“JUST A PERFECT DAY” by DJ MIKO

COLUMN | AUG. 17, 2018

先日、代々木公園ナイキバスケットボールコートにて行われたRUSSELL WESTBROOK来日イベント。“Mr.トリプル・ダブル”の記念すべき来日に相応しい、夢のエキシビションゲームも行われた。この日の一部始終を、コートサイドのDJブースで見届けたDJ MIKOが回想する。

現在、日本の野外で開催される大会の中で最大規模、そして最も知名度もレベルも高いであろう「ALLDAY 5ON5 BASKETBALL TOURNAMENT」。それもそのはず、2005年の誕生からもう14年目に突入している歴史あるビッグイベントです。近年は春と秋の年2回開催でしたが、今年はなかなか開催が発表されずやきもきしていた人も多かったかも知れません。ですがそれには大いなる理由がありました。

8月に来日するRUSSELL WESTBROOK選手、そして彼をサポートするJORDAN BRANDとのコラボレーションが水面下で進んでいたのでした。

実際に大会が行われたのは8月11・12日。結果は「BLACKTOP」が堂々の2連覇。それは熱い2日間でした。そして物語には続きがあって、今回の大会で活躍した選手達の中から「ALLDAY ALLSTAR TEAM」が結成され、翌週来日するRUSSELL WESTBROOKがヘッドコーチを務める「TEAM WHY NOT?」と、同会場である代々木公園ナイキバスケットボールコートにて対決。その布石にもなっていたのです。

ALLDAY翌日、「TEAM WHY NOT?」のメンバーを聞いて驚愕しました。日本代表メンバーも含む、B.LEAGUEのトップ選手がズラリ。彼らが代々木のコートに立ち、ALLDAYの選手達と対戦する。個人的にはRUSS来日に匹敵する衝撃と胸の高鳴りを覚えましたね。そして心強いことに、当日のイベント制作はALLDAY運営クルーが携わり、MCは佐々木クリスとMAMUSHI、DJは私。撮影にはもちろんFLYカメラマンも。

この顔ぶれを見渡して、思い出す一日があります。それは2005年2月20日。コートがNIKE JAPANによって寄贈され、その記念イベントが行われた日です。

そこにいた人物達。渋谷区長のティップオフで始まったエキシビションゲームのカードは、ALLDAY運営クルーとしても多大な貢献をしている「TEAM-S」と、佐々木クリスもメンバーの一人である「FAR EAST BALLERS」。MCはMAMUSHI、DJは私。さらに、この歴史的コート寄贈を実現させた、当時NIKE JAPANに勤めていた現FLY MAGAZINE編集長。そして、そもそもここでのイベント開催の許可をずっと取ってくれているNPO法人KOMPOSITION。

代々木公園ナイキバスケットボールコートの歴史が始まった日。そこにいた面々と13年以上の時を経ても、同じ場所でHOOPを見上げ、床の感触を確かめていました。なので意思疎通も作業の連携も思うがままです。“Mr.トリプル・ダブル”、そしてプロ選手達を迎える環境は完全に整っていました。

改めて振り返ると、それは完璧な一日でした。
不安定な天候が続くなか、久々の夏らしい青空。愛してやまない代々木のコートは、パリで行われている世界最高峰の大会「QUAI 54」を目指したと言うスタンド席とコートでドレスアップ。いたる所に掲げられたRUSSELL WESTBROOKのビジュアルとメッセージ。そこに日本全国から数千人のバスケフリーク、そして日頃ALLDAYでしのぎを削っている各チームの選手達が集結。一帯の空気中に漂うバスケ愛。

一般参加の“KNOCKOUT TOURNAMENT”も予想以上の盛り上がりで、お待ちかねの時間はあっという間にやって来ました。

ついにRUSSELL WESTBROOK登場。
終始ご機嫌、サービス精神旺盛なスーパースターにクラクラしている内に、我々の誇り「ALLDAY ALLSTAR TEAM」と、我々の憧れ「TEAM WHY NOT?」 、そのエキシビションゲームが始まりました。一瞬RUSSの存在を忘れてしまうくらい、両チームがセンターサークルで対峙した場面は感動的でしたね。こんな日が本当に来るなんて、そう思いながらレコードを準備していました。

いざ始まったそのゲーム内容は、“これぞ一生に一度のチャンス”だと漲り狂ったALLDAY ALLSTARが最後までリードし勝利。でもオフシーズンの最中、慣れない環境下でも快くプレーしてくれたプロ選手達は、ゲームの勝ち負けを越え、日本のバスケットボールの魅力を存分に伝えてくれました。そしてRUSSも絶妙なタイミングで、満を持してコートに降臨。放つオーラに圧倒されつつ、その一挙手一投足に会場は歓喜したのでした。

真夏の白昼夢の如く、もう過ぎ去ってしまった2018年8月14日。
代々木のコートとALLDAYを愛し続けた、守り続けた人達にとって、ここまでの歴史のクライマックスが訪れた日。それは完璧な一日でした。

奇しくも2005年2月20日にも同じコートにいた人達は、100人にすら満たない観客だったあの日のイベントを思い起こして、こうつぶやいていたはずです、“思えば遠くへ来たもんだ”。あの日と場所こそ全く同じですが。

“また戻ってくる”、そう言ってRUSSELL WESTBROOKは帰ってしまいましたが、その言葉を信じ、代々木のコートの新しい歴史はもう始まっています。歴史なんて言っても、あのコートで老若男女が大好きなバスケを思うがままにプレーするだけです。来る日も来る日も。

あの日、RUSS指定のコート入場曲はLIL UZI VERTの「DO WHAT I WANT」と言う曲でした。
そのサビで連呼されているのは、“NOW I DO WHAT I WANT = 今はやりたいようにやるぜ”。

代々木のコート上で毎日みんなが思っていることと、完全に一致ですね。

DJ MIKO

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