田臥勇太とナイキ エア フォース 1「自分を突き動かすもの」 -前編-

COLUMN | DEC. 22, 2017

1982年、ナイキ エアを搭載した世界初のバスケットボールシューズとしてゲームに革命を起こしたエア フォース 1。発売から35年が経った現代においても、時代の流れに左右されずにシンボリックなモデルであり続けるエア フォース 1とイメージが重なるプレーヤーがいる。Bリーグ2年目のシーズンに挑む37歳のベテラン田臥勇太だ。長きに渡り日本を代表するバスケットボールプレーヤーとしてシーンを牽引し続ける彼が抱くエア フォース1、そしてバスケットボールに対する思いが明かされた。彼を突き動かしているものは何か。前後編に渡ってお届けする。

ーエア フォース1にどんなイメージを持っていますか?

「まず、ブレない格好良さっていうのをすごく感じますね。35年という長い月日もそうですけど、そのスタイルがずっと愛されて、軸となっているものがすごくどっしりしてて動じないような、そういうイメージが好きなんだと思います」

ーはじめて手に入れた時のことを覚えていますか?

「はじめて手にしたのはいつだったかな?はっきりとは覚えてないんですけど、ナイキのスニーカーといえばエア フォースというイメージはすごく持っていたのは覚えてますね」

ーエア フォース 1に足を通すと、どういう気持になりましたか?

「僕の中でバスケットをやっている時以外でもスニーカーを楽しみたいというのがあって、それはすごく楽しい部分で気分転換にもなっています。 結局たくさん履くのはエア フォースだったりするし、合わせやすいっていうのもあるし、しっかりフォーマルな格好にもエア フォースで崩してという感じで、本当にあらゆる場面で活躍してくれますね」

ー今までいろんなエア フォース 1を履いたと思うのですが、どのモデルに思い入れがありますか?

「アメリカにいた20代前半の頃、スニーカーにはいろんな楽しみ方があるんだなって衝撃を受けたことがあったんです。日本から送ってもらった左右のスウォッシュの色が違うエア フォースでがあったんですが、アメリカにはそれを履いている人もそんないなくて、そういうモデルを履かせて頂いている優越感っていうか(笑)」

ーどこでゲットしたんだ?みたいな(笑)

「そうなんです。アメリカに居た時はだいぶ言われました。NBAの選手ですら履いていないレアなモデルを頂けた時は大体エア フォースだったんで(笑)。最近だとファスナーが付いているアクロニウムはヘビーローテションですね。履きやすい、脱ぎやすいっていうのもあるんですが、ロングパンツでもハーフパンツでも何でも合わせやすい。でも行き着くところはホワイトなんですよね。何足かキープしておきたいっていう感じです。いざという時にも頼れるし、本当にこれが一番ですね」

ー昨年のBリーグアワードでも履いてましたよね

「ドレスコード白い靴っていうのがあったんですがバッチリでしたよね。用意してもらった足元がエア フォースだったんで安心感があったんですよね。僕もこれなら何着ても間違いないなって」

ーBリーグ2年目のシーズンがはじまりました。昨シーズンの優勝チームが東地区の最下位というこの現状をどう捉えていますか?

「これはまた新しいチャレンジだなってすごく思っています。他のチームは優勝を逃したわけなんで必死に来るのは当然のことで、自分たちも優勝したからと言ってもそれは去年のことですし。素晴らしいことを成し遂げたチームだとしても、こうやって体制が変わっていくことは当然のことなんで。この変化の中、今シーズン優勝を目指すチームをどんなアプローチで作っていくのか。僕はまたこの新しいチャレンジをこの歳でできていることを、すごくありがたいと思っています。なので勝率的には最下位ですけども、その分学ぶことが本当にたくさんある毎日を過ごせています」

ーどうやったらそんなマインドになれるのでしょうか?

「勢いがあって勝っている時って自然と良くなるのは当然のことで、まぁそれはそれで勢いに乗っていけば良い話なんですけど。中々勝てずに上手くいかない時、明らかに課題がある時にどうアプローチするかっていうことの方が難しいのは当然で、でもその分やりがいをすごく感じるんですよ。地元でお爺ちゃんやお婆ちゃんが『なんか調子悪いね。勝てないね』って言ってきたりすることもあるんですけど、でもね、結果を知ってくださっているだけでもありがたいなと思うし、周りに若干ネガティブな雰囲気があるから、逆にこっちは冷静になれる。一歩引いて状況を見ることを学べるし、これもまた勉強だなって思えるんですよね。キャプテンとしてもそうですけど、今の状態からどうやってチームを良くしていけるかなっていう去年とはまた違うチャレンジができている感じなんですね」

ーやはりベテランになったから常に前向きにチームのことを考えられるのですか?若い世代はどう学んでいけば良いのでしょうか?

「そう。これは若い時は無理だったと思うんです。僕もミスするし上手くいかないことが多いんですけど、ミスしたり失敗した時にダメだよとかじゃなくて、その後にどうカバーするのかということを、この今のチームに浸透させたいと感じています。特に若い新しいメンバーは失敗してもいいから思いっきりやった結果だと思うんで、どうミスを犯した後にやり返そうって思わせるか?そいうところを最近意識しています」

ーそういった目標に向かって絶えることないモチベーションをどうやってキープしているのですか?

「なんかそれをよくね…… 歳を重ねると聞かれるんだなっていうのもまた発見なんですけど(笑)。逆に歳を重ねれば重ねるほど、こうやってまだバスケットができるありがたさを感じるようになってきていて、だからこそ、どんどんバスケットが好きになっていくし、もっとバスケットに対して真摯に向い合わなければいけないと思えるようになってきているので、そうなるとモチベーションが下がるってことなんてなくて、むしろ上っていく一方だっていうのも、歳を重ねて気づいた部分なんです。若い時みたいに体が動かないし、次の日も関係なくたくさん練習なんてできないですけど、その変化も歳を取らなきゃ分からなかったことで。昔はただただトップスピードでやんなきゃって思っていたのが、今はもっと他のことに目を配ってプレーしているし、まだまだやれることはたくさんあるなって思うんです」
後編に続く。

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