田中大貴の決意、もっともっと高いところを目指したい

COLUMN | SEP. 30, 2017

B1東地区の強豪アルバルク東京のエース田中大貴は、Bリーグ屈指のSGとして誰もが認めるスタープレーヤーだ。日本代表においても不可欠なピースとして東京オリンピックへの期待を背負う彼は、今季にかける並々ならぬ思いを秘めていた。クールで寡黙な男が今まさに、自分の殻を破ろうとしている。

アジアカップ前の少ないオフの期間、契約ブランドのイベントに参加した田中に話しを聞くチャンスがあった。オフシーズンにはあまりガツガツ詰め込まず、体作りのトレーニングに重点を置いているという彼は「シーズンが始まると1年間ずっと同じ環境になるから大学に行ったり、色んなところで違う刺激をもらっているんです」と丁寧に答えてくれた。

「代表ではもっともっとハングリーにやれると思う」
去年リオ五輪への世界最終予選のメンバーに入れなかった田中は、今代表で自分が置かれている立場も当たり前じゃないことを知っている。「下からもどんどん若い力が入ってきてますし、以前と比べて良い意味で危機感や緊張感を持ってやれている」代表が強くならないと日本のバスケットボールが盛り上がらないことは分かっている。そのためにも、もっともっと高いところを目指してやっていかなきゃいけない。


今オフは各選手が思い思いの自分が求める新天地へ旅立つ中、「うちのチームがBリーグを引っ張っていく象徴であるようなチームになっていくというビジョンに魅力を感じた」と改めて自分の思いを打ちあけた。
「このチームに入って優勝の経験がないですし、絶対自分が優勝させてからじゃないと離れない」そしてこう続けた。

「なにがなんでも優勝したいという思いがあります。それも1回だけじゃなくて自分がこのチームでやっている間は何回も優勝したいと思ってますし、そういう意味では勝負の年になるんじゃないかな」


 前日本代表テクニカルアドバイザーのルカ・パヴィチェヴィッチ氏を新HCに招いたチームはプレシーズンのカップ戦、アーリーカップで優勝を果たした。「優勝できたのは自信にもなる。でも、もっともっといいチームになれると思っているし、個人的には今日のパフォーマンスには納得がいってない。今よりもいい形で開幕を迎えたい」ともっと上を目指す姿勢に変わりはない。実際にルカHCの練習は試合よりもキツいとチームメイトの誰もが漏らしたが、濃い内容の練習ができている証拠だ。


常に向上心をもって自分の殻を破ろうとする彼でもあと何年できるかわからないと、ふと頭によぎることもあるという。
「もう自分も26(歳)の年。まだ早いですけど、たまにあと何年やれるんだろうって考えたりしますし、そういった意味では無駄にしたくない。目の前のことを全力でやっていきたい。そこが原点だしシンプルにそこに尽きる」
田中大貴がみせるパフォーマンス、自分の殻を破ったスタイルに今季は注目していきたい。

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