3×3 PREMIER.EXE 2017 Season UTSUNOMIYA レポート

COLUMN | JUL. 26, 2017

DAY1 WESTERN CONFERENCE


 

準決勝1 TRYHOOP OKAYAMA.EXE 22 - 5 ZETHREE.EXE

TRYHOOP OKAYAMA.EXEが今季最多の17点差をつける圧勝劇を見せた。立ち上がりからデボーン・ワシントン(#99)がダンクを叩き込むと、長谷川聖(#24)もリングに向かって走り込むなど連続得点。ミスマッチを徹底的に突いて、残り5分で12-3と大量リードを奪って試合を決定づけた。一方、ZETHREE.EXEは大森ラウンドに続いて、同じ相手に大敗したが、外角に頼ることなく、ズレを作って守りを崩そうのするプレーが随所に見られた。下田悠介(#81)の負傷により3人での戦いを強いられた状況を考えれば、及第点と言えよう。

準決勝2  OKINAWA72.EXE 21 - 17WILL.EXE

OKINAWA72.EXEが開幕ラウンド以来となる準決勝突破を決めた。序盤こそリードを許したが、残り6分を切ってスペンサー・ジェニングス(#1)を起点に畳みかける。素早いパス交換からレイアップを決めると、連続2Pシュート、さらには味方のダンクを呼び込むナイスアシストで14-9とチームに流れを呼び込んだ。一方、敗れはしたが、WILL.EXEは猛暑の中、3試合を3人で戦い抜いた。特にコウ・サンボン(#0)が幾度もスピードを生かした突破からチャンスを作ったことは今後に向けた良い収穫になったことだろう。


 

決勝 TRYHOOP OKAYAMA.EXE 21 - 12 OKINAWA72.EXE

大森ラウンドに続き、同じ顔合わせになった決勝戦。今大会の予選ラウンドで完敗(10-21)しているOKINAWA72.EXEは、ジェニングスがドライブでマークを引き付け、ブライアン・シンプソン(#24)の得点を再三にわたって引き出す。加えて3本の長距離砲を打ち込むなど、チームをけん引し、残り6分を切って10-8と食らいつく。しかしTRYHOOP OKAYAMA.EXEは、中盤以降にサイズで優位に立つ長谷川のポストアタックを皮切りに、ワシントンが目の覚めるようなリバースダンクを決めるなど、一気に7点差をつけて勝負あり。チームの強みを最大限に生かした3×3により、全試合KO勝利で飾った。

総評

TRYHOOP OKAYAMA.EXEが最高気温34度におよぶ宇都宮ラウンドを制して、今季2度目の優勝を飾った。大会MVPにはチームを束ねた比留木謙司(#13)が3年ぶり2回目の選出。実に3×3 PREMIER.EXEの1年目の開幕戦、平塚ラウンドで受賞したとき以来のことだ。試合後には「今日、自分がふさわしいかは分からないですけど(笑)」と話したように、スタッツでは他選手だったかもしれない。それでも炎天下の試合を勝ち上がるべく、「(他チームに比べて)選手交代を非常に多くした」、「水分やミネラル(の摂取)、自分たちの体調に気をつけるように1日を通して伝えていた」とチームが高いパフォーマンスを発揮できるように、力を尽くしていたことを明かした。
 一方、OKINAWA72.EXEはベストメンバーで戦ったが、優勝は遠かった。まだ個々で強引に打開するプレーが目立っており、ボールをシェアしてチームで崩しにかかるカタチを早く確立したい。

DAY2 EASTERN CONFERENCE


 

準決勝1 BREX.EXE 13 ‐ 8 TACHIKAWA DICE.EXE

BREX.EXEが粘り強く戦い、ロースコアゲームを制した。序盤からインサイドの攻防が激しくこう着した試合となったが、高崎陽平(#4)と眞庭が好守を見せると、外国籍選手がゴール下をこじ開けて残り3分をきって10-7とリードを奪って逃げ切った。一方、TACHIKAWA DICE.EXEは池田千尋の怪我により、急きょ椎名雄大(#2)が出場を余技なくされたが、その本人も試合中に負傷。相手にミスが多く、つけ入る隙もあったが、名古屋ラウンドを制覇したときのような一体感を欠き、2大会連続Vはならなかった。


 

準決勝2 DIME.EXE 21 ‐ 6 SEALS.EXE

DIME.EXEが固い守りからリズムをつかんで圧勝した。立ち上がりから、サイズで優位に立つニカ・ウィリアムス(#28)が2本のブロックショットで相手のアタックを食い止ると、小松昌弘(#70)も当たり負けすることなくゴール下を死守。攻撃でも外と中をバランスよく突いていき、残り4分すぎには14-4と2桁点差をつけて試合を決めた。一方、SEALS.EXEは初の準決勝進出を決めたが、強いプレッシャーにさらされてミスが目立った。予選ではディフェンスと“ズレ”を作って戦おうとしていただけに今後は精度を上げていきたい。

決勝 DIME.EXE 21 ‐ 17 BREX.EXE

「GO BRE!!」、「GO DIME!!」という両チームの声援が入り乱れて幕を開けた決勝戦。ホームを守り、今季2度目の優勝を狙うBREX.EXEは、開始45秒で0-5と大量失点で出鼻をくじかれる。リング調整による試合中断も味方にできず、一時は9点差を負う展開となるが、残り5分をきってカイル・リチャードソン(#34)のダンクで息を吹き返し、さらにはシュートが不調の眞庭が2Pシュートを打ち込むなど終盤に17-20と猛追。しかしDIME.EXEは鈴木慶太(#7)がショットクロック残り1秒から外角のシュートを沈め、ウィリアムスが相手のドライブを寸前のところで防ぐなど、最後まで逆転許さず、エドワード・モリス(#32)のウイニングショットで激戦を締めくくった。


 

総評

DIME.EXEが“復活”を印象づける3年ぶりのラウンド優勝を飾った。思い返せば、3×3 PREMIER.EXEの初代王者に輝いたのが2014年シーズン。その後はなかなか優勝できず、決勝まで進んだラウンドでも、勝ち切れずにシルバーコレクターに甘んじていた。それだけに今大会は日本人選手と外国籍選手がかみ合い、決勝では完璧なスタートダッシュに成功して勝ち切った。最多得点で大会MVPに選出された鈴木慶太(#7)も「ベストゲームを持ってくることができた」と会心の勝利を喜んだ。

一方、BREX.EXEは2年ぶりの地元開催となったが、「GO BREX」の大声援に優勝という結果で応えることできなかった。眞庭城聖(#27)は「本当に申し訳ない気持ちです。僕たちが勝って皆さんを喜ばせることができなくて残念」と、悔しさをにじませた。しかし敗れはしたが、決勝の終盤戦で猛烈な追い上げを見せた場面は、Bリーグ王者になった5人制のチームのようにどんな逆境をもはね返す姿と重なった。次大会は、土壇場で試合をひっくり返せるまでに、チーム力をさらに磨きあげたい。

Text by Hiroyuki Ohashi

PREMIER.EXE

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