世界に挑む日本人ポイントガード | テーブス海 インタビュー

COLUMN | NOV. 25, 2016

adidasjpn__04009

日本よりさらにレベルの高い環境を求めバスケットボールの本場アメリカに渡り、世界最高峰の選手を目指して挑戦し続けているテーブス海。アメリカで2年目のシーズンを迎えるテーブスは、NCAAディビジョン1のバックネル大学からオファーを受けるなど、その類まれな才能を徐々に開花させようとしている。そんな彼が、今夏2016年のオフシーズンに参加したラスベガスやロサンゼルスでの貴重な体験を語ってくれた。

Photo: Ethan Scott

adidasjpn__03577

ー日本とアメリカの違いをどう感じていますか?

違いと言えば、アメリカ人の考え方、毎試合が自分をアピールできる機会なんだという積極的な考え方は、日本と大きな違いですね。チームで勝つのも大事なんですけど、自分ができることを出し切る大切さを学びました。

adidasjpn__00383

ーアメリカに来てから自分自身成長したことは何ですか?

1日に2試合ある時、最初の試合はすごく調子が悪くて、全然シュートが入らなかったのですが、次の試合で25得点することができたんです。日本にいた頃の自分だったらそのまま落ち込んでしまって、次の試合も悪い調子をそのまま引きずっていたと思うのですが、気持ちを切り替えられることができるようになったのかなって。

adidasjpn__06803

ーメンタルが強くなった感覚でしょうか?

試合後はいつもビデオを観て、お父さん(サンロッカーズ渋谷・BT・テーブスHC)と試合のことを話すんですよ。今日の試合は全然ダメだったって伝えた時「もうお前はどうしたら良いか分かっているから、自分で考えて明日に向けて切り替えるしかないよ」と言われたことがあるのですが、お父さんが言っていた本当の意味が分かった気がしました。

adidasjpn__01422

ーお父さんはどんな存在ですか?

お父さんの影響は強いです。アメリカに来てからは、お父さんと話す機会が減ったから自分で考える時間が増え、今まで言われたこと、今までは聞き流していたことを思い出します。サンロッカーズのことも話してくれます。僕はお父さんのことを応援しているし、お父さんも僕を応援してくれているのをいつも感じています。

adidasjpn__03044

ー今年の夏はトラベリングチームに参加していましたね

New England Playazというチームに参加しました。最初は6thマンでしたが、ラスベガスのadidasのトーナメントの直前で、スタメンPGの選手がケガして自分にチャンスが回ってきました。コーチからも「これからはスタートだからチームを引っ張ってくれ」と言われ、不安もありましたが最終的には得点もアシストもチームで一番の結果を残せました。

adidasjpn__03312

ーロサンゼルス開催されたadidas nationsにも参加したと聞きました

ラスベガスから直接ロサンゼルスに行って、すごく貴重な経験ができました。到着した高級ホテルに自分用のバッシュやアパレルが用意されていたり、ウェルカムディナーがあったり、ここまで期待されているんだなって、これはプロのようにひたむきに努力して頑張るしかないと思いました。

adidasjpn__04757

ーadidas nationsはどんなプログラムだったのですか?

adidas nationは5日間のトレーニングキャンプでした。全米からトップの選手が150名程集められて高校生9チーム、大学生4チームに別れて、NBAや大学の一流のコーチから指導してもらいました。毎日ホテルからバスに乗って、フルコート9面ある体育館に向かうんですが、午前中は練習、夕方からは試合が組まれていました。僕はチームアジアに参加しました。

adidasjpn__04113

ーチームアジアはどんなチームでしたか?

中国人が中心のチームだったので、日本語はもちろん英語も通じなくて、初めて言葉の壁を経験することになりました。日本語しか喋れない高校生が留学するとこんな感じなんだなって肌で感じることができました。言葉でリードできない分、積極的なプレーでリードしようと、なんとかコミュニケーションを取ってチームを引っ張ることだけを考えました。5分間で15得点したハイライトもありました。

adidasjpn__07031

ー同世代のアメリカのトッププレーヤーと同じ場でプレーしたのはどんな気分でしたか?

日本にいるときからYouTubeとかでアメリカの有名高校生のハイライトテープを何回も観て真似していたから、彼らとバスの隣に座って、一緒にバスケして、生活するのは純粋に嬉しかったですね、でも、コートに立てばランクも関係ないし、相手が誰だろうが倒すつもりで向かっていきました。

adidasjpn__02224

ー印象に残ったトレーニングはありました?

午前中のワークアウトでは、例えばステーション1はボールハンドリングとか、幾つかのステーションに分れているんですが、スパーズのベッキー・ハモン(NBA初のフルタイムの女性コーチ)がいるステーションでは、ボールがない5on5の動きを学んだんです。あとジェレミー・リン、チャウンシー・ビラップス、スティーブン・アダムス、クリス・ダン、ジェイレン・ブラウンといった多くのNBA選手にも会うことができました。

adidasjpn__06136

ー誰と会えて一番嬉しかったですか?

クリス・ダンとジェレミー・リンですかね。ジェレミーとはホテルで話す機会があって、面白いエピソードを聞いたんです。ダミアン・リラードが2013-14シーズンプレーオフのロケッツ戦で決めたブザービーターは、実はリラードじゃなくて、他のプレーヤーがシュートを打つセットだったと。あれだけの試合でHCの指示を無視して自分でシュートを打てる強い気持ちが、すごいと思いましたね。

adidasjpn__07632

ーこれから新しいシーズンを迎えますが、これからの目標を聞かせてください

あと2年プレップスクールでプレーして、19歳からディビジョン1の大学でプレーすることが当面の目標です。そして、2020年のオリンピックでは日本を引っ張る存在になりたいと思っています。オリンピックに出場できるかどうか分からない状況だと思いますが、八村塁さんや渡邊雄太さんと一緒に世界に挑みたい。日本はもっと強くなれると信じています。

adidasjpn__03245

テーブス海
Kai Toews

1998年9月17日生れ、兵庫県出身。185cm/85kg
カナダ人の父と日本人の母のハーフとして生まれ、東洋大学京北高等学校に進学後、インターハイに出場。2013年U-17日本代表チームのメンバーにも選出され、現在はU-18日本代表にも招集されている。2015年夏に渡米後はブリッジトン・ アカデミー高で経験を積み、今年はNEPSACリーグチャンピオンのノースフィールド・マウント・ハーマン校に転入。アメリカでの2シーズン目に意欲を燃やす将来有望なポイントガード。

MOST POPULAR

ALLDAY 2017 SUMMER FINAL TOURNEMANT…

EVENT | MAY. 23, 2017

FLY HIGH ミッドナイト・バスケットボール・ファイトクラブ 2n…

GALLERY | MAY. 22, 2017

AKTR制作の「京都大作戦×大阪籠球会コラボバスパン」の発売が決定‼

PRODUCTS | APR. 28, 2017

BOBBITO GARCIA’S FULL COURT 21™ ALL…

OTHERS | MAY. 26, 2017