TOKYOで3×3プロリーグの総決算、PREMIER 2019シーズンチャンピオンの行方は?

COLUMN | SEP. 4, 2019

TOKYOで3x3が最も濃厚な2日間――
5月に開幕した3×3.EXE PREMIERは国内外34都市で熱戦がくり広げられ、いよいよ9月7日(土)、8日(日)に2019シーズンのチャンピオンを決めるPLAYOFFSを迎える。決戦の舞台は、2シーズンぶりに東京・六本木ヒルズアリーナだ。

Text/Hiroyuki Ohashi

男子は12カンファレンス、72チームが参戦した全8大会のレギュラーラウンドを戦い抜いた各カンファレンス2位の12チームと、3位の上位4チームがまずDAY1(9/7)へ登場。そして1発勝負のトーナメントで勝ち上がった4チームと、各カンファレンス1位の12チームがDAY2(9/8)の優勝決定トーナメントで、総合優勝を目指す。プライズは賞金250万、さらに3×3クラブ世界No.1決定戦のツアー大会のひとつ、FIBA 3×3 World Tour Nanjing Mastersの出場権が与えられる。

また9チームが参戦したWOMEN’Sカテゴリーも、初めてPLAYOFFSを導入。4チームによるノックアウトトーナメントで、女王の座を争う。


女子3×3の将来を作る戦い

現役のWリーガーと大学生が融合して4度あったラウンドをすべて制したSEKAIE.EXEがまさかの出場辞退・・・(※1) TRプレイヤーが起用できないなど理由はあろうが、この一報はWOMEN’Sカテゴリーの盛り上がりに水を差したと言っていい。最強チーム不在の女王決定戦は、選手のモチベーション低下やファンの期待を削ぐのではないだろうかと、不安さえ覚える。


だが、コートに立つ4チームは、このような状況でも気持ちを切り替え、きっとベストゲームを見せてくれるはずだ。3×3代表経験者をそろえるBEEFMAN.EXE、今シーズンの得点ランキング1位、齊藤桃子を擁して快進撃を見せるSIMON.EXE、初代MVPの浅羽麻子を要としたTACHIKAWA DICE.EXE、そして思わぬカタチで2連覇への挑戦権を手にしたTOKYO DIME.EXE。国内シーンで幾度も戦い、手の内を知り尽くす者同士が、PREMIERのフィナーレを飾る。男子に比べて、まだまだ競技環境が充実しているとは言えない中、3×3を披露できる舞台は何物にも代えがたい。楽しさやスキルアップを追求してプレーする選手も入れば、東京オリンピックを目指す選手もいる。理由はさまざまあるが、このコートに立つことは、女子3×3の将来を作ることに繋がっていく。

男子の主役候補は3強

一方で、男子のクライマックスは、3強を軸とした戦いが予測される。その筆頭は開幕から32戦無敗で決戦に向かう、TACHIKAWA DICE.EXEだ。とくに今夏は新戦力が躍進の原動力となり、Bリーガー・杉浦佑成は大きく成長を遂げた。「3×3は自分でボールを持つ時間が長いので、気持ちの部分で焦らなくなった」と、本人も手ごたえを感じている。唯一の懸念は、5人制の開幕が近づき、4人そろった練習が十分に取れていないことだが、彼らは3×3を積み上げてきた。「初戦から生きるか死ぬかの戦い(杉浦)」と、残した結果におごらず、見据えるはPREMIER初の連覇だ。

そんなDICEと、順当にいけばDAY2の準々決勝で対戦が予想されるのが、最激戦区の関東南を首位通過したTOKYO DIME.EXEだ。今季7度のプロサーキットへ出場を果たして、世界を転戦する国内No.1チームは、PREMIERの前半戦こそ出遅れるも、終盤の3大会連続Vで、その実力を証明した。しかし、「Nanjing Mastersへ行けなかったら意味がない」と小松昌弘が言うように、この舞台はあくまでも通過点。世界最高峰の3×3に挑戦する権利をつかむべく、2年ぶり通算3度目のタイトルをつかみにいく。

また、DIMEと同様に世界へチャレンジするUTSUNOMIYA BREX.EXEも、総合優勝へ強い意欲を燃やす。齊藤洋介が、「国内で取れるプロサーキットの出場権はすべて取っていきたい」と5月に宣言した言葉通り、3度のあったチャンスをすべてモノにしている。海を渡れば惨敗を喫したゲームもあったが、先週のInje Challengerでは初のベスト4へ進出。同大会に入る前にはJapan Tourで4試合、そこからChallengerで6試合を戦い抜いて、ひとまわりタフなチームに仕上がった。4度目の切符獲得、初のPREMIER No.1へ、彼らは立ち上がる。

3×3プロリーグの総決算

ここまで主役候補たちをピックアップしたが、もちろんこの牙城を崩すべく、ライバルたちの存在も忘れてはならない。海外カンファレンスの設置で、3×3韓国代表経験者がいるENERSKIN.EXEや、3×3ニュージーランド代表を擁するSWISH.EXEなど、日本勢以外もやってくる。加えて、DAY1からは関東南3位のBEEFMAN.EXEや、昨年度準VのZETHREE.EXEらも逆襲を誓う。

東京オリンピックを来年に控え、注目が集まる3×3のプロリーグ総決算。最も熾烈を極めるビックトーナメントが、幕を開ける。

※1 男子も9/7(土)のDAY1に出場が決まっていたWILL.EXEが辞退。GATORS.EXE(SOUTH ISLAND カンファレンス)がWILDCARD繰り上げで出場する。





3×3.EXE PREMIER

MOST POPULAR

3×3の本質を体現したチームたち、PREMIERシーズン王者…

COLUMN | SEP. 17, 2019

バスケ観戦の新たな試み

COLUMN | SEP. 18, 2019

必要とされるものだけを取り入れた エア ジョーダン 34

PRODUCTS | SEP. 10, 2019