから韓国に誘われた時はビックリしました」と振り返った。

イベント前日夜に韓国入りした松山雄亮選手は「緊張して眠れませんでした。翌朝の朝ごはんもあまり喉を通らなかった」と正直な気持ちを聞かせてくれた。イベントではカリーと弟のセスが直接指導するドリブルスキルクリニックには参加できたが、5on5のゲームは韓国の選手がメインで出場は叶わず、その大半をベンチから眺めた。

「カリーをはじめて見た時は興奮しました。実物はすごく格好良かった」

いつもYouTubeでチェックしていた憧れの選手と同じコートでプレーはできなかったが、セスとは2ショットの写真も撮ってもらえた。翌日もアンダーアーマーショップに足を運び、カリーとセスが出演したイベントを見ることができた。「全部を出し切ったとかではなかったけど、カリーと同じ空間で過ごした時間は何事にも代えがたい経験になった」

将来はA代表に入ってプレーしたい

担任の勧めで小4からバスケットボールをはじめた松山選手は、自分の身長が生かせるバスケットボールにすぐにのめり込んだ。それからは家の近くの屋外コートが一番の遊び場になった。将来を見込まれた14歳以下の選手を対象にしたU-14ナショナルジュニアユース育成キャンプで才能を見出されたことが転機となってU16日本代表候補へ選出された。
「最初はみんな先輩だったのでとても不安で馴染めなかったけど、練習をしていくうちに楽しめるようになってきた。今では合宿などが待ち遠しくなった」

U16日本代表の遠征で訪れたチェコで海外選手とのフィジカルの差を身をもって体感してから意識が変わってきた。「筋トレは毎日やっています。少しずつ筋肉が付いてきた感じがある」と手応えを感じている。欧米をはじめアジア諸国よりもサイズで劣る日本において、松山選手は貴重な存在だ。「コーチからは、はやく2Mを越えてリバウンドに多く絡めるようになれ」と期待されているという。
「東京オリンピックの話を聞くとワクワクします」と言う15歳の少年の目標は、U16日本代表の選考に残ってアジア選手権で戦うことだ。そして、「将来はA代表に入ってプレーしたい」とさらなる夢も口にした。夢に向かって松山選手がさらにレベルアップした姿を見せてくれることを期待したい。

松山雄亮(Yusuke Matsuyama)

2002年4月5日生まれ。兵庫県明石市出身。196cm/75kg。足のサイズは31cm、ウィングスパンは202cm。望海中学校在学中。U-14ナショナルジュニアユース育成キャンプに参加。平成29年度バスケットボール男子U16日本代表チーム候補選手に選出される。将来を嘱望されるビッグマン。

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