B.LEAGUE COLUMN|僕のことを話そう~千葉ジェッツ 富樫勇樹

COLUMN | MAY. 13, 2017

大男たちをかいくぐって決める技ありのフローターシュート、鮮やかにゴールを射抜く長距離砲、高速ドリブルでコートを駆け抜ける富樫勇樹はスピードとテクニックを併せ持つB.LEAGUEのスター的存在だ。15歳で単身アメリカに渡り、積み重ねた経験が彼をどう育てたのか?『僕のことを話そう』~6番目に登場した富樫が語る話は興味深い。

取材・構成◎Takami Matsubara

チームとして成長できたシーズン

B.LEAGUEが開幕して前半戦途中から13連勝しました。それで波に乗ったというか、チームが勢いづいた状態で天皇杯を迎えたんですね。一発勝負のトーナメントでは勢いがあるチームが強い。今、振り返っても天皇杯で優勝できた最大の勝因は完全に『勢い』だったと思います。だけど、そのあとのリーグ戦を戦いながら徐々に勢いだけではないチームとしての安定感が出てきたのを感じました。終盤に9連勝してレギュラーシーズンを終えられたのもチームとして成長できた証じゃないでしょうか。僕個人としては昨シーズンは良い年とは言えませんでした。アメリカのDリーグやイタリアのセリエAでプレーした経験を経て、それなりに自信を持って日本に帰ってきたんですが、(千葉ジェッツでは)なかなかプレータイムがもらえず、すごく悔しかったし、正直イライラが募ったシーズンでした。でも、そんな1年があったからこそ今シーズンはプレーできることがうれしくて仕方ないというか、倍楽しいというか(笑)。それがいい結果につながっているように思います。

普通の23歳より経験値は高い

僕は大学を卒業してプロデビューした、いわゆるB.LEAGUEのルーキーと呼ばれる選手たちと同い年です。もし、日本の大学を卒業していたら僕もルーキーだったわけですね。そんな自分が歩いてきた道を振り返って思うのは、僕は多分同い年の彼らの何倍もの経験をしてきたに違いないということです。15歳でアメリカに渡ったこともそうですし、バスケット選手としてはDリーグやサマーキャンプの舞台にも立ったこともそうです。日本代表に初めて選んでもらったのは10代のときでした。バスケットをやってきた場所、環境が大きく違うのだから経験することが違うのも当然ですが、なんていうか、僕は1人で乗り越えなくちゃならない経験をいっぱいしてきたと思うんです。ほんとにそういう経験をいっぱいいっぱいしてきました。だから、コートに立つと「ふてぶてしい」なんて言われる。ま、確かにコートの上では普通の23歳よりふてぶてしいかな?と自分でも思いますけど(笑)

ターニングポイント

まだ人生23年生きてきただけですけど、その23年間の中で最初のターニングポイントとなったのはやっぱり中学を卒業してアメリカの高校に進んだことでしょうね。その決断がまず1つの人生の分かれ目だったかなと思います。2つ目のターニングポイントは奨学金を得られなかったことでアメリカの大学に進学できなかったこと。今でも正直、進学したかったなという気持ちはありますが、実際に行ってたらどうだったんだろうということも考えます。もしかすると、まったく出場時間もらえなくて、自分にとってプラスにはならなかったかもしれないし。そう思うと、あのときアメリカでの大学進学をあきらめて日本に帰りbjリーグに入る決断をしたのも大きなターニングポイントだったと思います。


千葉ジェッツ 富樫勇樹

本コラムはB.LEAGUE掲出記事を編集しました。
続きはBリーグサイト

B.LEAGUE
千葉ジェッツ

MOST POPULAR

あなたの知らないカイリー・アービングについての10の事柄

OTHERS | JAN. 10, 2015

日本初の「NIKE KICKS LOUNGE」が 東京・表参道に20…

PRODUCTS | JUL. 23, 2017

ブラジル人第一号リオから横浜に大物選手、レアンドロ・リマが参戦!

FEATURE | JUL. 25, 2017

カイリー・アービング ナイキバスケットボールとアジアツアーに

OTHERS | JUL. 25, 2017